高齢猫の毛抜けと鳴き声、食事について:インテリアとの調和も考慮した快適な猫との生活

うちにはもう二十歳になる猫が居ます。5年ほど前に病気で下半身不随になり、それから今まで普通に暮らしてきたのですが、もう大分前からやたら毛が抜けるようになり、やたらと鳴くようになりました。 顔も身体も撫でると大量に毛が抜けます。ずっと撫でていても毛が薄くなるような気配はないのですが、今までこんなに抜けることはありませんでした。 鳴くことについても、前は名前を呼んだりご飯をあげたりするときに反応して鳴く程度だったのですが、今は特に家から帰ってきたときや、同じ部屋にいるときにも異常なほど鳴きまくります。 撫でているときはとても大人しいのですが…。 これはもう歳だからなのでしょうか?何かの病気などの可能性はありますか? また、ご飯はカリカリだとあまり食べられないようなので缶詰にしているのですが、高齢猫におすすめの缶詰などはありますか?市販のものではなく、手作りの栄養食などのほうが良いのでしょうか…。 文章がごちゃごちゃしていてごめんなさい。どなたか詳しい方、回答を頂けると嬉しいです。

高齢猫の毛抜けと鳴き声の原因

二十歳という高齢の猫さんの毛抜けと鳴き声、ご心配ですね。まず、ご安心ください。高齢猫では、様々な理由で毛抜けや鳴き声が強まることがあります。必ずしも病気とは限りません。しかし、原因を特定し、適切なケアをすることが大切です。

加齢による変化

  • ホルモンバランスの変化:加齢に伴い、ホルモンバランスが変化し、毛の生え変わりや抜け毛に影響を与える可能性があります。甲状腺機能低下症などの病気も考えられますが、これは獣医による検査が必要です。
  • 皮膚の乾燥:高齢猫は皮膚の乾燥が進む傾向があり、それが毛抜けにつながることがあります。良質な油分を含む食事や、保湿効果のあるケア用品が役立ちます。
  • 認知症:高齢猫では認知症を発症することもあります。場所の認識が曖昧になったり、不安になったりすることで、過剰に鳴くことがあります。
  • 関節炎や痛み:下半身不随とのことですので、他の関節にも痛みが出ている可能性があります。痛みによるストレスから鳴き声が強まることもあります。

病気の可能性

毛抜けや鳴き声は、様々な病気の症状として現れる可能性もあります。

  • 皮膚病:アレルギー性皮膚炎、真菌症など。皮膚の赤み、痒み、脱毛などを伴う場合があります。
  • 甲状腺機能低下症:代謝が低下し、毛抜け、体重増加、無気力などの症状が現れます。
  • 腎臓病:食欲不振、多飲多尿、体重減少などの症状が現れます。高齢猫では比較的多く見られる病気です。
  • 歯周病:歯の痛みで食事が困難になり、ストレスから鳴き声が強まる可能性があります。

獣医への相談が不可欠

上記の症状は、あくまで可能性です。正確な原因を特定するためには、獣医への相談が不可欠です。血液検査や触診などを通して、病気の有無や適切な治療法を判断してもらえます。

高齢猫のための食事

カリカリが食べにくいとのことですが、高齢猫は歯の弱りや消化機能の低下により、硬い餌を食べにくくなることがあります。缶詰は良い選択肢ですが、高齢猫用の缶詰を選ぶことが重要です。

高齢猫用缶詰の選び方

  • 高タンパク質、低脂肪:高齢猫はタンパク質を必要としますが、脂肪分が多いと消化不良を起こす可能性があります。
  • 消化の良い素材:鶏ささみ、白身魚など、消化の良い素材を使用しているものを選びましょう。
  • 添加物控えめ:着色料、保存料などの添加物が少ないものを選ぶことが大切です。
  • 水分量:高齢猫は脱水症状になりやすいので、水分量の多いウェットフードがおすすめです。

市販の缶詰以外にも、手作り食も検討できますが、栄養バランスを考慮することが重要です。獣医に相談し、猫の健康状態に合わせたレシピを作成してもらうのが安心です。手作り食を作る際は、新鮮な食材を使用し、適切な調理方法で衛生的に作る必要があります。

インテリアと高齢猫の快適な暮らし

高齢猫の生活空間は、快適で安全な環境であることが大切です。

滑りにくい床材

下半身不随の猫さんにとって、滑りやすい床は危険です。カーペットやマットなどを敷いて、滑りにくい環境を作ることをお勧めします。また、階段の上り下りも困難なため、段差解消の工夫も必要です。

落ち着ける空間

猫が落ち着いて過ごせるスペースを確保しましょう。猫ベッドやキャットタワーを設置し、安全でリラックスできる場所を提供します。猫が好きな素材や色合いのアイテムを選ぶと、より落ち着いて過ごせるでしょう。例えば、グレーの落ち着いた色合いのベッドや、猫が登りやすい素材のキャットタワーなどがおすすめです。

家具の配置

家具の配置は、猫の行動範囲や安全性を考慮しましょう。猫が自由に動き回れるスペースを確保し、転倒や衝突の危険性を減らしましょう。

まとめ

高齢猫の毛抜けや鳴き声は、加齢による変化や病気の可能性があります。まずは獣医に相談し、原因を特定することが大切です。食事は、高齢猫用の缶詰や、獣医と相談した上での手作り食がおすすめです。インテリアにおいても、安全で快適な環境を整えることで、猫の生活の質を高めることができます。

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