風通しの悪い部屋を涼しくする!36℃の暑さを克服する方法

閲覧いただきありがとうございます。かなり悩んでいますので、長文になります。申し訳ございません。私は、4階1LDKの賃貸アパートに住んでおります。間取りは画像のとおりです…。夏になると天井近くに設置している時計の温度計が36~38℃を指すほど気温が上昇します。サーキュレーターと扇風機2台回してようやく32℃前後まで下がります…夜で29℃程。湿気も高めなので、じめっとした暑さです。どこの部屋も、トイレも暑いです。最近になって除湿機を導入しましたが、それからも熱を発するので、効果は±0です。冬はあったかくて快適なのですが、夏だけは毎年熱中症になるのではないかと思うほど、厳しい暑さです。窓は3つありますが全て西側にしかなく、リビングの窓に至っては開き窓で小さいのでまったく風通しがよくありません。また、ドアを薄く開けても、踊り場にかなり熱がこもっているので、涼しくありません。踊り場の窓は3階と4階の階段の間にあるだけなので、4階まで上がると気温が異常に高い状態です。階段に上るだけで気温の上昇が感じ取れます。。とても気に入っている物件で、2年住んでいるのですが、この夏の気温上昇に関しては引っ越したいと思ってしまうほどです。この暑さだけ解決できれば、まだ住み続けたいと考えております。さいあく、エアコンの導入を考えていますが、費用面や体調を考えるとメリットだけではないので、本当に最終手段にしたいと考えております。どうすれば解決、もしくは少しでも快適な部屋にできますでしょうか?ご意見、アドバイスを宜しくお願い致します。

36℃の暑さの原因究明:西日と通風の悪さ

4階建ての最上階、西向きの窓のみという条件は、夏の暑さの原因を明確に示しています。西日は太陽の角度が高くなる午後から夕方にかけて強く当たり、部屋の温度を急激に上昇させます。さらに、窓が小さく開き窓であること、そして踊り場の熱気が部屋に流れ込む構造も、室温上昇に拍車をかけています。除湿機の効果がないのは、室温そのものが高いため、湿気を抜いてもすぐに気温が上昇してしまうためです。

暑さ対策:効果的な方法と優先順位

エアコン導入は最終手段として、まずは以下の対策を段階的に実施することをお勧めします。

1. 遮熱対策:西日を遮断する

最も効果的なのは、西日そのものを遮断することです。

  • 断熱カーテン:遮光率の高い断熱カーテンは必須です。できれば、遮熱効果のある生地を選びましょう。厚手のカーテンは、昼間は閉めて西日を遮断し、夜間は開けて熱気を逃がすようにしましょう。色は、明るい色よりも濃い色の方が遮熱効果が高いです。ベージュのカーテンは、お部屋の雰囲気を壊さずに遮熱効果を発揮します。
  • 遮熱シート:窓ガラスに貼る遮熱シートも効果的です。種類も豊富なので、お部屋の雰囲気や予算に合わせて選びましょう。特に、窓枠とガラスの隙間からの熱の侵入を防ぐ効果が期待できます。
  • 日よけシェード:窓の外側に設置する日よけシェードも有効です。様々なデザインがあり、見た目もオシャレなものがたくさんあります。設置が容易なタイプも多く、賃貸でも比較的簡単に取り付けることができます。
  • グリーンカーテン:ゴーヤやアサガオなどのツル性の植物を窓際に植えて、グリーンカーテンを作るのも効果的です。自然な日よけになり、見た目も涼しげです。ただし、生育期間が必要なので、夏の暑さ対策としてすぐに効果を発揮するものではありません。

2. 通風改善:わずかな風も最大限に活かす

西向きの窓しかなく風通しが悪いのが問題なので、工夫が必要です。

  • サーキュレーターの活用:サーキュレーターは、扇風機と併用することで、部屋全体の空気を循環させ、効率的に冷却します。天井付近の熱気を床に降ろし、扇風機で外に排出するイメージで使いましょう。風の流れを作ることで、体感温度を下げる効果があります。
  • 扇風機の配置:扇風機は、窓際に置いて外へ熱気を排出するように設置しましょう。複数の扇風機を効果的に配置することで、より効率的に空気を循環させることができます。
  • 窓の工夫:小さな開き窓でも、工夫次第で通風効果を高めることができます。例えば、反対側の窓を少し開けて空気の流れを作ったり、換気扇を併用することで、より効果的な換気が期待できます。窓を開ける時間帯も重要で、朝方や夕方の涼しい時間帯に積極的に換気を行いましょう。

3. 室内温度の上昇を抑える工夫

  • 床材:床材は、熱を吸収しやすい素材は避け、熱を反射しやすい素材を選びましょう。例えば、フローリングにラグを敷くことで、床からの熱気を軽減できます。ベージュ系のラグは、お部屋の雰囲気を壊さずに、涼しげな印象を与えます。
  • 家具の配置:家具の配置も重要です。窓際に大きな家具を置くと、日差しを遮り、部屋の温度上昇を招きます。家具の配置を見直すことで、より効果的な換気を行うことができます。
  • 照明:白熱電球などの発熱量の多い照明器具は避け、LED照明に交換しましょう。LED照明は消費電力が少なく、発熱量も少ないため、室温の上昇を抑える効果があります。

4. その他の対策

  • 冷却スプレー:冷却スプレーを使うことで、一時的に涼しさを感じることができます。ただし、頻繁に使用すると肌への負担が大きくなるため、使用頻度には注意しましょう。
  • 冷感グッズ:冷感素材のタオルケットや枕カバーなどを活用することで、寝苦しさを軽減できます。接触冷感素材は、肌に触れた際にひんやりとした感触を与え、快適な睡眠をサポートします。
  • 水分補給:こまめな水分補給は熱中症予防に非常に重要です。常温の水やスポーツドリンクなどをこまめに飲みましょう。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、この物件の暑さ問題は、建物の断熱性能の低さと、通風計画の不足が原因と考えられます。古い建物や断熱性能の低い建物では、夏場の暑さ対策が非常に重要になります。今回のケースでは、遮熱対策と通風対策を徹底的に行うことで、室温上昇を抑制することが可能です。

まとめ

36℃にもなる部屋を涼しくするには、複数の対策を組み合わせることが重要です。まずは遮熱対策を徹底し、次に通風を改善することで、快適な空間を実現できるはずです。エアコン導入は最終手段として、上記の対策を段階的に試してみて、効果を確かめながら進めていきましょう。

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