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鳥の鳴き声と異音の原因を探る!可能性の高い侵入経路
2階建ての一軒家の土壁から鳥の鳴き声と削るような音が聞こえるとのこと、ご心配ですね。山間部ということで、野生動物の可能性も考慮しなければなりませんが、鳴き声から鳥の可能性が高いと判断できます。 まずは、ご指摘いただいた状況を整理し、侵入経路の可能性を探っていきましょう。
エアコンと屋根裏の関連性
エアコン設置場所と屋根上の木の台が、侵入経路と深く関係している可能性が高いです。
* エアコンの設置工事の際に、壁内部や屋根裏への隙間ができてしまった可能性があります。特に土壁は、コンクリート壁に比べて隙間ができやすい性質があります。
* 屋根上の木の台は、エアコン室外機の設置場所ですが、鳥が足場として利用し、そこから屋根裏に侵入している可能性があります。
* 「カタン」という音は、鳥が木の台やエアコン室外機周辺の木材をくちばしで削ったり、移動する際に小さな部材を落とした音かもしれません。
鳥の侵入経路の特定方法
具体的な侵入経路を特定するには、以下の手順で調査を進めてみましょう。
1. 屋根裏の点検
まずは、屋根裏にアクセスできるか確認しましょう。点検口があればそこから、なければ専門業者に依頼して屋根裏に上がってもらいましょう。
* 屋根裏全体を注意深く観察し、鳥の巣、羽根、糞がないかを確認します。
* エアコンの配管周り、木の台周辺、壁と屋根の接合部などを重点的に確認しましょう。小さな隙間でも、鳥は侵入できる可能性があります。
* 木材の腐食や破損がないか確認します。鳥が木材を削って巣を作っている可能性があります。
2. 壁の点検
屋根裏に異常がなければ、壁の点検に移りましょう。
* エアコンの設置箇所の壁を叩いてみて、空洞音がしないか確認します。空洞音があれば、壁内部に隙間がある可能性があります。
* 内壁の仕上げ材(クロスや漆喰など)に異常がないか確認します。剥がれや変色があれば、内部に問題がある可能性があります。
* 専門業者に依頼して、壁の内部を調査してもらうのも有効です。内視鏡カメラなどを使って、壁内部の状況を確認できます。
3. その他の侵入経路
* 換気扇:換気扇の開口部から侵入している可能性も考えられます。換気扇のフィルターやカバーに隙間がないかを確認しましょう。
* 雨どい:雨どいを伝って屋根裏に侵入している可能性も考えられます。雨どいの状態を確認しましょう。
ノコギリの音と鳥の関係性
「一時期ノコギリのような音が部屋で響いてた」という情報も重要です。これは、鳥が木材を削る音とは異なる可能性があります。
* リフォーム工事:近隣でリフォーム工事を行っていた可能性があります。
* 動物による被害:リスやネズミなどの小動物が壁を齧っていた可能性もあります。
専門家への相談
自分で調査しても原因が特定できない場合は、害虫駆除業者や建築業者に相談しましょう。専門家は、適切な調査方法と対策を提案してくれます。 特に、屋根裏へのアクセスが困難な場合や、壁内部の調査が必要な場合は、専門家への依頼がおすすめです。
鳥の侵入を防ぐ対策
侵入経路が特定できたら、適切な対策を行いましょう。
* 隙間を塞ぐ:発見した隙間は、コーキング剤などで確実に塞ぎましょう。
* 巣の撤去:鳥の巣を発見した場合は、専門業者に依頼して安全に撤去してもらいましょう。
* 侵入防止ネット:屋根裏や換気扇などに、鳥の侵入を防ぐネットを設置しましょう。
* 防鳥ネット:エアコン室外機や木の台に防鳥ネットを設置しましょう。
まとめ:丁寧な調査と適切な対策で安心を
鳥の鳴き声と異音の原因究明は、丁寧な調査が重要です。 ご自身でできる範囲で調査を行い、それでも解決しない場合は専門家の力を借りましょう。 早めの対応で、鳥による被害を防ぎ、安心できる住まいを保ちましょう。