騒音トラブルと高齢者入居者の退去問題:円満解決のための具体的なステップ

退去して頂きたい住人の件(続きです) 別途質問で詳細の一部を明記しておりますので 宜しかったらそちらもお読み頂けると話の内容がお分かり頂けると思います。 契約時は住人Aの攻撃性については知りませんでした。 Aの人格障害は元々なのか分かりませんが 元々A1号室に入ってた家族(お子さん3人)と揉めてから 急激に攻撃的になった様です。 その後A1号室家族は引っ越し、これで落ち着くと思っていたのですが 次に入った方(若い年代のご夫婦)の音が気になると 自宅へ呼び1時間以上に渡って音に関連する注意をしたとの事でした。 その若いご夫婦はたった2ヶ月で引っ越していきました。 これがつい最近です。 そのご夫婦からは「次に何をされるか分からない」 「普通の生活音すら受け付けて貰えない、掃除もできない」と。 他の住人達は中年~高齢で皆さん洗濯機も掃除機も使いませんし 料理時換気扇も回しません。 Aは30代前半ですが他住人からは「いないかと思った」と云った感覚で とても静かに暮らしている様です。(2年少し住んでいます) こちらの落ち度として契約時、子供のせいでうるさい事だけは伝えていましたが 構造上音がとても伝わりやすい、壁が薄い等は一切言わず契約です。 構造上の問題はAで無くても他住人からも音漏れが多いと指摘を過去何度も 受けていたのにこちらが伝えなかった部分が有ります。 Aは音にだけ反応を示す様で、普段はとても穏やかで大人しい方です。 先日質問の様に周りからの評判がとても良く 中にはAがいなくなると自分達でゴミ捨ても行かないと行けない! 中には足が悪い方がいます。(階段が急になっているので確かに不便です)。 元々ボランティアで施設訪問をしていた事もありお年寄りからは とても信頼が厚く、Aを追い出そうとしている、それは他住人も敵に 回すのと同じだ!とまで言われています。 角部屋はペット不可仕様ですが折れ説得したものの 現在住んでいる部屋のクリーニング代は支払わない・フレッツの再工事費用全額負担と。 角部屋は不具合が少し有りお風呂に問題が有ります。 Aは潔癖症でも有るらしく・・移動自体が難しいかもしれません。 退去して欲しい、でも問題が必ず起こるだろうと予測は付いています。 どうしたら良いのでしょうか。補足ありがとうございます!周りの住人もAの言う事なら間違いは無いから安心と思っている様ですし・・。Aが望む相手としては老人で一人暮らし、音をなるべく立てない事が条件でした。それを承知したと言いつつこちらが若い夫婦を入れたので余計にこじれたのかもしれません。管理会社は無く不動産は妻が大家は夫で有る私が経営しています。夫婦経営で個人管理なので困っていましたが参考にします!

問題の整理:騒音トラブルと入居者の退去

このケースは、入居者Aさんの騒音問題と、それによる他の入居者への影響、そしてAさんの退去を希望するものの、周囲の反対やAさんの事情(潔癖症、高齢者との良好な関係など)を考慮する必要がある複雑な状況です。 契約時の情報開示不足(建物の防音性の低さ)、入居者Aさんの特殊な事情(音への過敏性、高齢者との良好な関係)、周囲の入居者への影響、そして大家さんご夫婦の立場といった複数の要素が絡み合っています。

