高齢者施設における介護の現状と改善策:虐待・ネグレクトの可能性と対応

虐待?ネグレクト?高齢者施設グループホームでの事です。オーナーは60歳前後の男性。週2、3回夜勤に入っています。夜勤以外は基本現場に入りません。そのオーナーの考えがちょっと…オーナーは平然と『僕はオムツ交換とかできないからね』と夜間のオムツ交換、トイレ誘導を一切しません。9人中、3人が拘束着(つなぎ)。部屋には鍵。他の方は例えば、小パット2枚、ビッグパット1枚、フラット2枚、紙オムツ1枚、リハパン1枚。これを就寝前に一度にします。リハパンは紙オムツの上に履きオムツカバー代わりです。次の日、早出が出勤してくるまでこの状態です。みんなダルマ状態です。なぜオーナーが夜勤をするのか?それを問うと『夜勤に入れる職員がいないから』という事ですが、職員が足りていてもオーナーの夜勤日数は変わりません。オーナーが夜勤明けの日は早出が1人で起床介助をします。本当は7時半出勤なのに7時に出勤しないと間に合いません。もちろん時間外手当なんてつきません。いや…むしろ手当なんかよりも利用者のみんなが可哀相すぎて…。職員の間でも暗黙の了解みたいな感じで誰も言い出す事すらしません。私はとりあえずオーナーが夜勤するなら、せめてオムツ交換、トイレ誘導をしてほしいと思います。ご家族から介護料を戴いているのにこの状態っておかしくないですか?これって一般的な施設じゃありえないですよね?私もこんな施設初めてです。オーナーに直接言っても改善できませんでした。これは虐待に該当しますか?改善するには地域の福祉課に言ったらいいんでしょうか?そんな状態を何もできず見ているのが苦痛です。助言を頂けたらと思います。よろしくお願いします。補足オーナーの夜勤回数が実は週に4回もある事が分かりました。と言う事は週に4日も夜~朝にかけてオムツ交換、トイレ誘導されていない事になります。シフトには実際には現場に入っていない人の名前が2つあります。その2つの名前でオーナーが夜勤に入っています。わざと名前を変えてシフトに書いているという事は、悪い事をしていると分かっているからでしょう。拘束着も洗濯した時は一目のつかない裏に干すように言われます。

高齢者施設における介護の質と倫理的問題

ご報告いただいた状況は、深刻な問題を含んでいます。利用者の尊厳を著しく損なう行為であり、虐待ネグレクトに該当する可能性が高いです。具体的に見ていきましょう。

1. 身体的・精神的虐待の可能性

* オムツ交換・トイレ誘導の怠慢:夜間におけるオムツ交換やトイレ誘導の徹底的な怠慢は、利用者の身体的苦痛、不潔感、尊厳の侵害につながります。これは明確なネグレクトであり、身体的虐待にも発展する可能性があります。
* 拘束着の使用:3名もの利用者が拘束着を使用していることは、大きな問題です。拘束は、身体的制約だけでなく、精神的苦痛をもたらします。必要最小限の拘束で、その理由や期間を明確にすることが重要です。現状では、過剰な拘束の可能性が高いです。
* 鍵のかかった部屋:利用者の自由を制限する行為は、精神的な苦痛を与えます。プライバシーの侵害にもあたり、深刻な問題です。

2. ネグレクト(怠慢)の可能性

* 不適切な介護:夜間における適切な介護が提供されていないことは、ネグレクトそのものです。利用者の清潔さ、快適さ、安全が確保されていません。
* 人員不足と時間外労働:人員不足を理由に、オーナーが夜勤を行うという状況も問題です。しかし、オーナー自身が介護業務を放棄していることは、人員不足を言い訳にできない重大な問題です。早出職員への過剰な負担も、施設運営の重大な欠陥を示しています。
* シフトの不正:オーナーが自身の夜勤を別の職員の名前で記載していることは、不正行為であり、施設運営の信頼性を著しく損なう行為です。

3. 法律上の問題

これらの行為は、高齢者虐待防止法に抵触する可能性があります。高齢者虐待防止法では、身体的虐待、精神的虐待、性的虐待、ネグレクト、経済的虐待が規定されており、今回のケースはネグレクト、身体的虐待、精神的虐待に該当する可能性が高いです。

改善策:具体的な行動

現状を改善するためには、以下のステップを踏むことをお勧めします。

1. 証拠の収集

* 記録:利用者の状態、オーナーの言動、職員の証言などを詳細に記録しましょう。日付、時間、具体的な状況を明確に記述することが重要です。写真や動画の証拠があれば、より効果的です。
* 証人:他の職員や、可能であれば利用者の家族にも相談し、証言を得ましょう。

2. 関係機関への通報

* 福祉事務所:まずは、地域の福祉事務所に状況を報告しましょう。福祉事務所は、高齢者虐待の相談窓口として機能しており、適切な対応を取ってくれます。
* 警察:状況によっては、警察への通報も検討する必要があります。特に、身体的虐待や拘束が明確な場合は、警察への通報が適切です。

3. その他の対応

* 匿名通報:匿名で通報することも可能です。通報する際に、自分の身を守るために匿名性を確保することも重要です。
* 弁護士への相談:状況が複雑な場合や、法的措置を検討する場合は、弁護士に相談することをお勧めします。

専門家の視点:介護施設の運営と倫理

介護施設の運営においては、利用者の権利と尊厳を最優先することが不可欠です。オーナーの「オムツ交換はできない」という発言は、介護職員としての資質を欠如していることを示しています。介護業務は、専門的な知識と技術、そして強い倫理観を必要とします。

オーナーの行為は、介護の倫理に反するだけでなく、施設の運営管理にも重大な問題があります。人員配置、シフト管理、記録管理など、施設運営のあらゆる面で改善が必要です。

具体的なアドバイス:あなたの行動指針

現状を改善するためには、あなたの勇気ある行動が不可欠です。一人で抱え込まず、関係機関に相談し、適切な支援を受けることが重要です。

* 記録を詳細に作成する:日付、時間、状況、証言などを正確に記録しましょう。
* 福祉事務所に相談する:匿名で相談することもできます。
* 他の職員と連携する:同じように苦痛を感じている職員がいるかもしれません。協力して問題解決に取り組みましょう。
* 自分の安全を確保する:報復を受ける可能性も考慮し、安全な方法で行動しましょう。

まとめ

高齢者施設における適切な介護は、利用者の尊厳と安全を確保するために不可欠です。今回のような状況は、決して許されるものではありません。関係機関への通報、証拠の収集、そして他の職員との連携を通して、問題解決に向けて積極的に行動を起こすことが重要です。

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