高齢者の被害妄想と家族関係:認知症の可能性と対応策

切迫しています。祖母と親の関係悪化。認知症!? 昨年11月に祖母がガンで入院。 幸い大事に至らず、手術をして2月に退院しました。 入院中、物忘れが激しかったのですが、環境が違うストレスかと思い、実際退院してからは物忘れは目立ちませんでした。 しかし、最近被害妄想が。「このご時勢、暖房や不要な冷蔵庫は切ろう。」と父が言いました。 すると祖母は自分だけに言われていると思い、自分の部屋にこもり、暖房を付けずに 「寒い、寒い。」と。私も親も、「暖房は付けるんだよ。」と言って付けてあげても、 「今そんな事言ったって、後になって家にいるだけなのに暖房使うなとか言うんだ!」 「いつ死んだっていいんだ。」 「自宅の牢屋にいるようなもんだ。」 「私がリビングにいると、父が変な顔をする。私がいるのが嫌なんだ。」 しまいには、「ご飯が遅いし、退院後なのに重い食事だ。7時まで待っていられるか。」 母も働いているので、そうそう6時になんてご飯は食べられません。 病院食のようなものも、毎日作れません。 とうとう一緒にご飯を食べるのをやめ、今日私に「フランスパンとバナナを買ってきてくれ。」と。 それで食事を摂るつもりです。 たしかに、父は物言いがキツイ所があり、父に注意をしました。 父も反省し、これからは気をつけると言います。 祖父は10年前に他界し、近所ともトラブルがあり、近所のお年寄りとも交流がなくなりました。 祖母は本当に家に1人です。 母も気遣って、趣味の教室やら高齢者のカウンセラー(話し相手)など調べ、祖母に提案しました。 でも、「この寒いのにどこに行けるか!」と。 厄介払いされるとでも思っているのでしょうか。 もちらん私達にも直すべき所はあるし、お互い歩み寄ろうと提案しました。 ですが、祖母が意地になっていて取り付くしまがない状態です。 1人でいるから、悪い方向にかんがえてしまうのも仕方ないのかと思っていたのですが、 姉に相談したら、「認知症の症状じゃないといいんだけど・・。」と。 ただ意地になっているだけだと思っていたのですが、そっちの不安も。 どうしたらいいでしょうか。 このままでは家庭崩壊です。祖母の体調も心配です。 話し合うにしても、つい私達も感情的になってしまうので、間にカウンセラーのような中立の立場の人に入ってもらった方がいいのかと思っています。 本当は家族内で解決するべきなのに情けないですが・・・。 もし認知症だったらどうすればいいのでしょう。 支離滅裂で申し訳ないですが、アドバイスよろしくお願い致します

高齢者の被害妄想と家族関係悪化:原因を探る

ご祖母様の状況、大変お辛いですね。ご家族の皆様も疲弊されていることと思います。ご祖母様の言動は、単なる意地悪ではなく、認知症の可能性を含め、複数の要因が複雑に絡み合っている可能性があります。まずは、その原因を一つずつ丁寧に見ていきましょう。

1. 身体的な要因:がん手術後の影響と健康状態

昨年のがん手術は、ご祖母様の身体的・精神的な負担になった可能性があります。手術後の痛みや倦怠感、ホルモンバランスの変化などが、精神状態に影響を与え、被害妄想や感情の起伏を激しくしている可能性があります。また、高齢者特有の体の不調も影響しているかもしれません。定期的な健康診断や医師への相談が重要です。

2. 精神的な要因:孤独感と不安

ご祖父様の他界、近所とのトラブル、そして入院経験など、ご祖母様は大きな精神的ストレスを抱えていると考えられます。特に、ご自宅で一人きりで過ごす時間が長いことは、孤独感や不安を増幅させ、被害妄想につながる可能性があります。

