鳩の飼育と放鳥:安全な環境と幸せな未来のために

昨年12月初めに、巣立ちまもない鳩がカラスに襲われて瀕死な状態を保護し、獣医に診せ傷を縫合の後、おそらく生後45日位だった為か、強制的にシリンジで餌やりを7日ほどしたら、元気になりました。ぐったりした状態でしたが、かなり元気になりました。今は、ペット用のゲージで飼っています。羽が抜け変わる時期?なのか、少々大変ですが(^^ゞ 1日に2回ほど部屋の中で1時間ほど羽ばたかせたりしています。ゲージのまま外に出すと、そわそわして、外に出たいのかと思いましたら、家の中の方が好き?安心なようです。春になったら、外に放そうか?しかし、生きていけるのか?はたまた、帰省本能で夜は帰ってくるのか?外で自由に飛ばせたあげたい気持ちもしますが、すぐに、カラス等に襲われるかも?と思うと悩みます。鳩って、九官鳥やオウムの様に小さなゲージで飼う事には、だいぶ無理があるのでしょうか?それとも、広めの厩舎なら、外には出さず、その中でも飼えるものなのでしょうか?もし、放鳥する場合の希望手順としては、屋外に広めの鳩舎を作って、しばらく屋外に慣らしてから、放鳥し、夜に戻ってきてもらうのが理想なんですが、、、、この辺りにはカラスの大群がいるし、筋力の無い今の状態の鳩を、いきなり放鳥するのは無謀のような気もします・・・。放して数時間後に天国行きなのも、はたしてそれが運命なのか?とも考えてしまいます。経験のある方にアドバイス頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

保護した鳩の飼育と放鳥に関する悩み

あなたは、瀕死状態の鳩を保護し、懸命に飼育してこられました。 鳩の健康状態も回復し、放鳥を検討されているとのことですが、カラスの危険性や鳩の生存能力への不安を抱えているようです。 小さなゲージでの飼育が適切なのか、放鳥する際の理想的な手順、そして放鳥後の鳩の生存率など、多くの疑問をお持ちのことと思います。

鳩の飼育環境:ゲージから広々とした空間へ

まず、鳩を小さなペットゲージで飼育することについてですが、これは長期的な飼育には適していません。 鳩は比較的大きな鳥であり、自由に羽ばたき、飛び回るスペースが必要です。 狭いゲージでは、羽根の伸びが悪くなったり、ストレスが溜まり、健康状態が悪化したりする可能性があります。

適切な飼育スペースとは?

理想的には、広々とした屋内ケージを用意するか、鳩舎を建設することをお勧めします。 屋内ケージの場合は、十分な高さがあり、羽ばたけるスペースを確保しましょう。 鳩舎の場合は、天敵から保護できる構造で、かつ換気の良い場所を選びましょう。 床材には、清潔さを保ちやすく、鳩の足に優しい素材を選びましょう。

放鳥の準備:段階的なステップで安全性を確保

いきなり放鳥するのは危険です。 特に、カラスなどの天敵が多い地域では、段階的な放鳥準備が不可欠です。

ステップ1:屋内でのフライトトレーニング

現在、1日に2回、1時間ほど部屋の中で羽ばたかせているとのことですが、これは非常に良い取り組みです。 これを継続し、徐々に時間を長くすることで、鳩の筋力と飛行能力を高めましょう。 広い部屋で自由に飛べるようにするのも効果的です。

ステップ2:屋外ケージへの移行

次に、屋外に設置した大きなケージに移行します。 最初は、数時間だけ屋外に出して、徐々に時間を延ばしていきます。 この段階で、鳩が外の環境に慣れることが重要です。 ケージは、天敵から保護できる構造であること、そして、鳩が出入りできる出入り口を設けることを忘れないでください。

ステップ3:放鳥と観察

十分に屋外環境に慣れたと判断できたら、いよいよ放鳥です。 最初は、短時間だけ放鳥し、様子を観察します。 鳩舎に戻ってくるようであれば、徐々に放鳥時間を延ばしていきましょう。 常に鳩の行動を注意深く観察し、危険がないか確認することが大切です。

放鳥後の生存率を高めるための工夫

鳩の放鳥後の生存率を高めるためには、以下の点に注意しましょう。

  • 餌やり:鳩舎に常に餌と水を用意しておきましょう。 鳩が安心して戻ってこれるように、お気に入りの餌を用意するのも効果的です。 野生では、種子や果実などを食べます。
  • 天敵対策:カラスなどの天敵から保護するために、鳩舎の周囲にネットなどを設置するなどの対策を講じましょう。 また、鳩舎の位置も重要です。 高い位置に設置したり、視界が開けている場所に設置したりすることで、天敵から身を守りやすくなります。
  • 健康管理:定期的に鳩の健康状態をチェックし、異常が見られた場合は、獣医に相談しましょう。
  • 安全な場所の確保:鳩舎の近くに、鳩が安全に休息できる場所(木や茂みなど)があることも重要です。 これにより、鳩が安心して休息し、体力回復に繋がる可能性があります。

専門家の意見:野生動物の保護について

野生動物の保護に詳しい専門家によると、野生に戻すことが必ずしも最善とは限りません。 特に、人間の手によって育てられた鳩は、野生での生存能力が低い可能性があります。 放鳥する前に、獣医や鳥類の専門家に相談し、鳩の状態や地域の環境などを考慮した上で、最適な方法を検討することが重要です。

まとめ:鳩との未来を考える

鳩を保護し、飼育するということは、大きな責任を伴います。 放鳥は、鳩にとって幸せな未来を築くための手段の一つですが、その過程にはリスクも伴います。 十分な準備と、継続的な観察を通して、鳩の安全と幸せを最優先に考え、行動しましょう。 専門家の意見を参考に、最善の選択をしてください。

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