騒音に悩まされるアパート暮らし…鉄骨造と鉄筋コンクリート造の違いと防音対策

引っ越しを検討している20代OLです。今のアパートは鉄骨造なのですが、隣の家の話し声、足音、ドライヤーの音、料理してる音など、壁が薄く生活音が筒抜けなのが気になります。なので、壁の厚さを重視したいんですが…(勿論アパートなので、限界はあると思いますが)不動産屋さんのサイト等にかいてある鉄骨鉄筋と鉄筋コンクリートは、どう違うんですか?どちらのほうが比較的隣室の音が聞こえませんか?それ以外に、防音性を見分けるコツなどありますか?見に行ってもなかなか、隣の部屋で音をたててもらうのは難しいですよね…アドバイスよろしくお願いします!

鉄骨造と鉄筋コンクリート造の違いと防音性

アパートやマンションの構造は、大きく分けて「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造(RC造)」「木造」などがあります。防音性を重視するなら、鉄筋コンクリート造が最も優れています

鉄骨造

鉄骨造は、鉄骨の骨組みで建物を支える構造です。比較的軽量で建設コストが低いことから、多くのアパートに採用されています。しかし、壁が薄い場合が多く、隣室の音漏れがしやすいというデメリットがあります。特に、鉄骨造で軽量鉄骨を使用している場合は、防音性が低い傾向にあります。

鉄筋コンクリート造(RC造)

鉄筋コンクリート造は、鉄筋で補強したコンクリートで建物を支える構造です。鉄骨造に比べて重量があり、壁も厚いため、防音性に優れています。隣室の音漏れが少なく、静かな生活を送りたい方にはおすすめです。

鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)

鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄骨と鉄筋コンクリートの両方の特性を活かした構造です。高層建築物などに多く用いられ、RC造と比較すると防音性は若干劣るものの、鉄骨造よりは高い防音性能を期待できます。

防音性を高めるためのコツ

不動産会社に掲載されている情報だけでは、防音性の良し悪しを判断するのは難しいです。実際に物件を見に行く際に、以下のポイントをチェックしてみましょう。

1. 壁の厚さ

壁の厚さは、防音性に大きく影響します。壁を叩いてみて、音が鈍く響く場合は防音性が高い可能性があります。逆に、音が軽く響く場合は防音性が低い可能性があります。ただし、壁の材質も重要なので、厚さだけで判断するのは危険です。

2. 窓の材質と性能

窓は、音の侵入経路になりやすい部分です。二重窓や防音ガラスを採用している物件は、防音性に優れています。窓の材質や性能についても確認しましょう。窓枠の気密性も重要です。隙間風が入るような窓は防音性が低い可能性が高いです。

3. 建物の構造と築年数

築年数の古い建物は、経年劣化によって防音性が低下している可能性があります。比較的新しい建物の方が、防音性能が高い傾向にあります。また、建物の構造も重要です。前述の通り、RC造は防音性に優れています。

4. 周辺環境の確認

静かな環境にある物件を選ぶことも重要です。騒音源となる場所(道路、線路など)から離れた物件を選びましょう。

5. 実際に音を聞いてみる

物件を見学する際に、管理人さんなどに相談し、隣室で音を立ててもらえるか確認してみましょう。ただし、これは必ずしも可能とは限りません。

6. 室内での音の響きを確認する

室内で手を叩いたり、大きな声を出したりして、音の響き方をチェックしてみましょう。音が反響しやすい部屋は、防音性が低い可能性があります。

7. 断熱材の有無を確認する

断熱材は、音の伝達を抑制する効果があります。断熱材が使用されているか、どのような種類のものを使用しているかを確認しましょう。

専門家の意見:建築士の視点

建築士の視点から、防音対策についてアドバイスします。

「防音性能は、壁や窓の材質だけでなく、建物の構造全体で決まります。鉄筋コンクリート造は、その構造自体が防音性に優れているため、鉄骨造に比べて騒音問題が少ない傾向にあります。しかし、鉄筋コンクリート造であっても、施工の精度や建材の質によって防音性能は大きく変わるため、注意が必要です。物件を選ぶ際には、建築会社や施工状況なども確認することをお勧めします。」

まとめ

アパート・マンション選びで防音性を重視するなら、鉄筋コンクリート造の物件を選ぶことをおすすめします。しかし、鉄筋コンクリート造であっても、完璧な防音効果を期待することはできません。上記のポイントを参考に、実際に物件を見学して、自身の耳で音を確認し、納得のいく物件を選びましょう。

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