高気密高断熱住宅の寒さの原因はグラスウールの施工不良?写真でわかる断熱材施工チェックポイント

グラスウールの断熱材施工不良でしょうか? 東京在住で高気密高断熱で建てたのですが、棲み始めて初めての冬を迎えていますがとても寒いです。 建築中はこまめに足を運び写真を取っていたのですが今になってグラスウールの施工が失敗ではないのかと気になりだしました。 まず、間隔が狭い窓の間の断熱材施工の部分ですが、グラスウールが縦ではなく横でカットされ縦に埋め込まれています(説明がへたで申し訳ございません、画像で添付してあります)。 更に中の断熱材がはみ出ております。 他の部屋の場所で隙間があったので現場監督に伝えたところ、「テープでふさいでおきました」と言われましたがこの部分は写真のままでテープを張っていないと思われます。 他の個所の耳も重ねてホッチキスで止まっておらず断熱材が連続しておりません。 あと気になったのが、コンセント回りなどの部分に気密テープが貼られておりません。 今日他の方の建築ブログを見てコンセント回りにしっかりテープが貼られており我が家の写真を見返すと貼られていないのに気が付きこちらで質問させていただきました。 もしこの施工方法が間違った施工だとしたらやり直しに大がかりですよね。。。 それともこの位ならば普通なのでしょうか? もし分かる方がいらしたらご回答宜しくお願い致します!

高気密高断熱住宅の寒さの原因を探る

東京の高気密高断熱住宅で冬場に寒さを感じているとのこと、ご心配ですね。 高気密高断熱住宅は、適切な施工がなされていれば、冬場の暖房効率が非常に高く、快適な室内環境を実現できます。しかし、施工不良があると、せっかくの高気密高断熱性能が損なわれ、寒さを感じてしまう原因となります。 ご提供いただいた情報と写真(添付画像を拝見しました)から、いくつかの可能性について検討してみましょう。

グラスウールの施工不良の可能性:写真から読み解く問題点

添付していただいた写真から、いくつかの問題点が考えられます。

1. 窓間のグラスウール施工:横方向の施工とはみ出し

窓間のグラスウールの施工が横方向になっているとのことですが、これは断熱性能の低下につながる可能性があります。グラスウールは、繊維の向きに沿って熱を伝えにくいため、通常は縦方向に施工するのが一般的です。横方向に施工すると、熱伝導率が高くなり、窓からの冷気が室内に伝わりやすくなります。さらに、はみ出ている部分も、隙間からの空気の流入を招き、断熱性能を下げる要因となります。

2. グラスウールの隙間とテープ処理

現場監督が「テープでふさいでおきました」と言っているにもかかわらず、写真ではテープが貼られていない部分があるとのこと。これは、施工不良の可能性が高いです。断熱材の隙間は、冷気や湿気の侵入経路となり、結露やカビ発生の原因にもなります。断熱材の継ぎ目や隙間は、専用の気密テープでしっかりと塞ぐ必要があります。

3. グラスウールの重ね合わせとホッチキス留め

グラスウールの耳を重ねてホッチキスで留めるのは、断熱材をしっかりと固定し、隙間をなくすために重要な工程です。ホッチキス留めがされていないということは、断熱材がずれたり、隙間が生じている可能性があり、断熱性能の低下につながります。

4. コンセント回りの気密テープ

コンセント回りなどの開口部には、気密テープを貼って隙間を塞ぐ必要があります。気密テープが貼られていないと、そこから冷気が侵入し、室内の温度が下がる原因となります。これは、高気密高断熱住宅では特に重要なポイントです。

専門家の視点:施工不良の可能性と対処法

これらの状況から、グラスウールの施工不良の可能性は高いと考えられます。専門家(建築士や住宅検査士)に依頼して、現場の状況を詳しく確認してもらうことを強くお勧めします。

専門家による検査と診断

専門家は、断熱材の施工状況を丁寧に検査し、問題点があれば具体的な指摘をしてくれます。また、問題の程度や原因を特定し、適切な補修方法を提案してくれます。

施工不良の証明と対応

もし施工不良が認められれば、建築会社に責任を問うことができます。建築基準法や契約に基づき、施工不良箇所の補修や費用負担を求めることができます。証拠として、建築中の写真や現場監督とのやり取りの記録などを保存しておくことが重要です。

補修工事の注意点

補修工事は、専門業者に依頼することが大切です。不適切な補修は、かえって問題を悪化させる可能性があります。

具体的なアドバイス:寒さ対策と今後の対応

寒さ対策として、以下の点も検討してみましょう。

  • 窓の断熱対策:カーテンやブラインド、窓用フィルムなどで窓からの冷気侵入を防ぎます。厚手のカーテンや遮熱カーテンの使用が効果的です。
  • 隙間風対策:窓枠やドアの隙間をコーキング剤などで塞ぎます。手軽にできる対策として、ドラフトストッパーなども有効です。
  • 暖房器具の見直し:効率の良い暖房器具を選び、適切な温度設定で暖房します。エアコンのフィルター清掃なども忘れずに行いましょう。
  • 室温管理:室温を一定に保つことで、暖房効率を高めます。不在時の室温低下を防ぐために、タイマー機能付きの暖房器具を使用するのも有効です。

まとめ:早期の対応が重要

高気密高断熱住宅の寒さは、施工不良が原因である可能性があります。早急に専門家による検査を行い、問題点の特定と適切な対応を行うことが重要です。写真や記録を証拠として残し、建築会社と建設的な話し合いを進めましょう。寒さ対策と併せて、快適な住環境を取り戻すために、積極的に行動を起こしてください。

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