高齢者の孤独死と葬儀、遺品整理について:札幌市を例に

長文になりますが宜しくお願いします。私の叔母(73歳)が危篤です。ここ2.3日でしょうとのこと。そこで質問なのですが叔母は旦那もいなくずっと独り身で生活保護を受給しているそうです。入院してからは生活保護を半分にされ現在は月5万の保護を受給しています。そして叔母の弟である私の父も現在61歳で定年後もそのまま雇っていただいているので給料も15万家のローンも10年残っています。その他3人の兄弟がいますが 糖尿で目が見えない人、脳梗塞で車椅子生活の人、夜逃げして今どこにいるのかわからない人。こんな兄弟のため叔母が万が一のことがあっても誰もお葬式をあげてあげられるお金がありません。そういった場合 市がすべてやって頂けるというお話を聞いたのですが、市にお願いすると葬儀や火葬場へは親族は参加することができないのでしょうか…私たちが参加した場合お金の請求や相談などされますでしょうか…あと現在 叔母が住んでいる部屋の片付け(引越)費用などはどうなるのでしょうか。すべて市が片付けをしお金になりそうなものは売られてしまう いらないものは捨てられてしまうのでしょうか。教えてください。補足叔母は札幌 私たちは釧路 その他の兄弟は 福井に静岡 あと一人は知りません。みんなバラバラのためどうしたらいいのかわかりません。遺骨は叔母からのお願いで叔母の父母と同じところにと言われているため私たちの住んでいる釧路へもって帰って来たいです。

高齢者の孤独死と葬儀費用に関する不安

ご叔母の危篤の知らせ、心よりお見舞い申し上げます。ご家族の状況を踏まえると、ご不安な気持ちも察します。まず、生活保護受給者の方の葬儀費用や遺品整理について、札幌市を例に解説します。

生活保護受給者の葬儀費用

生活保護を受けている方が亡くなった場合、葬儀費用は原則として市町村が負担します。これは「葬祭扶助」と呼ばれ、最低限の葬儀を行うための費用が支給されます。ただし、支給される金額には上限があり、豪華な葬儀はできません。また、葬儀の内容は市町村によって多少異なります。札幌市の場合、具体的な金額や手続きについては、まずは札幌市福祉保健局へお問い合わせください。

親族の参加と費用負担

親族が葬儀に参加しても、費用を請求されることはありません。むしろ、市町村はご家族の参加を歓迎します。孤独死の場合、ご遺族の悲しみを癒やすためにも、故人との最後の別れを大切にすることが重要です。ご家族が遠方に住んでいても、参加することをお勧めします。

葬儀の形態と火葬

葬儀の形態は、市町村が定める範囲内で行われます。通常は簡素な葬儀となり、盛大な葬儀はできません。火葬についても、市営の火葬場が利用されることが多いです。親族が参加できないということはありません。

遺品整理と部屋の片付け

ご叔母の住まわれている部屋の片付けは、必ずしも市がすべて行うわけではありません。状況によって、ご家族が対応する場合もあります。

遺品整理の手順

まず、札幌市福祉保健局などに連絡し、状況を説明しましょう。市から指示された業者に依頼する場合と、ご家族が自ら行う場合のどちらかを選択することになります。

ご家族が対応する場合

ご家族が遺品整理を行う場合は、以下の手順を踏むことをお勧めします。

  • 遺品目録の作成:遺品を一つずつリスト化し、写真撮影もしておくと便利です。これは、相続や税金申告の際に必要となる場合があります。
  • 貴重品の確認:通帳、印鑑、預金証書などの貴重品を保管し、相続手続きに備えましょう。
  • 不要品の処分:不用品は、リサイクルショップに売却したり、ゴミとして処分したりします。粗大ゴミの処分には、札幌市のルールに従って手続きが必要です。
  • 清掃:部屋の清掃を行い、原状回復を目指しましょう。

市が対応する場合

市が遺品整理を行う場合は、お金になりそうなものは売却され、不要なものは処分されます。ただし、ご家族の意向をできる限り尊重しようと努めます。大切な思い出の品など、処分してほしくないものがあれば、事前に市に伝えることが重要です。

遺骨の搬送

ご叔母の遺骨を釧路へ搬送することは可能です。火葬後、ご遺族が手続きを行い、遺骨を受け取ることができます。

遠方にお住まいのご家族への対応

ご家族が遠方に住んでいても、葬儀や遺品整理に協力することは可能です。

費用負担の軽減

交通費などの費用負担が心配な場合は、札幌市福祉保健局に相談してみてください。経済的な支援を受けられる可能性があります。

代理人による手続き

遠方の場合は、代理人に手続きを依頼することもできます。委任状を作成し、信頼できる人に手続きを委任しましょう。

専門家への相談

状況が複雑な場合は、弁護士や社会福祉士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、法律や制度に関する知識を有しており、適切なアドバイスをしてくれます。

まとめ

高齢者の孤独死に関する手続きは複雑で、ご不安な点も多いと思います。しかし、行政機関や専門家に相談することで、適切な対応ができます。まずは、札幌市福祉保健局に連絡し、状況を説明することをお勧めします。ご叔母の冥福を心よりお祈り申し上げます。

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