Contents
高圧洗浄機による壁紙掃除は危険!
結論から言うと、高圧洗浄機は壁紙の掃除には絶対に使用しないでください。 高圧洗浄機は強力な水圧で汚れを落とすため、フローリングなどの硬い素材には効果的ですが、壁紙はデリケートな素材です。高圧洗浄機を使用すると、壁紙が剥がれたり、破損したり、最悪の場合、壁内部にまで水が浸透し、カビや腐食の原因となる可能性があります。 ベチャベチャになるどころか、深刻な被害を招く危険性が高いのです。
黄ばんだ壁紙の掃除方法:プロが推奨する3つのステップ
タバコのヤニや汚れで黄ばんでしまった壁紙の掃除は、適切な方法で行うことが重要です。高圧洗浄機はNGですが、効果的な方法があります。以下に、プロのクリーニング業者も推奨する3つのステップをご紹介します。
ステップ1:準備と素材選び
まずは、掃除に必要なものを準備しましょう。
- マイクロファイバークロス:吸水性が高く、汚れをしっかり落とせます。数枚用意しておくと作業効率が上がります。
- バケツ:洗剤液を浸け置きするのに使用します。
- スプレーボトル:洗剤液を吹き付けやすく、均一に塗布できます。
- 脚立:天井の掃除をする際に必要です。安全に作業できる高さのものを選びましょう。
- 中性洗剤:アルカリ性洗剤は壁紙を傷める可能性があるので、必ず中性洗剤を使用しましょう。食器用洗剤などがおすすめです。
- ヘラ(オプション):頑固な汚れを落とす際に使用します。プラスチック製など、壁紙を傷つけにくい素材を選びましょう。
- ゴム手袋:洗剤による手荒れを防ぎます。
- マスク:ホコリや洗剤の臭いを吸い込まないために着用しましょう。
ステップ2:洗剤液を作り、汚れを落とす
バケツにぬるま湯を入れ、中性洗剤を数滴混ぜて洗剤液を作ります。濃度が高すぎると壁紙が傷む可能性があるので、薄めに作りましょう。 スプレーボトルに洗剤液を入れ、黄ばんでいる部分に吹き付けます。
- 拭き掃除:マイクロファイバークロスを洗剤液に浸し、絞ってから壁紙を丁寧に拭いていきます。強くこすりすぎると壁紙が傷むので、優しく拭くことが大切です。上から下へ、一方向に拭くことで拭きムラを防ぎます。
- 頑固な汚れ:ヘラを使う場合は、優しくこすりながら汚れを落とします。ヘラを使用する際は、目立たない場所で試してから使用しましょう。
- 天井掃除:脚立を使用する際は、必ず安定した場所を選び、安全に配慮して作業しましょう。誰かに手伝ってもらうのもおすすめです。
- 拭き取り:洗剤液を拭き取った後は、きれいな水を含ませたマイクロファイバークロスで拭き取ります。その後、乾いたクロスで水分を完全に拭き取ります。
ステップ3:乾燥と仕上げ
洗剤液を拭き取り、十分に乾燥させます。乾燥させる際は、換気を良くし、直射日光を避けてください。乾燥後も拭きムラが残る場合は、再度ステップ2を繰り返してみましょう。
壁紙の素材による掃除方法の違い
壁紙の素材によって、適切な掃除方法が異なります。例えば、ビニールクロスは比較的丈夫で、水拭きにも耐えられますが、紙クロスは水に弱いため、水拭きは避けるべきです。 掃除前に、壁紙の素材を確認し、適切な方法を選びましょう。 不明な場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
プロのクリーニングサービスの活用
自分で掃除しても黄ばみが取れない場合、または、時間がない場合は、プロのクリーニングサービスを利用するのも良い方法です。プロは専門の洗剤や機材を使用し、より効果的に黄ばみを落とすことができます。 費用はかかりますが、綺麗に仕上がるとともに、壁紙の寿命を延ばす効果も期待できます。
黄ばみ予防のための対策
黄ばみを予防するためには、日頃から以下の点に注意しましょう。
- 換気をよくする:部屋の換気を良くすることで、湿気やタバコの煙などの汚れが溜まるのを防ぎます。
- 定期的な掃除:こまめな掃除をすることで、汚れが蓄積するのを防ぎます。週に一度程度の掃除がおすすめです。
- タバコを吸わない:タバコの煙は壁紙にヤニを付着させ、黄ばみの原因となります。禁煙、または換気扇の下でのみ喫煙するなど、対策を行いましょう。
- 空気清浄機を使用する:空気清浄機を使用することで、空気中の汚れを吸着し、壁紙への汚れの付着を防ぎます。
まとめ
高圧洗浄機は壁紙の掃除には使用できません。黄ばんだ壁紙を掃除する際は、上記の方法を試してみてください。それでも改善しない場合は、プロのクリーニングサービスの利用を検討しましょう。 日頃から換気を良くし、定期的な掃除を行うことで、黄ばみの予防にも繋がります。