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鉄筋コンクリートマンションでも音漏れはする?
鉄筋コンクリート造のマンションは、木造に比べて遮音性が高いとされていますが、全く音漏れがないわけではありません。築年数や構造、部屋の位置、隣接する部屋の状況など、様々な要因によって音の伝わり方は大きく変わってきます。特に、上の階からの生活音は、床衝撃音として伝わりやすく、気になる方も多いでしょう。
築年数と音漏れ
築年数が経過すると、建物の劣化によって遮音性能が低下する可能性があります。今回の場合、現在のマンションが築26年、検討中のマンションが築7年と、築年数に差があります。築7年のマンションの方が、比較的新しい分、遮音性能は高いと期待できますが、絶対ではありません。
部屋の位置と音漏れ
角部屋と中部屋では、音漏れに違いが出ます。角部屋は外壁に面する壁が多いので、隣接する部屋が少ない分、音漏れは少ない傾向にあります。一方、中部屋は隣接する部屋が多いので、生活音などが伝わりやすい可能性があります。特に、上下左右の部屋からの音は気になりやすいでしょう。二階の中部屋は、上下からの音に配慮する必要があります。
具体的な音漏れ対策
音漏れ対策として、以下の方法が考えられます。
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- 防音カーペットやマットの敷設:床衝撃音を軽減する効果があります。厚みのあるものや、防音効果の高い素材を選ぶことが重要です。厚さ1cm以上の防音マットがおすすめです。
- カーテンやブラインドの設置:窓からの音漏れを防ぎます。遮音性の高いカーテンを選ぶと効果的です。厚手のカーテンや、二重構造のカーテンがおすすめです。
- 家具の配置:家具を配置することで、音の反響を防ぎ、遮音効果を高めることができます。特に、壁際に家具を配置すると効果的です。ソファや本棚など、重い家具がおすすめです。
- 窓の防音対策:窓からの音漏れを防ぐために、防音窓フィルムや防音カーテンを使用するのも有効です。窓枠の隙間を埋めるパッキンなども効果があります。
築7年マンションの中部屋:メリットとデメリット
築7年の鉄筋コンクリートマンションの中部屋は、メリットとデメリットがあります。
メリット
* 比較的新しい建物:設備が新しく、メンテナンスの手間が少ない可能性が高いです。
* 管理体制が整っている可能性が高い:築年数が浅いマンションは、管理体制がしっかりしていることが多いです。
* 価格が比較的安い可能性がある:角部屋に比べて、価格が低い可能性があります。
デメリット
* 音漏れのリスクが高い:中部屋は、隣接する部屋からの音漏れを受けやすいです。
* 日当たりや通風が悪い可能性がある:角部屋に比べて、日当たりや通風が劣る可能性があります。
* プライバシーの面で気になる点がある:隣接する部屋からの視線が気になる可能性があります。
現在のマンションと比較して
現在のマンションが築26年で、上の階からの騒音がひどいとのことですので、新しいマンションへの引越しは検討する価値があります。しかし、中部屋であることへの懸念は理解できます。
内見時のチェックポイント
物件の内見時には、以下の点を必ず確認しましょう。
- 上下左右の住戸の状況:居住者の有無や生活スタイルを想像してみましょう。小さな子供がいる家庭や、ペットを飼っている家庭の場合は、騒音に配慮が必要です。
- 壁や床の厚さ:壁や床の厚さは、遮音性能に影響します。厚いほど遮音性能が高い傾向があります。
- 窓の性能:窓の性能も音漏れに影響します。二重窓や防音窓であれば、音漏れを軽減できます。
- 実際に生活音を聞いてみる:可能であれば、実際に生活音を聞いてみるのが一番です。昼間だけでなく、夜間の騒音も確認しましょう。
専門家への相談
迷う場合は、不動産会社や建築士などに相談してみるのも良いでしょう。専門家の意見を聞くことで、より的確な判断ができます。
結論:慎重な判断を
築7年の鉄筋コンクリートマンションの中部屋への引越しは、必ずしも悪い選択ではありません。しかし、音漏れのリスクがあることを理解した上で、慎重に判断する必要があります。内見時にしっかりと確認し、必要であれば追加の音漏れ対策を検討しましょう。現在のマンションでの我慢も一つの選択肢ですが、生活の質を大きく左右する問題ですので、ご自身の状況をよく考え、最適な選択をしてください。