高齢者の介護と医療現場における意思決定:脳梗塞、骨折、そして精密検査

私がいれば手術前検査できたのか? 脳梗塞と診断されても喫煙をやめず、脳出血後遺症で要介護3となった母。 家族は私だけですが、私が就労しなければ生活できないので、特養に申込しつつ グループホームに入居させました。 在宅介護の時と同じく、グループホームでも人の言うことを聞かず、中途端に動く体で自分のやりたいことだけやって、やりたくないことは人任せ。 体が動くのに男性ヘルパーに全身を洗わせる、と言われるほどです。 ヘルパー巡回を待てずに部屋を出て転倒、整形外科にて大腿部骨折で人工骨折置換手術と言われ、救急隊に山奥の病院に搬送されました。 山奥の病院では、骨折手術前検査され、心臓で引っ掛かり精密検査をする日は立ち会えと言われましたが、 決算期で経理としてクソ忙しい時でしたので私は付き添いを拒否しました。 (病院は、検査についての説明・検査立ち会い・検査結果説明、何かと「ご家族=私」を呼び出しますが、再就職したばかりで有休3日しかないのに、ほいほい休んで往復3時間の山奥病院に行けませんでした。) 検査日から3日たって、病院から「医師の指示に従わず検査ができなかった。検査ができない=手術もできないリスクの説明をしたいから来週これますか?」という、呑気な電話がありましたが。 私が検査に立ち会って、医師の指示に従わない母の頬のひとつもひっぱたけば、精密検査できて骨折手術できたかも… それだけが気になります。 母は体が弱くて精密検査されたらあちこち悪いし、山奥のあの病院は医師も看護士も今ひとつの対応なので、 精密検査した結果、骨折手術はできないと言われた可能性も高いですが。

高齢者の医療と介護における意思決定の難しさ

ご質問は、高齢者の医療現場における意思決定の困難さと、ご自身の介護負担、そして後悔の念といった複雑な感情が混ざり合ったものです。 まず、お気持ちに寄り添いながら、状況を整理し、今後の対応について考えていきましょう。

1. 医療現場での意思決定:ご家族の役割と限界

高齢者の医療現場では、ご家族の役割が非常に大きいです。しかし、ご家族にも限界があります。今回のケースでは、ご質問者様は多忙な仕事を抱え、遠方の病院への往復に時間的な制約がありました。 有休がわずか3日しかない状況で、頻繁な病院への通院要請に応じることは、現実的に困難だったでしょう。

多くの病院では、ご家族に検査への立ち会い、説明などを求めます。これは、患者さんの意思確認や、ご家族への情報共有をスムーズに行うためです。しかし、ご家族の事情を十分に考慮した柔軟な対応が、必ずしも全ての医療機関でなされているとは限りません

2. 高齢者の意思能力と医療行為

ご質問者様のお母様は、ご自身の意思で医療従事者の指示に従わなかったとのことです。高齢者の中には、認知機能の低下や、頑固さなどから、医療従事者の指示に従わない方もいます。医療行為は、患者の同意に基づいて行われるべきですが、意思能力が低下している場合、その判断は複雑になります。

今回のケースでは、お母様の意思能力の程度がどの程度であったのか、医師がどのように判断したのかが重要です。もし、お母様の意思能力が十分でないと判断された場合、ご家族が代理で意思決定を行う必要が出てきます。しかし、ご家族が代理で意思決定を行う場合でも、その判断が必ずしも正しいとは限らないという点も考慮しなければなりません。

3. 医療機関の対応:情報提供とコミュニケーション

山奥の病院の対応について、ご質問者様は疑問を感じているようです。医療機関は、患者さんやご家族に対して、適切な情報提供とコミュニケーションを行う責任があります。 今回のケースでは、病院からの連絡が遅かったり、ご家族の事情を十分に考慮した対応がなされていなかった可能性があります。

4. 介護と仕事の両立:現実的な課題

ご質問者様は、介護と仕事の両立に苦悩されています。高齢者の介護は、時間と労力を要する大変な仕事です。特に、ご質問者様のように、ご家族が一人しかいない場合は、その負担はさらに大きくなります。介護と仕事の両立は、多くの介護者にとって大きな課題です。

5. 後悔への対処:前向きな視点

ご質問者様は、「私が検査に立ち会って…骨折手術できたかも…」と後悔されています。しかし、過去のことは変えられません。大切なのは、現在と未来に目を向け、できることを精一杯行うことです。

具体的なアドバイス

* 介護サービスの活用: 介護サービスを最大限に活用しましょう。ヘルパーさんやケアマネージャーさんと連携し、お母様の状態に合わせた適切な介護計画を立てましょう。
* 医療機関とのコミュニケーション: 主治医やケアマネージャーと積極的にコミュニケーションを取り、お母様の状態や治療方針について、正確な情報を共有しましょう。必要であれば、セカンドオピニオンも検討しましょう。
* ご自身のケア: 介護疲れを防ぐために、ご自身のケアも大切です。定期的な休息を取り、必要であれば、介護休暇制度などを活用しましょう。介護者支援団体なども活用することを検討しましょう。
* 法的支援: 必要に応じて、弁護士や社会福祉士などの専門家に相談しましょう。
* 記録の保持: 医療機関とのやり取りや、介護サービスの利用状況などを記録しておきましょう。これは、今後の介護計画や、必要に応じて医療機関への対応に役立ちます。

専門家の視点:介護と医療の連携

高齢者の介護と医療は密接に関連しています。介護現場と医療現場の連携がスムーズに行われることで、より質の高いケアを提供できます。 ケアマネージャーは、介護と医療の橋渡し役として重要な役割を果たします。ケアマネージャーと連携し、お母様の状態に合わせた適切な介護計画を立てることが重要です。

まとめ

高齢者の介護と医療における意思決定は、常に難しい問題です。ご家族は、限られた時間と資源の中で、最善の判断を下さなければなりません。今回のケースでは、ご質問者様は多忙な仕事を抱えながら、お母様の介護に尽力されました。 その中で、後悔を感じているのは当然のことです。しかし、過去のことは変えられません。今後は、介護サービスの活用、医療機関との連携強化、そしてご自身のケアを大切にすることで、より良い未来を築いていきましょう。

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