解決に向けたステップ:段階的なアプローチ

問題解決には、段階的なアプローチが重要です。焦らず、一つずつ丁寧に解決していくことで、円満な退去を目指しましょう。

ステップ1:Aさんとの冷静な対話

まず、Aさんとの直接対話を試みましょう。感情的にならず、事実を淡々と伝え、Aさんの気持ちを理解しようとする姿勢が大切です。

* 具体的な事例を提示する:具体的な騒音トラブルの事例を伝え、それが他の入居者に与えた影響を説明します。「若いご夫婦が2ヶ月で退去されたこと」「他の入居者から音漏れに関する苦情が過去に何度もあったこと」などを具体的に説明しましょう。
* Aさんの気持ちを理解する:Aさんの音への過敏性や潔癖症といった事情を理解し、共感する姿勢を示すことが重要です。なぜ音に敏感なのか、何がAさんを不安にさせているのかを丁寧に聞き出しましょう。
* 解決策の提案:Aさんの退去を直接要求するのではなく、まずは現状の改善策を提案してみましょう。例えば、防音対策(窓の二重窓化、防音カーテンの設置など)や、他の入居者とのコミュニケーションの促進などを提案することで、Aさんの協力を得られる可能性があります。
* 専門家の介入:話し合いが難航する場合は、弁護士や民事調停委員などの専門家の介入を検討しましょう。専門家の客観的な意見は、解決への道筋を示すのに役立ちます。

ステップ2:他の入居者への説明と協力を得る

Aさんの退去を希望する理由を、他の入居者に丁寧に説明し、理解と協力を得る努力が必要です。

* 現状の説明:騒音問題の現状と、それが他の入居者に与えている影響を明確に説明します。
* Aさんへの配慮:Aさんへの配慮を忘れずに、Aさんの人格や行動を批判するような言葉は避けましょう。
* 解決策への協力を求める:防音対策などの費用分担や、Aさんとのコミュニケーションへの協力などを求めることで、他の入居者の理解を得られる可能性があります。

ステップ3:角部屋への転居を提案する

Aさんが角部屋への転居を希望していることを踏まえ、角部屋への転居を提案してみましょう。ただし、お風呂の問題やクリーニング代、フレッツ工事費用については、事前に明確な条件を提示する必要があります。

* 角部屋の現状を明確に伝える:お風呂の問題点や、修繕が必要な箇所を具体的に伝え、修繕費用負担の有無を明確にしましょう。
* クリーニング代とフレッツ工事費用について:クリーニング代とフレッツ工事費用については、Aさんとの交渉を通じて、妥協点を見つける必要があります。部分的な負担を提案するなど、柔軟な対応が求められます。
* 転居のメリットを強調する:角部屋のメリット(静かさ、プライバシーの確保など)を強調し、Aさんが快適に暮らせる環境を提案しましょう。

ステップ4:法的措置の検討

上記の方法で解決できない場合は、やむを得ず法的措置を検討する必要があります。

* 賃貸借契約に基づく退去請求:賃貸借契約に違反している場合(例えば、騒音問題が契約違反に該当する場合)は、契約に基づいて退去を請求することができます。
* 裁判:話し合いがまとまらない場合は、裁判による解決を検討する必要があります。

専門家の視点:弁護士・不動産管理士

このような複雑な問題は、弁護士や不動産管理士などの専門家のアドバイスを受けることが非常に重要です。専門家は、法律的な観点から適切なアドバイスを行い、円満な解決をサポートしてくれます。

具体的なアドバイス:

* 記録を残す:騒音トラブルに関する記録(日時、内容、証人など)を詳細に記録しておきましょう。これは、今後の交渉や裁判において重要な証拠となります。
* 冷静さを保つ:感情的にならず、冷静に対処することが大切です。
* 専門家の力を借りる:弁護士や不動産管理士などの専門家の力を借りることを検討しましょう。
* コミュニケーションを重視する:Aさんや他の入居者とのコミュニケーションを重視し、相互理解を深める努力をしましょう。

まとめ:段階的な解決策と専門家の活用

今回のケースは、騒音問題、高齢者入居者との関係、建物の構造問題など、複数の要素が絡み合った複雑な問題です。 段階的なアプローチと、専門家の活用によって、円満な解決を目指しましょう。 焦らず、一つずつ丁寧に問題に取り組むことで、最終的には、すべての関係者が納得できる解決策を見つけることができるはずです。

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