高齢者と知的障害者の福祉サービス利用に関する相談

福祉の谷間に落ち込んでいるとみられる人への援助について教えてください。よろしくお願いします。 知り合いに軽度の知的障害を持っておられると感じられる人が何人かいます。 そのうちおひとりについては、仲良くなり詳しいお話もきけるようになったので、機会を得て、療育手帳申請をお勧めしました。 手帳がいただけるかどうかわかりませんが、もらえれば道が開けそうです。 もう一人の方は、一人でじっとしていることができずあちこちに出かけ散財してしまうのです。生活保護を受けておられますが、そういう生活ではお金が足らず周囲に借金しまくり、すっかり嫌われ者です。身よりはありません。80歳を超えておられます。 一人暮らしは無理だと思うのです。お掃除、特にトイレ掃除ができません。不潔な部屋に一人でいるのは、私でもイヤです。 しかし、それを自分で解決できません。やり方を教えたり、道具をあげてもできません。最近では公園にいて、誰か世話をしてくれる人をつかまえようとしているようです。特別養護老人ホームに入れていただくとよいのではないかと思います。 上記の方に共通するのは、働けない、しかし、一人でいるのはイヤ。なんらかの居場所、相手をしてくれる人が必要ではないかと思われるのです。幸いなのは、人が大好きで、協調性があり、情緒も豊かで、色々なことをやりたがります。教えてもできないのですが やる気はあるのです。 行政に相談にいった方がよいと思うのですが、どんな所にどう相談に行ったらよいでしょう。

高齢者と知的障害者への支援:行政への相談窓口

ご心配されているお気持ち、よく分かります。お困りの高齢者の方と知的障害のある方の支援について、行政への相談窓口と具体的な手続きについてご説明します。まず、お二人それぞれに適切な支援体制を整える必要があります。

1. 軽度の知的障害のある方への支援

療育手帳の申請を勧めたことは素晴らしいです。療育手帳を取得することで、様々な福祉サービスを利用できるようになります。

* **申請窓口:** お住まいの市区町村の障害福祉課(または福祉事務所)
* **必要な書類:** 医師の診断書、写真など(詳細は各市区町村で異なります)
* **サービス内容:** 手帳の等級に応じて、デイサービス、就労支援、相談支援などのサービスが利用可能になります。 手帳取得後、地域包括支援センターなどに相談し、適切なサービスを検討しましょう。 地域包括支援センターは、高齢者や障害者の相談窓口として、様々な情報を提供し、適切なサービスにつなぐ役割を担っています。

2. 高齢者の方への支援

80歳を超え、一人暮らしが困難な状態、そして経済的な問題を抱えている状況は、緊急性の高いケースです。

* **生活保護の相談:** 生活保護は、最低限の生活を保障するための制度です。 現状の生活保護だけでは生活が困難な場合、改めて申請内容の見直しや、追加の支援策を検討する必要があります。 担当のケースワーカーに相談することが重要です。
* **高齢者福祉サービスの利用:** 介護保険サービスの利用を検討しましょう。 まずは、お住まいの市区町村の介護保険課に連絡し、要介護認定の申請を行いましょう。
* **特別養護老人ホームへの入所:** 要介護度が高く、自宅での生活が困難な場合は、特別養護老人ホームへの入所を検討します。 これも、介護保険課を通じて手続きを行います。 ただし、空き状況などから、入所までには時間がかかる場合もあります。 待機中に、ショートステイ(短期入所)などのサービスを利用することで、ご本人もご家族も負担を軽減できます。
* **成年後見制度の活用:** 経済的な管理や日常生活の支援が必要な場合は、成年後見制度の利用を検討しましょう。 家庭裁判所に申し立て、後見人を選任することで、財産管理や生活上の意思決定を支援してもらえます。

3. 共通の課題と解決策

お二人に共通する「一人でいるのがイヤ」という気持ちは、社会参加の機会の不足を示唆しています。

* **デイサービスや地域活動への参加:** デイサービスは、日中の介護やレクリエーションを提供するサービスです。 地域には、高齢者や障害者向けの様々なサークル活動やボランティア活動があります。 これらの活動に参加することで、社会とのつながりを持ち、生きがいを見つけることができます。 地域包括支援センターや福祉事務所が、これらの情報を提供してくれます。
* **ボランティア活動の活用:** 地域には、高齢者や障害者支援を行うボランティア団体があります。 これらの団体に相談することで、定期的な訪問や生活支援を受けられる可能性があります。

具体的な行動ステップ

1. **まずはお住まいの市区町村の役場へ連絡:** 福祉事務所、高齢者福祉課、障害福祉課などに電話で相談しましょう。 具体的な状況を説明し、適切な部署や相談窓口を紹介してもらいます。
2. **地域包括支援センターの活用:** 地域包括支援センターは、高齢者や障害者の包括的な支援を行う拠点です。 相談支援、サービス調整、関係機関との連携など、様々な支援を提供してくれます。
3. **専門機関への相談:** 必要に応じて、精神科医、ケアマネージャー、社会福祉士などの専門家に相談しましょう。 専門家のアドバイスを受けることで、より適切な支援策を検討することができます。

インテリアとの関連性:居場所づくりの重要性

福祉サービスの利用に加え、住環境の改善も重要です。 特に、高齢者の方の場合、安全で快適な住環境は、生活の質を大きく左右します。 例えば、トイレの手すりの設置、段差の解消、照明の改善などは、安全性を高め、生活の自立性を支援します。 「いろのくに」では、様々な色のインテリアを提案することで、快適で安心できる空間づくりをサポートします。 例えば、落ち着きのあるグレーのインテリアは、高齢者の方の精神的な安定に役立ちます。 明るい色のインテリアは、生活意欲を高める効果が期待できます。

専門家の視点

高齢者福祉に携わる社会福祉士の視点から、これらのケースは、早期の介入と適切な連携が不可欠です。 ご自身だけで抱え込まず、行政や専門機関に相談することが重要です。 一人で抱え込まず、専門家の力を借りながら、適切な支援体制を構築していきましょう。

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