高齢者の介護とショートステイ:部屋の割り振り問題と安全対策

父の介護をしています。最近、要介護4となり、身の回りのことすべてに介助が 必要な状態になってきましたので、平日は老健のショートステイを利用し、 週末は自宅で過ごす生活をしております。 週末は夕食を頂いてから帰宅という予定でしたので、夕食が終わる頃に 施設に迎えに行ったら、父は部屋を追い出されていて、寒い廊下に車いすに 座った状態で置き去りでした。 追い出された理由は、この日の夕方に父が使っていた部屋にショートステイで 入る方がいるとのことでした。 父は、心臓疾患があり、ニトロペンを常用しています。トイレも介助が なければ、できません。ナースコールのない廊下に置き去りにして、もし、 狭心症がおきたら対処してくれたのか、とても心配になりましたし、あんな寒い ところに置き去りにされている父がとてもかわいそうでした。 老健は、利用者が多いので、部屋の割り振りに苦慮する事情は、よく理解 しています。 ただ、追い出さないといけない状態になるのなら、どうして連絡してくれないのか、 連絡さえくれたら、追い出される前に迎えに行きました。 父は心臓疾患があるため、医師と看護師がいる老健のほうがいいと思い、 お世話になっていますが、こういう対応をするところには、お世話にならない方が いいでしょうか。 助言お願いします。

高齢者介護におけるショートステイの課題と改善策

ご高齢のご両親の介護、大変お疲れ様です。要介護4となり、ショートステイを利用されているとのこと、状況を拝察しますと、ご心配な気持ちもよく理解できます。ご質問にある老健施設での、ご父親が廊下に置き去りにされたという出来事、大変ショックな出来事だったと思います。

まず、老健施設の対応は、適切とはいえません。ご父親は心臓疾患をお持ちで、緊急時に対応できる体制が不可欠です。ナースコールのない場所に、しかも寒い廊下に置き去りにされたことは、重大な安全上の問題です。施設側は、利用者の安全を第一に考え、緊急時の対応体制を整える義務があります。

連絡体制の重要性

施設側から事前に連絡がなかったことが、今回の問題を大きくしました。利用者の状況を把握し、予め連絡を取ることは、介護施設にとって必須の配慮です。緊急時だけでなく、予定変更など、利用者に関わる情報は、速やかに家族に伝えるべきです。

施設選びのポイント:安全と安心を重視

今回の経験を踏まえ、今後の施設選びについて、いくつかのポイントを挙げたいと思います。

  • 緊急時対応体制の確認:ナースコールの設置状況、夜間の対応体制、医師や看護師の常駐状況などを確認しましょう。緊急時に迅速に対応できる体制が整っているかを確認することが重要です。万が一、ご家族が連絡できない状況になった場合でも、施設内で適切な対応がとれるかを確認しましょう。
  • 人員配置とケアの質:利用者一人ひとりに十分な人員が配置されているか、ケアの質はどうかを確かめましょう。施設見学時に、スタッフの対応や雰囲気、利用者の様子などを観察し、安心して任せられるかを確認しましょう。職員の教育体制もしっかりと確認しましょう。
  • 情報共有体制の確認:施設と家族間の情報共有体制がしっかりしているかを確認しましょう。連絡方法、連絡頻度、緊急時の連絡体制などを明確に確認しましょう。定期的な面談や連絡帳の活用など、情報共有をスムーズに行う仕組みがあるかを確認しましょう。
  • 契約内容の確認:利用契約書をよく読み、利用規約や緊急時の対応について明確に記載されているかを確認しましょう。不明な点は、施設側に質問し、納得してから契約を結びましょう。特に、部屋の割り振りに関する規定や、緊急時の連絡体制について、詳細を確認しましょう。
  • 他の施設との比較:複数の施設を見学し、比較検討することが重要です。それぞれの施設の特徴や強み、弱みを比較することで、ご家族にとって最適な施設を選ぶことができます。インターネットや口コミサイトなどを活用して、情報を収集することも有効です。

具体的な行動:改善を求める

今回の件について、老健施設に改善を求めることが重要です。具体的には、

  • 苦情申し立て:施設長に直接、今回の出来事について苦情を申し立て、改善を求めましょう。具体的な改善策(連絡体制の強化、緊急時対応マニュアルの見直しなど)を提案しましょう。
  • 記録を残す:今回の出来事について、日付、時間、状況などを詳細に記録しておきましょう。写真や動画などを証拠として残しておくことも有効です。これらの記録は、今後の対応や、必要に応じて行政への相談などに役立ちます。
  • 行政への相談:施設側の対応に改善が見られない場合、市町村の介護保険課などに相談しましょう。行政は、介護施設の運営状況を監視し、必要に応じて指導や改善命令を出すことができます。

インテリアと介護:快適な空間づくり

ご自宅での週末生活を快適にするため、インテリアの工夫も有効です。

安全性を考慮したインテリア

  • 滑りにくい床材:廊下や浴室には、滑りにくい床材を使用しましょう。転倒防止に役立ちます。高齢者向けに設計された床材を選ぶと安心です。マットやカーペットは、滑りやすいものや、つまずきやすいものは避けましょう
  • 手すりや補助具:トイレや浴室、廊下などに手すりや補助具を取り付けましょう。立ち上がりや移動をサポートし、転倒を予防します。高さや位置を適切に調整することが重要です。専門業者に相談して、最適な位置に設置してもらうと安心です。
  • 家具の配置:家具は、通路を広く確保し、移動しやすいように配置しましょう。角張った家具は避け、丸みのある家具を選ぶと、ぶつかって怪我をするリスクを軽減できます。
  • 照明:明るすぎず、暗すぎない適切な明るさの照明を選びましょう。目に優しい色温度の照明を選ぶと、リラックス効果も期待できます。夜間のトイレ使用など、夜間照明の確保も重要です。

快適性を高めるインテリア

  • 色選び:落ち着いた色合いのインテリアは、リラックス効果を高めます。グレーなどの落ち着いた色調は、高齢者の精神的な安定にも繋がります。ただし、暗すぎる色は避け、明るすぎない程度にしましょう。
  • 素材選び:肌触りの良い、自然素材のインテリアを選ぶと、快適性を高めることができます。木製の家具や、綿や麻のカーテンなどは、温かみのある空間を演出します。
  • 温度調整:室温の調整は、高齢者の健康に大きく影響します。適切な温度を保つために、エアコンや暖房器具を適切に使用しましょう。特に、冬場は寒さ対策が重要です。床暖房なども検討しましょう。

まとめ

高齢者の介護は、ご本人だけでなく、ご家族にとっても大きな負担となります。今回の出来事を教訓に、安全で快適な生活環境を整え、介護施設との連携を強化することが重要です。ご家族の健康にも十分に配慮しながら、介護を続けていきましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)