高齢者の介護と家族関係の修復:具体的な解決策と心のケア

祖母と母の確執&介護。どうしていいかわかりません。 30代女性です。私は早くに結婚し家を出ております。 90歳の祖母が半年前から寝たきり状態になりました。それまでの数年間は私の叔母(祖母の娘)宅で暮らしていましたが、要介護になってからは環境を考慮し生家(私の実家)に戻り、今は嫁である私の母が介護しています。父もいますが昔の人間というか我関せずで、一切の面倒を母に任せている状況です。母の負担はとても大きいと思いますが、私も家庭と育児・仕事があり週1程度しか行けません。 デイケアサービスが週2回来てくれますが・・。 それに加えて、元々母と祖母の折り合いが悪く、おばあちゃん子の私は幼少から板挟みで悩んできました。 お互い言い分があるでしょうが私から見ると母が一方的に祖母を蔑ろにしたり、きつい態度で接していたような気がします。祖母は優しいので怒鳴られても言い返すことがあまりなかったように思います。 なので今回こういう状況になり、母も最初こそ優しかったものの、ストレスもあってか最近はたまにしかいない私も気付くくらい扱いがひどくなっています。 祖母は寝たきりですが、目も耳も良いしよく話もできます。ただ少しだけ痴呆気味なので、会話が成り立たないこともたまにあり、そういう時は母が「死ね」「クソババア」などひどい暴言を吐きます。 私の娘(小6)も聞いたと言っており、胸がはりさけそうでした。 暴言以外にも、食事と排泄などの世話以外はテレビだけつけて放置(少し奥にある部屋です)・祖父の遺影を祖母から見えない所に隠すなど。 叔母が2人いますし、入院中から退院後しばらくは交代で頻繁に来てくれていましたが、母は叔母たちも気に入らないので、来られても迷惑だし来るなと言わんばかりの態度で接したせいか、今はあまり顔を出さなくなっています。 叔母たちは祖母が気になるが兄嫁(母)に気を使い行くに行けないといった感じです。 母は私に様々な愚痴を言うので、母なりの思いもあるでしょうし、私も母の手伝いを実際できていないのが現状なので、聞くくらいしかできませんが、でも祖母の事を悪く言われるととても心が痛いです。 思わず母に言い返してしまって、後悔や罪悪感に苛まれていますし、最近は実家に行くのが心苦しくなっています。 余命わずかの祖母が何とか幸せに暮らして欲しいと思うのですが 私は考えが甘いでしょうか? 何もできていないのに言う資格はないでしょうか? 私にできることは何がありますか? どなたか教えて下さい。 長文失礼しました。

現状の整理と課題の明確化

まず、現状を整理してみましょう。90歳の祖母は寝たきり状態であり、介護は主に母が行っています。しかし、母と祖母の間には長年の確執があり、そのストレスが母の介護態度に表れています。さらに、母の言葉や行動は、娘さんにも悪影響を与えています。叔母たちも、母の態度を気にして祖母を訪問しづらくなっています。あなたは週に一度しか実家に帰れず、状況を改善するために何ができるか悩んでいます。

主な課題は、以下の3点に集約できます。

  • 母の介護負担の軽減:物理的な負担だけでなく、精神的な負担も非常に大きいと考えられます。
  • 母と祖母の確執の解消:長年のわだかまりを解消し、穏やかな関係を築くことが必要です。
  • 家族全体のコミュニケーション改善:家族間の連携を強化し、協力体制を築くことが重要です。

母の介護負担軽減のための具体的な対策

母の負担軽減は最優先事項です。週に一度の訪問だけでは限界があります。しかし、状況を改善するためにできることはたくさんあります。

1. 介護サービスの充実

デイケアサービスは週2回とのことですが、他にどのような介護サービスを利用できるか検討しましょう。

  • 訪問介護サービス:家事や身の回りの世話などを手伝ってもらうサービスです。頻度や内容を調整できます。
  • 夜間介護サービス:夜間の介護を支援するサービスです。母の負担を軽減し、休息を確保できます。
  • ショートステイ:一時的に祖母を施設に預けるサービスです。母に休息の時間を与え、精神的な負担を軽減できます。

