青森県のアパート家賃滞納問題:解決へのステップバイステップガイド

祖母が青森県でアパートの大家をしております。家賃滞納者の対処方法に関して教えてください。 長文になることをお許しください。 私の祖母が大家をしているアパートに家賃滞納者の女(仮にA子)がいます。 まずはじめにA子ついて説明しますが、A子は祖母が大家をしているアパートの2階に部屋を借りており、子供が1人いますが、夫はいません、生活保護を受けていますが、アパートに住んでおらず、実家に子供と一緒に住んでいます。所謂、生活保護の不正受給者です。 家賃滞納への経緯ですが、 数年前(家賃を滞納する前)に、A子は冬場の水道の水抜きを怠り、水道管に亀裂が入り水漏れ事故を起こしました。1階は空家で、2階にも家具はあれど「実質」人は住んでいないため、私たちが気づくのに数日かかったのですが、その修繕工事に20万ほどかかりました。工事を受けをってくれた人に聞いたところ結果的にA子の不注意が原因だと分かったので、A子に費用の負担をお願いしましたが、話は荒れに荒れA子は無視を決め込むようになり、その翌月から20ヶ月の間、家賃を滞納するようになりました。祖母も歳なので結果的にその滞納に気づくまでに約1年かかり、残りの8ヶ月分は手をこまねいてる時間でした。現在は市役所の担当に事情を話し、毎月の家賃をA子の口座へ振り込まず、直接祖母の銀行口座へ振り込むように変更しました。 ですがいまだに滞納分の20ヶ月分(約80万円)の家賃はA子が滞納したままです。 A子曰く、毎月家賃分として市役所から渡されたお金を、実の兄が着服していたらしいです。これに関してはきっと嘘でしょう。 現在はA子と連絡が一切取れなくなってしましました、保証人(A子の親戚)も同様です。 本人たちと話をするのも不可能ですし埒があかないので、A子の親に滞納の話を持ちかけたほうがいいと思い 市役所にA子の親の住所を教えてもらうようにお願いしましたが、市役所の担当曰く、個人情報なので親の住所を教えるのはA子の許可がいるから1週間待ってくれとのことでした。今は待っている状態ですが、多分A子は許可しないでしょう。 本来の予定ではA子の親に以下の話をしようと思っておりました。 『水道管工事の費用は大家が負担するので滞納分だけでも直接支払って欲しい、 それが無理なら、弁護士を雇い、水道管工事の費用と家賃滞納分の回収をお願いするつもりです』と。 A子の親には、弁護士に頼んだ場合にA子が払えないならA子の保証人に滞納分を払ってもらことになるかもしれないので、保証人は親戚ですし前向きに動いてくれるかなと思っていました。 これが今の状況です。 A子の親とも会えていないですし、弁護士とも話もしていません。 私が出来ることならばなんでもして祖母を助けたいのですが、どういう手順で事を進めて行くのがいいのでしょうか? 滞納分の家賃の回収はもちろんですが、祖母もこの件で痴呆気味だった症状が更に悪化し調子も悪いので、出来るだけ早く解決してあげたいです。 また、私の個人的な疑問なのですが、いまの状況でA子をアパートから出ていってもらうことは可能なのでしょうか? 何か作戦やご助言頂けたら助かります。 長文を最後まで読んでいただいて有難うございます。 宜しくお願いいたします。補足ご指摘の点ですが、家庭の事情もあり当然のことが当然にできなかったという状況です。 私もその通りだとは思いますが、当時私が介入することは現実的に不可能でした。 説明すると長くなりますのでご察しください。

家賃滞納問題解決のためのステップ

ご祖母様の状況、大変お辛いですね。まずは冷静に、ステップを踏んで解決していきましょう。A子さんの状況や対応の難しさは理解できますが、法的な手続きを踏むことで解決への道筋が見えてきます。

ステップ1:弁護士への相談

最も重要なステップです。弁護士に相談することで、法的観点からのアドバイスを受け、今後の対応を明確にできます。弁護士費用はかかりますが、滞納家賃回収の可能性を高め、精神的な負担を軽減する効果も期待できます。青森県には多くの弁護士事務所がありますので、インターネット検索や弁護士会への問い合わせで、家賃滞納問題に詳しい弁護士を探しましょう。

  • 弁護士への相談は、状況説明と証拠の提示が重要です。A子さんと連絡が取れないこと、保証人にも連絡が取れないこと、水道工事の費用に関する領収書や写真、家賃滞納に関する記録などを準備しましょう。
  • 弁護士費用は事務所によって異なりますが、相談料は無料の場合もあります。まずは無料相談を利用し、弁護士の意見を聞いてみましょう。

ステップ2:内容証明郵便の送付

弁護士に相談後、A子さんと保証人に対して、内容証明郵便で滞納家賃と水道工事費用の支払いを請求しましょう。内容証明郵便は、送付内容が確実に相手に届いたことを証明する重要な証拠となります。弁護士に依頼することで、法的根拠に基づいた適切な内容で作成できます。

  • 内容証明郵便には、滞納期間、滞納金額、支払期限などを明確に記載します。
  • 支払期限までに支払いがなければ、訴訟などの法的措置をとる旨を記載します。

ステップ3:訴訟手続き

内容証明郵便を送付しても支払いがなければ、裁判所に訴訟を起こす必要があります。訴訟手続きは複雑ですが、弁護士に依頼することで、スムーズに進めることができます。

  • 訴訟では、滞納家賃と水道工事費用の支払いを請求します。また、裁判費用も請求できます。
  • 裁判の結果、A子さんに支払能力がないと判断された場合、保証人に請求することになります。

ステップ4:強制執行

裁判で勝訴判決を得ても、A子さんが支払いをしない場合は、強制執行という手続きを行います。強制執行には、給与差押え、不動産差押えなどがあります。弁護士に相談して、適切な強制執行方法を選びましょう。

  • 強制執行は、裁判所の許可が必要です。
  • 強制執行には、費用がかかります。

A子をアパートから追い出すことは可能か?

はい、可能です。滞納が続いている状態では、賃貸借契約を解除し、A子さんに退去を求めることができます。弁護士に相談することで、適切な手続きを踏んで退去させることができます。

  • 民法615条に基づき、催告を行い、一定期間内に支払いがなければ契約解除が可能になります。
  • 裁判所の許可を得て、明渡し請求訴訟を起こすことで、強制的に退去させることができます。

生活保護と家賃滞納

A子さんが生活保護を受けていることは、家賃滞納を免責する理由にはなりません。生活保護費は生活に必要な費用を支給するものであり、家賃滞納を許容するものではありません。生活保護費の不正受給に関しても、市役所などに通報することも検討しましょう。

専門家の視点:不動産管理会社への相談

状況が複雑で、ご自身で対応するのが難しい場合は、不動産管理会社に相談することをお勧めします。不動産管理会社は、家賃滞納問題の解決に豊富な経験と知識を持っています。管理会社に委託することで、滞納家賃回収の手続きをスムーズに進めることができます。費用はかかりますが、ご祖母様の負担を軽減し、迅速な解決に繋がる可能性があります。

まとめ:早期の専門家への相談が重要

今回のケースは、家賃滞納だけでなく、水道工事費用の未払い、生活保護の不正受給疑惑など、複数の問題が絡み合っています。そのため、早期に弁護士や不動産管理会社に相談し、適切なアドバイスとサポートを受けることが重要です。ご祖母様の健康状態も考慮すると、迅速な解決を目指しましょう。

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