高価な一枚板テーブルのニス処理:艶消し・ニス剥がし方法と漆の見分け方

両親から一枚板でできた木材のテーブルをもらいました。その木材には綺麗なニスがしっかり厚く塗られていますが、私の部屋には合わずニスを剥がすか、艶消しにしたいと思っています。それを綺麗にできる方法をどなたか教えていただきますか。かなり高価(100万円)な一枚板だそうです。よろしくお願いいたします。補足 たくさん皆様からのアドバイスありがとうございます。両親に確認したのですが、樹齢何百年のトチの木で、1800×900厚さ100ぐらいでした。価格も150万円だったそうです。漆と合成漆の違いは素人でもみわけられるでしょうか?何度も申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

貴重な一枚板テーブルのニス処理:艶消しor剥がし?

樹齢何百年ものトチの木、1800×900mm、厚さ100mm、150万円という貴重な一枚板テーブル。ニスを剥がすか艶消しにするか、その方法と漆の見分け方について詳しく解説します。高価なテーブルだからこそ、慎重な作業が必要です。失敗すると修復不可能なダメージを与える可能性もあるため、専門家のアドバイスも参考にしながら進めていきましょう。

1. ニス剥がしと艶消しのメリット・デメリット

まず、ニスを剥がすか、艶消しにするか、それぞれのメリット・デメリットを比較検討しましょう。

ニス剥がし

* メリット:木の本来の質感や色合いを楽しめる、好みの塗装を施せる。
* デメリット:作業が複雑で難易度が高い、失敗すると木材に傷がつく可能性がある、専門業者に依頼すると高額になる可能性がある。特に、厚く塗られたニスは剥がすのが困難で、木材を傷めるリスクも高まります。

艶消し

* メリット:比較的簡単に作業できる、木材へのダメージが少ない、費用を抑えられる。
* デメリット:ニスの光沢がなくなるため、高級感が損なわれる可能性がある、完全に艶消しにするには複数の工程が必要となる場合がある。

2. ニス剥がし方法

高価な一枚板テーブルのニス剥がしは、専門業者に依頼することを強くお勧めします。しかし、ご自身で行う場合は、以下の手順と注意事項を厳守してください。

手順

1. 研磨:サンドペーパー(#120〜#400番)で丁寧に研磨します。この段階で、ニスを完全に剥がすのではなく、表面の光沢を落とす程度にとどめます。
2. 剥離剤の使用:専用のニス剥離剤を使用します。必ず換気を良くし、保護具(マスク、手袋、保護メガネ)を着用してください。剥離剤を塗布後、指示に従って時間をおき、ヘラなどで丁寧に剥がします。
3. 研磨(再):剥離剤で剥がしきれなかったニスや残渣を、サンドペーパーで丁寧に研磨します。
4. 仕上げ:木材の保護のため、オイルフィニッシュやワックスなどを塗布します。

注意事項

* 木材へのダメージ:ニス剥がしは木材へのダメージが大きいため、慎重な作業が必要です。
* 安全対策:剥離剤は人体に有害な成分を含んでいるため、換気と保護具の着用は必須です。
* 専門家への相談:不安な場合は、専門業者に相談することをお勧めします。

3. 艶消し方法

艶消しは、ニス剥がしに比べて比較的簡単にできます。

手順

1. 研磨:サンドペーパー(#400番〜#1000番)で丁寧に研磨します。研磨の度合いによって艶消しの程度が変わるため、こまめに確認しながら作業しましょう。
2. 艶消しスプレーの使用:木工用の艶消しスプレーを使用します。薄く数回に分けてスプレーし、均一に塗布します。
3. 乾燥:十分に乾燥させます。

注意事項

* 均一な塗布:ムラなく塗布するために、スプレーする距離や角度に注意しましょう。
* 乾燥時間:スプレー缶の指示に従って、十分な乾燥時間を取ってください。

4. 漆と合成漆の見分け方

漆と合成漆の見分け方は、専門家でも難しい場合がありますが、いくつかのポイントがあります。

* 光沢:本漆は独特の深みのある光沢があり、合成漆は比較的安っぽい光沢です。
* 匂い:本漆は独特の匂いがあります。
* 耐久性:本漆は非常に耐久性が高く、長期間使用しても劣化しにくいですが、合成漆は比較的劣化しやすいです。
* 価格:本漆は非常に高価です。

しかし、素人目での判断は困難です。確実な見分け方は、専門業者に鑑定してもらうことです。

5. 専門家への相談

高価な一枚板テーブルの処理は、専門業者に依頼するのが最も安全で確実な方法です。家具職人や木工専門業者に相談し、適切なアドバイスを受けましょう。彼らであれば、木材の種類や状態、ニスの種類などを考慮した上で、最適な処理方法を提案してくれます。

まとめ

樹齢何百年のトチの木で作られた貴重な一枚板テーブルの処理は、慎重な作業が必要です。ニスを剥がすか艶消しにするか、どちらの方法を選択するにしても、木材へのダメージを最小限に抑えるために、専門家のアドバイスを受けることを強くお勧めします。 ご自身で行う場合は、十分な知識と技術、そして安全対策を徹底してください。

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