これらのサービスは、自治体の介護保険サービスを利用することで、費用を抑えることができます。地域の介護支援専門員(ケアマネージャー)に相談し、最適なサービスプランを作成してもらいましょう。

2. 家族間の役割分担

父にも介護に参加してもらう必要があります。単に「手伝って」と頼むのではなく、具体的な役割分担を明確にしましょう。例えば、食事の準備や洗濯、掃除などを分担することで、母の負担を軽減できます。

3. 経済的な支援

介護には費用がかかります。経済的な支援が必要な場合は、介護保険制度や、公的扶助制度などを活用しましょう。また、兄弟姉妹で費用を分担するのも一つの方法です。

母と祖母の確執解消のための取り組み

長年の確執を解消するのは容易ではありませんが、少しずつ改善していく努力が必要です。

1. 穏やかなコミュニケーション

母に直接「祖母への態度を改めるべきだ」と強く言うのではなく、まず母の気持ちを理解しようと努めましょう。共感する姿勢を示すことで、母の心を開かせることができます。

2. 専門家の介入

介護のストレスや家族関係の悩みは、専門家に相談するのも有効です。

  • 精神科医や臨床心理士:母の心の状態を診てもらい、適切なアドバイスを受けることができます。
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー):介護サービスの利用だけでなく、家族関係の相談にも乗ってくれます。
  • 民生委員:地域社会の福祉を担うボランティアです。相談相手として、また、様々な支援の情報提供をしてくれます。

3. 祖母の気持ちの尊重

祖母は寝たきりですが、目も耳も良く、会話もできます。祖母の気持ちを尊重し、話を聞いてあげることが大切です。穏やかな声で語りかけ、祖母のペースに合わせてコミュニケーションを取りましょう。

家族全体のコミュニケーション改善

家族会議を開き、それぞれの役割や負担、そしてそれぞれの思いを共有する場を設けましょう。叔母たちにも参加してもらい、協力体制を築くことが重要です。

1. 定期的な家族会議

月に一度でも良いので、家族会議を開き、現状の報告や課題の共有、そして今後の計画を話し合う場を設けましょう。

2. 記録の共有

祖母の状況や介護の記録を共有することで、家族全員が状況を把握し、協力しやすくなります。共有方法は、共有ノートやアプリなど、家族にとって使いやすい方法を選びましょう。

3. 感謝の言葉

日々の介護に感謝の気持ちを伝えることが大切です。小さなことでも良いので、感謝の言葉を伝えることで、家族間の絆を深めることができます。

あなたの役割

あなたは、家族を繋ぐ重要な役割を担っています。直接介護に携わることが難しい状況でも、以下のことを意識しましょう。

  • 定期的な訪問:週1回でも、祖母の顔を見に行き、話を聞く時間を取りましょう。娘さんにも祖母の状況を理解させる機会として活用しましょう。
  • 情報収集と共有:介護サービスや支援制度の情報収集を行い、家族に共有しましょう。
  • 家族会議の開催と調整:家族会議を定期的に開催し、円滑なコミュニケーションを促進しましょう。
  • 母のサポート:母の負担を軽減するために、できる範囲で手伝いましょう。家事や育児のサポート、買い物の代行など、具体的な支援を考えましょう。
  • 専門家への相談:一人で抱え込まず、専門家に相談することを躊躇しないようにしましょう。

インテリアとの関連性:癒しの空間づくり

介護環境の改善には、インテリアも重要な役割を果たします。祖母の部屋は、落ち着いた雰囲気で、リラックスできる空間にすることが大切です。

  • 色選び:グレーは、落ち着きと安らぎを与えてくれる色です。壁や家具、カーテンなどにグレーを取り入れることで、穏やかな空間を演出できます。
  • 照明:明るすぎず、暗すぎない、適度な明るさの照明を選びましょう。間接照明などを活用し、リラックスできる雰囲気を作り出しましょう。
  • 植物:観葉植物などを置くことで、空気を浄化し、癒しの空間を演出できます。
  • 香り:アロマオイルなどを活用し、リラックス効果のある香りを漂わせるのも良いでしょう。

これらの工夫は、祖母だけでなく、母にとっても精神的な負担を軽減する効果があります。

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