高校生の定期券偽造事件と解決策:グレーゾーンを乗り越えるためのアドバイス

助けて下さい。事情が複雑な為、長くなりますが、じっくり呼んで頂き、私と同じ立場となってアドバイスをして頂ける方、宜しくお願い申し上げます。父の刑事告訴されてしまうまで、あと1週間です。このほど、公共交通のバス会社より約40万円の請求が科せられました。詳細は下記の通りです。私は、高校2年生ですが、昨年4月から通学に、高額な年間定期券を購入し使用しております。しかし、翌月に図書館で置き引きに合い、鞄を盗まれ、結局は財布のみが盗られ、鞄や電子手帳、定期は違う席に置いてありました。高額な為、父が紛失した場合等に備えて、再発行する際にコピーがあったほうが良いとの事で、控えを作りました。父は、凝り性な為、カラーコピーを写真用紙にとり、フチを丸くカッティングして、同じような感じで作り、紛失時それを持って再発行を依頼しようと考えておりました。そして、今年3月末で定期が切れるので、母が春休みに入ってすぐ、継続年間定期券を購入する為、定期券原本を私のパスケースから抜き、自分(母)の貴重品ケースにしまいました。しかし、前学年の学生証明では購入が出来ないと判明し、始業式に配布される通学証明まで、日にちがあるので、貴重品ケースから私のパスケースに定期を戻しました。このときに、事件は起こりました。母が入れた定期券は、原本ではなく貴重品ケースに入っていた父が作った控えだったのです。私は、この母の一連の動きを知らず、それに気づかず控えの定期を持っていきました。期限が切れているのは知っているので、行きは現金で支払い、帰りはバスの中で、うたた寝をしてしまい、気がつくと下車する停留所だった為、習慣で無意識に定期を内ポケットから出して降りてしまい、その時、運転手から呼び止められ、切れている定期は没収されたのですが、それが控えのコピーだったので大問題となり、私は状況が把握できず、パニックになりました。頭が真っ白になったまま指示通りに、震える手で住所と名前を書いて下車しました。私が部屋にいる間、母が貴重品ケースの定期原本とテーブルに置いておいた学生証を持ち、継続の年間定期を購入してきました。翌日両親がバス会社から呼ばれ、年間定期偽造で373日分の金額と追徴金でその2倍の請求を言われました。父はバスを使っておらず、また会社ではコピーして提出するらしく、コピーがダメとは知らなかった様です。また、バス会社は国土交通省のバス運行業務約款に書いている通りに請求する。と全く事情を聞き入れてくれません。今回の一件、私と同じ立場で、アドバイスをして頂ける方助けて下さい。

事態の整理と問題点の明確化

まず、事態を整理しましょう。問題の本質は、偽造された定期券(コピー)の使用によってバス会社に損害を与えた点にあります。 高額な請求は、不正使用日数分の運賃と、それに相当する追徴金から成り立っています。 ご両親の無知や、状況の混乱が重なり、深刻な事態を招いてしまったことは残念ですが、まずは冷静に現状を把握することが大切です。 問題点は以下の通りです。

  • 定期券のコピー使用:これが最大の争点です。バス会社は、コピーを正規の定期券とみなしていません。
  • バス会社の対応:現状では、バス会社は法的な根拠に基づいて請求しており、事情を酌んでくれる可能性は低いように見えます。
  • 情報伝達の不足:家族内での情報共有が不十分だったことが、今回の事態を招いた大きな要因です。

法的観点からの考察と解決策の提案

このケースは、民事上の損害賠償請求と、刑事上の偽造罪の疑いが絡み合っています。 バス会社は、国土交通省のバス運行業務約款に基づいて請求しているとのことですが、約款の内容によっては、コピー使用を不正行為とみなす根拠がある可能性があります。 しかし、故意の偽造という点については、ご家族の行動から判断すると、故意性は低いと推測できます。 とはいえ、法廷で争うのはリスクを伴います。

1. バス会社との交渉

まずは、バス会社と直接交渉を試みるべきです。 嘆願書を作成し、事件の経緯を詳細に説明し、誠意ある謝罪とともに、分割払いなどの支払い方法の交渉を試みてください。 嘆願書には、以下の点を明確に記述しましょう。

  • 事件の経緯を時系列で詳細に記述する
  • 偽造の意図がなかったことを強調する
  • 経済的な事情を説明し、支払いの困難さを訴える
  • 可能な範囲での支払計画を提示する

2. 弁護士への相談

弁護士に相談することで、法的リスクを的確に評価し、最善の解決策を見つけることができます。 法テラスへの相談が叶わなかったとのことですが、弁護士会などの法律相談窓口も利用できます。 弁護士は、バス会社との交渉を支援したり、必要であれば裁判での対応をサポートしてくれます。 初期相談は無料の場合が多いので、まずは相談してみることをお勧めします。

3. 刑事告訴への対応

刑事告訴の可能性についても、弁護士に相談することが重要です。 故意性が低いと判断されれば、不起訴になる可能性も高いです。 しかし、万が一起訴された場合でも、弁護士の適切な弁護によって、刑罰を軽減できる可能性があります。

4. 家族間のコミュニケーション

今回の事件は、家族間のコミュニケーション不足が原因の一つです。 今後、このような事態を避けるためにも、家族内で情報を共有し、互いに協力し合う体制を築くことが重要です。

具体的なアドバイス:実践可能なステップ

1. **嘆願書の作成:** 事件の経緯、謝罪、支払い計画を具体的に記述した嘆願書を作成します。 日付、時間、場所などを正確に記載し、曖昧な表現は避けましょう。 できれば、複数枚のコピーを作成し、バス会社の担当者へ直接提出しましょう。

2. **弁護士への相談:** 弁護士会や法律相談窓口に連絡を取り、相談の予約を取りましょう。 相談内容を事前に整理しておくと、より効率的な相談ができます。

3. **バス会社との交渉:** 弁護士の助言を得ながら、バス会社と交渉を行いましょう。 感情的にならず、冷静に事実を伝え、誠意ある対応を心がけましょう。

4. **支払計画の策定:** もし、バス会社が分割払いに応じてくれた場合、確実に支払える計画を立てましょう。 家計簿を見直し、節約できる部分を探し、計画的に支払いを進めていく必要があります。

5. **家族会議:** 今回の事件を教訓に、家族会議を開き、情報共有の重要性や、今後のコミュニケーション方法について話し合いましょう。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士の視点から見ると、今回のケースは、故意性と過失の程度が争点になります。 ご家族に故意がなかったことを立証できれば、請求額の減額や、支払方法の変更が可能になる可能性があります。 しかし、バス会社の主張も考慮する必要があり、裁判になる可能性も否定できません。 そのため、弁護士に相談し、適切な対応策を検討することが重要です。

まとめ

今回の事件は、不幸な出来事ですが、この経験から学ぶべき点は多くあります。 冷静に状況を分析し、適切な対応をすることで、事態を好転させる可能性は十分にあります。 弁護士の力を借りながら、バス会社と誠実に交渉し、解決に向けて進んでいきましょう。 そして、家族間のコミュニケーションを改善し、二度とこのような事態が起こらないようにしましょう。

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