3. 環境的な要因:家族関係とコミュニケーション

ご質問からは、ご家族間のコミュニケーションに課題があることが伺えます。お父様のきつい物言いは、ご祖母様の不安や不信感を増幅させている可能性があります。また、ご家族の皆様も、ご祖母様の言動に疲れてしまい、感情的に対応してしまう場面もあるのではないでしょうか。

4. 認知症の可能性

ご姉様の指摘通り、認知症の可能性も否定できません。認知症初期症状には、物忘れ以外にも、判断力の低下、感情の不安定、被害妄想などが含まれます。ご祖母様の症状は、認知症の初期症状と重なる部分があります。

具体的な対応策:専門家への相談と家族の協調

ご家族だけで解決しようとせず、専門家の力を借りることが重要です。

1. 認知症の専門医への受診

まずは、ご祖母様を認知症の専門医に診てもらうことを強くお勧めします。専門医は、ご祖母様の症状を詳しく診察し、認知症かどうか、また、どの程度の進行度合いなのかを判断します。早期診断・早期治療が、症状の進行を遅らせる上で非常に重要です。

2. 精神科医または心療内科医への相談

認知症の診断がつかなかったとしても、精神科医または心療内科医に相談することで、ご祖母様の精神状態を改善するための治療やサポートを受けることができます。抗不安薬や抗うつ薬などの薬物療法、認知行動療法などの心理療法が有効な場合があります。

3. 家族療法への参加

家族療法は、家族間のコミュニケーションを改善し、互いの理解を深めるための治療法です。専門家の指導の下、ご家族で話し合い、それぞれの役割や責任を明確にすることで、ご祖母様への対応をより円滑に進めることができます。

4. ケアマネージャーへの相談

ケアマネージャーは、介護に関する様々な相談に対応し、適切なサービスを繋いでくれる専門家です。介護保険サービスの利用方法や、デイサービス、訪問介護などの介護サービスの利用についても相談できます。

5. 高齢者向け支援サービスの利用

ご祖母様の孤独感を解消し、社会との繋がりを維持するために、高齢者向けの支援サービスの利用を検討しましょう。

* **デイサービス:** 日中、施設に通い、仲間と交流したり、レクリエーションに参加したりすることができます。
* **訪問介護:** 介護職員がご自宅に訪問し、家事援助や身体介護を行います。
* **高齢者向けサークルや趣味教室:** 同じ趣味を持つ仲間と交流することで、社会参加の機会を増やし、孤独感を軽減できます。
* **認知症対応型デイサービス:** 認知症の高齢者向けに、専門的なケアを提供するデイサービスです。

家族間のコミュニケーション改善:具体的なステップ

ご家族間のコミュニケーション改善も重要です。

1. 穏やかな言葉遣い

ご家族は、ご祖母様に対して、穏やかで優しい言葉遣いを心がけましょう。感情的な言葉や命令口調は避け、共感的な姿勢で接することが大切です。

2. 積極的な傾聴

ご祖母様の話をじっくりと聞き、感情を受け止めましょう。たとえ、ご祖母様の言動に納得できないとしても、まずは彼女の気持ちを理解しようと努めることが重要です。

3. 具体的な行動で示す

言葉だけでなく、具体的な行動で愛情や配慮を示すことも大切です。例えば、一緒に散歩に出かけたり、好きな音楽を聴いたり、一緒にテレビを見たりするなど、ご祖母様が楽しめる時間を共有しましょう。

4. 定期的な家族会議

定期的に家族会議を開き、ご祖母様の状態や対応について話し合う時間を設けましょう。それぞれの意見を出し合い、協力しながら、最善の対応策を検討していくことが重要です。

まとめ:専門家の協力を得ながら、家族で支える

ご祖母様の状況は、ご家族だけで解決するのは難しいかもしれません。しかし、専門家の協力を得ながら、ご家族が協力して支えることで、状況は必ず改善に向かうでしょう。まずは、専門医への受診を検討し、そこから具体的な対応策を一つずつ進めていきましょう。ご家族の皆様が、少しでも穏やかな日々を送れるよう、心から願っています。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)