高齢者の老人ホーム入居と家族への電話対応:ストレス軽減と円滑なコミュニケーションのための対策

老人ホームについて。祖母が老人ホームへ入居しています。認知症ではないですが、祖母のあまりのわがままで母親(実母)がうつ状態になってしまい、入居させました。ですが、祖母が老人ホームから母親に電話をかけろと言うそうです。母は祖母の声を聞くだけで、震えと頭痛がします。なので、絶対家にはかけないでほしいとホームにお願いしました。入居して半年が経ったころに祖母からいきなり母親に電話がありました。母が電話に出て、青ざめた顔をしているので、電話をかわったら祖母でした。施設の責任者は他の人はかけてるのにこれ以上断れないと言っていました。これからもかけると思うが出ないで下さいと言われました。正直、電話をかけさせないくらいできないのか疑問です。毎月、高いお金を払っています。それが仕事なのに電話をかけさせないことってそんなに難しいことでしょうか。祖母から家に電話をかけてほしくないです。母親の体調が心配です。母は祖母が入居してから一度も会っていません。孫の私が月に一度行っています。近いうちホームに行きますが、あちらの方になんと言ったらよいでしょうか。母はしょうがないと落胆していましたが、私は、ホームにかなりムカついています。

高齢者施設における電話対応の課題と解決策

ご祖母様の老人ホーム入居と、それによるご家族の皆様の苦悩、お気持ちお察しいたします。高額な費用を支払っているにも関わらず、ご希望通りの対応が得られないことへのご不満、そして何より、ご母親様の精神的な負担は計り知れません。 この問題は、高齢者の自立支援と家族のケアのバランス、そして施設の対応の限界という複雑な要素が絡み合っています。

施設の対応の限界と改善策

施設側が「他の人はかけているのにこれ以上断れない」と述べている点について、いくつか考えられる理由があります。

  • 明確なルールがない:施設によっては、電話対応に関する明確なルールやマニュアルが整備されていない可能性があります。そのため、職員個々の判断に委ねられ、対応にばらつきが生じている可能性があります。
  • 人手不足:高齢者施設は慢性的な人手不足に悩まされているケースが多く、電話対応に十分な時間を割けない状況かもしれません。電話を制限することは、他の利用者への対応に支障をきたす可能性も考慮する必要があるでしょう。
  • 利用者の権利:利用者には、家族と連絡を取る権利があります。施設としては、この権利を尊重しつつ、ご家族の精神的な負担を軽減するバランスを取ることが求められますが、そのバランスが難しい状況にあると考えられます。
  • 職員の教育不足:電話対応に関する適切な研修を受けていない職員が対応している可能性もあります。高齢者の心理状態や家族の状況を理解した上で、適切な対応を行うための教育が不足している可能性があります。

これらの問題に対処するためには、施設側に具体的な改善策を提案することが重要です。例えば、

  • 電話対応に関する明確なルール作成と周知:電話の頻度、時間帯、内容などを明確に規定したルールを作成し、全職員に周知徹底するよう求める。
  • ご家族との連携強化:施設とご家族の間で定期的な面談を行い、ご祖母様の状況やご家族のニーズを共有する仕組みを作る。困りごとがあればすぐに相談できる体制を作る。
  • 専門家への相談:ソーシャルワーカーやケアマネージャーなどの専門家に相談し、適切な対応策を検討する。
  • 電話以外のコミュニケーション手段の検討:手紙やメール、ビデオ通話など、電話以外のコミュニケーション手段を検討する。写真や動画を送ることで、ご祖母様の近況を伝えることもできます。

ご家族への具体的なアドバイス

ご母親様の精神的な健康を守るために、以下の対策を検討しましょう。

ご母親様のケア

  • 医師への相談:ご母親様の震えや頭痛は、ストレスによる症状の可能性があります。医師に相談し、適切な治療やサポートを受けることが重要です。必要であれば、抗不安薬や抗うつ薬の処方なども検討しましょう。
  • 家族や友人への相談:ご母親様は、一人で抱え込まずに、家族や友人、信頼できる人に悩みを打ち明けましょう。心の支えとなる存在を持つことは、精神的な安定に繋がります。
  • 趣味やリフレッシュ:ご母親様のストレス軽減のために、趣味や好きなこと、リラックスできる時間を作ることを促しましょう。散歩や読書、音楽鑑賞など、心身を癒す活動は有効です。

施設とのコミュニケーション

ホーム訪問の際には、感情的になるのではなく、冷静に事実を伝え、具体的な改善策を提案することが重要です。

  • 記録を残す:電話があった日時、内容、ご母親様の反応などを記録しておきましょう。これらは、施設との交渉において重要な証拠となります。
  • 具体的な要望を伝える:「電話を一切禁止してほしい」ではなく、「週に1回、10分間の電話に制限してほしい」「電話の内容を事前に確認したい」など、具体的な要望を伝えましょう。
  • 書面で要望を提出する:口頭だけでなく、書面で要望を提出することで、施設側の責任を明確化し、対応を促すことができます。
  • 苦情対応窓口に連絡する:施設の対応に納得できない場合は、市町村の介護保険課や、都道府県の介護保険相談窓口などに相談しましょう。

専門家の視点:高齢者の心理と家族の負担軽減

高齢者の電話への執着は、寂しさや不安、認知機能の低下などが原因となる場合があります。ご祖母様の場合、認知症ではないとのことですが、年齢による変化や環境の変化への適応に困難を感じている可能性があります。

施設側は、ご祖母様の心理状態を理解し、適切な対応をする必要があります。例えば、電話以外のコミュニケーション方法を積極的に提案したり、ご祖母様と定期的な面談を行い、不安を取り除くためのサポートを行うことが重要です。

まとめ

この問題は、高齢者のケアと家族の負担軽減という、両方の側面から解決策を見つける必要があります。施設との冷静な話し合い、ご家族のケア、そして専門家のサポートを組み合わせることで、より良い解決策を見出せるはずです。 決して諦めずに、粘り強く対応していくことが重要です。

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