騒音問題と賃貸住宅:上階からの騒音に悩まされる場合の対処法

教育委員会のほうに相談をしたほうがよいでしょうか・・・? 私は、公営団地の2階に住んでいるものですが、 上の階のかたの生活状態で、 ご相談したいと思います。 上の階の方は、来年度中学3年生の子供さんがいらっしゃるのですが、 ・・・夜遅くまで起きていて、私の家のほうへ、小さい物音で、嫌がらせをしてくるのです。 この上の階の方は、戸を強く閉めたり、備え付けの畳をつけず、フローリング(板の床)に改造(改悪!!)しているようで、 私たちは騒音で悩まされています。(ダイニング以外は畳敷きの住宅になっております。どこの部屋もみな同じ造りになっています。 このような改造・改悪は当然厳しく禁止されております。) 私の家のほうへ、大きな音が、頭の真上からいきなり殴られるように・・・ドスンドスンと爆音が振り被さってきます。 (共鳴箱の原理で、音が、かなり刺激的な轟音になっております。) あたかも、覗き込まれていて、 爆音の効果を確かめられているようにさえ、思われます。 最近では、小さい物音もコツンコツンと、嫌がらせのように5~6秒間隔で、30分以上続きます。 ひどいときは、5分おきくらいにコツンコツンと2時間も続きます。 大きな騒音は、もう14年ほど悩まされています。 子供さんが小さいときは、走ったりする音がいくらかあってもしかたがないことですが、 こちらの子供さんは、年齢的に、そろそろ自立する年齢だと思いますので、常識がない大人になられては、 自分自身も、両親も、 周囲の人々にとっても迷惑なことです。 両親は遅くに(夜中の1時~2時に)帰ってくるかたなので、子供さんが遅くまで起きているのはわからないではありませんが、 このような騒音を夜中に出してくるのは、両親のしつけがなっていないと思います。 真夜中にこのような騒音を出して平気でいる中学生は理解できません。 畳を取り外してフローリングにしているために、(改悪=団地の賃貸契約上の契約違反) 階下に住む、私たちの日常の些細な話し声も、この上の階の住人は、聞き取れるらしく、こちらの行動と波長が非常に合いすぎている、と実感しています。 その一例として、私たち家族の一人がトイレに行くと、上の階の住人の一人も、思い出したかのように間髪をいれずにトイレに行きます。 (上の住人が、トイレに行ったことがなぜわかるかといいますと、乱暴に歩き、トイレの戸を乱暴に開け閉めして用をたします。) とりあえずは以上のような状況となっております。 教育委員会様としましては、このような生徒に対しての教育・しつけということが、可能なのでしょうか。 このようなケースの子供(生徒)に対しての有効な手立てというものはありませんでしょうか? このような相談を教育委員会のほうにメールで相談して大丈夫でしょうか? 良いアドバイスをいただきたいです。 お願いいたします。

深刻な騒音問題:解決へのステップ

長年にわたる騒音問題、特に上階からの騒音は、生活の質を著しく低下させ、精神的な負担も大きいです。 ご質問にあるような状況は、教育委員会への相談だけでなく、複数の段階的なアプローチが必要となるケースです。まずは、問題解決に向けて段階的に進めていきましょう。

1. 上階への直接的な話し合い

まずは、上階の方と直接話し合うことが重要です。感情的にならず、冷静に事実を伝え、具体的な騒音の状況(時間帯、音の種類、頻度など)を記録した資料を提示しましょう。 話し合いの際には、以下の点を意識してください。

  • 具体的な日時と状況を明確に伝える:いつ、どのような音がどのくらいの時間続いたのかを具体的に説明する。
  • 感情を抑え、冷静に事実を伝える:非難するのではなく、困っている状況を伝えることに集中する。
  • 解決策を一緒に考える:一方的な要求ではなく、お互いに納得できる解決策を探る姿勢を示す。
  • 第三者の立会いを検討する:信頼できる友人や管理会社などに立会いを依頼するのも有効です。

2. 管理会社への相談

直接の話し合いがうまくいかない場合、または状況が改善しない場合は、管理会社に相談しましょう。公営団地の場合、管理会社は騒音問題の解決に協力する義務があります。管理会社は、上階の方へ注意喚起したり、必要に応じて法的措置を検討したりする役割を担います。 管理会社への相談時には、以下の情報を準備しておきましょう。

  • 騒音発生日時と状況の詳細:日付、時間、音の種類、継続時間などを記録した資料。
  • これまでの対応状況:上階の方との話し合いの内容、その結果。
  • 証拠となる資料:騒音の録音データ(証拠として有効な場合もあります)、写真など。

3. 教育委員会への相談

教育委員会は、生徒の教育・指導を行う機関ですが、直接的に個別の家庭の騒音問題に介入することは難しい場合があります。 しかし、騒音の原因が未成年の生徒の行為である場合、教育委員会は、学校を通じて生徒への指導を行う可能性があります。 ただし、教育委員会への相談は、管理会社や警察への相談が不十分であった場合、またはそれらの機関による対応が不十分だった場合に、最終手段として検討することをお勧めします。

4. 警察への相談

騒音が非常にひどい場合、または脅迫や嫌がらせに該当するような行為がある場合は、警察に相談しましょう。警察は、騒音問題に関する法律に基づき、適切な対応を取ります。

5. 法的措置

上記の方法で解決しない場合は、弁護士に相談し、民事訴訟などを検討する必要があるかもしれません。 騒音問題に関する法律や判例を基に、適切な対応を検討してもらえます。

フローリングへの改造問題

賃貸契約において、勝手に畳を撤去してフローリングに改造することは、多くの場合、契約違反となります。 この点についても、管理会社に相談し、契約違反であることを伝え、元の状態に戻すよう求める必要があります。

専門家の意見

騒音問題に詳しい弁護士や建築士に相談することで、より的確なアドバイスを得ることができます。 専門家は、状況を客観的に判断し、適切な解決策を提案してくれます。

まとめ

長年にわたる騒音問題は、精神的な負担も大きく、放置しないことが重要です。 まずは、上階の方との話し合いから始め、段階的に対応を進めていくことをお勧めします。 管理会社、教育委員会、警察、弁護士など、様々な機関に相談できる選択肢があることを理解し、状況に応じて適切な対応を取ってください。 騒音問題の解決には、時間と忍耐が必要ですが、諦めずに解決に向けて努力することが大切です。 記録をしっかり残し、冷静に対処することで、より良い結果が得られる可能性が高まります。

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