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鳥の放鳥とケージへの誘導:安全でストレスフリーな方法
小桜インコとボタンインコを飼われて、放鳥の楽しさと、ケージへの戻し方の苦労を感じていることと思います。愛鳥が自由に飛び回り、楽しそうに過ごす姿は飼い主さんにとっても幸せな時間ですよね。しかし、手乗りでないインコをケージに戻すのは、確かに一苦労です。夜になって目が利かなくなった頃に戻す方法では、鳥にも飼い主さんにもストレスがかかりますし、急な用事の際も不安ですよね。
この記事では、安全でストレスフリーな放鳥とケージへの戻し方、そして急な用事への対策について、具体的な方法をご紹介いたします。
ケージへの誘導をスムーズにするための3つのステップ
インコをスムーズにケージに戻すためには、以下の3つのステップが重要です。
ステップ1:ケージを魅力的な空間にする
インコが自らケージに戻りたくなるように、ケージ内を快適で魅力的な空間にしましょう。
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- お気に入りの餌やオヤツをケージ内に置く:普段とは違う特別なご褒美を用意することで、ケージへの誘引効果を高めます。ひまわりの種や粟穂、お気に入りのペレットなどを少量ずつ、ケージ内の様々な場所に配置してみましょう。
- お気に入りの休憩場所を作る:インコが安心して休める場所を用意しましょう。ブランコや止まり木、巣箱などを設置し、多様な選択肢を提供することで、インコが快適に過ごせる空間を作ることができます。素材にもこだわり、自然素材の止まり木などを選ぶと、より魅力的になります。
- ケージの位置を見直す:ケージの位置が、インコにとって落ち着ける場所かどうかを確認しましょう。直射日光が当たらない、風通しの良い場所を選び、騒音や人の往来が少ない場所に設置することが重要です。また、ケージの周囲に、インコが落ち着いて過ごせるようなインテリアを配置するのも効果的です。
- ケージの清掃を徹底する:清潔な環境は、インコにとって非常に重要です。ケージは定期的に清掃し、常に清潔な状態を保ちましょう。糞や食べ残しなどをこまめに取り除くことで、病気の予防にも繋がります。
ステップ2:誘導のタイミングと方法
インコがケージに戻りやすいタイミングを見極めることが重要です。
- 夕方の薄暗がりを利用する:日が暮れ始め、自然とインコが落ち着いてくる時間帯を狙いましょう。この時間帯は、インコが眠気を催し始め、ケージに戻ることを受け入れやすくなります。
- お気に入りの言葉や音で呼ぶ:インコが反応しやすいお気に入りの言葉や音で、優しく呼びかけましょう。「おいで」「ご飯だよ」など、普段から使っている言葉を使うのが効果的です。同時に、お気に入りのオヤツをケージの入り口付近に置いたり、ケージの扉を開けておくことで、インコを誘導します。
- ゆっくりと近づき、焦らず待つ:インコにプレッシャーを与えないように、ゆっくりと近づき、焦らずに待ちましょう。インコがケージに近づくまで、優しく見守ることが大切です。無理やり捕まえようとすると、インコは警戒し、ケージに戻ろうとしなくなります。
- おもちゃや止まり木で誘導する:インコが好むおもちゃや止まり木をケージの入り口付近に設置し、自然とケージに誘導する方法もあります。おもちゃで遊びながらケージに近づいていくことで、インコは抵抗なくケージに入ることができるでしょう。
ステップ3:急な用事への対策
急な用事ができた場合に備えて、事前に対策を立てておきましょう。
- ケージを安全な場所に設置する:ケージは、インコが安全に過ごせる場所に設置しましょう。高い場所や、子供が触れられない場所に設置することで、事故を防ぐことができます。また、ケージの扉がしっかり閉まるか、定期的に確認しましょう。
- ペットシッターや動物病院に相談する:急な用事でインコを世話できない場合は、ペットシッターや動物病院に相談しましょう。ペットシッターは、一時的にインコの世話を代行してくれます。動物病院では、緊急時の対応についても相談できます。
- 信頼できる人に預ける:信頼できる家族や友人などに、一時的にインコを預けることも検討しましょう。事前に、インコの世話の方法などをきちんと説明しておきましょう。
- 自動給餌器・給水器の導入:自動給餌器や給水器を導入することで、短時間であれば留守番も安心です。ただし、これらの機器は補助的なものであり、常にインコの様子を確認する必要があります。
インテリアと鳥との共存:安全で快適な空間づくり
インコと安全に暮らすためには、インテリアにも配慮が必要です。
- 危険なものを撤去する:電化製品のコード、小さな家具、有毒植物などを、インコが届かない場所に移動させましょう。また、窓やベランダには、インコが飛び出さないように対策が必要です。
- 鳥かごの設置場所:鳥かごは、直射日光が当たらない、風通しの良い場所に設置しましょう。また、ケージの周囲には、インコが落ち着いて過ごせるようなインテリアを配置すると良いでしょう。例えば、自然素材の家具や、落ち着いた色のカーテンなどを取り入れることで、リラックスできる空間を作ることができます。
- 床材への配慮:床材は、インコが誤って食べてしまっても安全な素材を選びましょう。また、滑りにくい素材を選ぶことで、インコがケガをするリスクを軽減できます。
専門家のアドバイス
鳥類専門の獣医や飼育経験豊富なブリーダーに相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。彼らの専門的な知識は、愛鳥との生活をより安全で快適なものにする上で非常に役立ちます。
まとめ
小桜インコとボタンインコとの生活をより豊かなものにするためには、放鳥とケージへの戻し方、そして急な用事への対策をしっかりと準備することが大切です。この記事で紹介した方法を参考に、愛鳥と安全で楽しい時間を過ごしてください。