離婚調停における有責配偶者と別居の扱い

有責配偶者について。今、離婚調停中です。離婚の原因は不倫ではありません。相手も離婚の原因は認めてます。問題は私がいけないのですが、別居で実家に戻れば良かったのですが、両親も高齢で一緒には住めないと。実家に住める状況ならもっと早く、5年、10年前に子供を連れて離婚してました。そこで、離婚したいと相談していた彼のところに住してもらってます。はたから見たら、不倫の結末で一緒になったと誰もが思いますが、別居する前に彼とは肉体関係はありません。だから、いくら過去を調べても不貞の証拠はありません。離婚の原因ではないのですが、調停では今の状態が同棲だから、有責配偶者と調停員が言いますが、不倫が離婚の原因ではないのに、有責配偶者となるのでしょうか?法律上、不倫が離婚の原因はなく、別居に至った場合、今の状態までもが離婚の原因に含まれるようになるのでしょうか!含まれるなら、別居前の不貞行為を旦那が立証しないと成立しないと思われるのですが…今の状態は不定行為だと認識してます。ちゃんと、別居や離婚の原因を認めて、もう、戻らないと言って家を出たので、私はそこで、夫婦関係が破綻したと思ってます。別居も離婚原因も認めたのに、後付けで不倫が離婚原因とされるのは納得がいきません。離婚調停と今の状態は分けて審議しないのですか?調停員は旦那よりの意見ばかりで、私が15年以上苦しんできたことなど、ひとつも理解してくれません。私が不貞行為をしていての調停なら有責配偶者としての言葉に納得します。離婚の原因は、旦那が逮捕された。モラハラ、sexの強要(外でする、縛るなど、逸脱した要求)、姑が部屋を物色するなど、まだいっぱいありますが、離婚の原因は認めてます。lineの会話もあります。子供たちにも旦那自らが離婚の原因を説明しました。このような状態でも、有責となりますか?補足有責配偶者だと後から言うのはよいですが、それを認定するには、離婚の原因として、離婚の話し合いに出てきたか、出てこないにしても不倫が原因であるなら、いつ、どこでという証拠の提示をする必要があるのではないかと思う。証拠もないままに有責配偶者と認定するのはおかしいと思いますが。

離婚調停における有責配偶者の判定と別居の関係

ご質問の内容は、離婚調停において、配偶者の一方が別居後に新たな交際相手と同居した場合、それが有責配偶者となるかどうかの判断について、非常に重要な点を突いています。結論から言うと、不倫が離婚の原因でない場合でも、別居後の同居関係が離婚原因に影響し、有責配偶者と判断される可能性はあります。しかし、それは状況証拠に基づいて判断されるものであり、必ずしも自動的に有責となるわけではありません。

有責配偶者とは?

まず、有責配偶者とは、離婚の原因となるような重大な責務を負った配偶者を指します。一般的には、不貞行為、DV、モラルハザードなどが挙げられます。しかし、離婚原因は一つとは限りません。複数の要因が複雑に絡み合って離婚に至るケースがほとんどです。

別居後の同居と離婚原因

ご質問の場合、ご主人のモラハラ、性的強要、姑のプライバシー侵害など、明確な離婚原因が存在します。ご主人がこれらの行為を認め、LINEの会話など証拠もあるとのことですので、ご主人の責任が大きいことは明らかです。

しかし、調停員が「同棲」を問題視しているのは、別居後の行動が夫婦関係修復の可能性を著しく損なうと判断された可能性が高いです。新たな交際相手と同居することで、離婚の意思が明確になり、修復の余地がなくなったと判断されるケースがあります。これは、離婚原因の有無とは別に、離婚に至る過程における責任として問われる可能性があるのです。

調停員の判断と証拠

調停員がご主人の意見に偏っていると感じているとのことですが、調停員は中立的な立場で調停を進めることが求められます。しかし、現実には、調停員の個人的な見解が影響してしまうケースも否定できません。

重要なのは、ご自身が主張する離婚原因を明確な証拠とともに提示することです。ご主人のモラハラや性的強要、姑の行為などは、LINEの会話や証言などによって裏付ける必要があります。また、別居後の同居についても、それが不倫ではなく、単なる同居であることを明確に説明する必要があります。例えば、新しい交際相手との同居に至った経緯、経済的な事情、住居確保の困難さなどを具体的に説明することで、調停員に理解を得やすくなるでしょう。

専門家のアドバイス

このような複雑な状況では、弁護士などの専門家にご相談することを強くお勧めします。専門家は、法律的な知識に基づいて適切なアドバイスを行い、調停において有利に事を運ぶための戦略を立ててくれます。また、調停員との交渉や証拠の提示方法についてもサポートしてくれます。

具体的なアドバイス

1. **証拠の整理と強化:** LINEの会話、証言、写真など、ご主人のモラハラや性的強要、姑の行為を証明する証拠を整理し、さらに強化しましょう。必要であれば、医師の診断書なども有効です。
2. **別居後の状況説明:** 新しい交際相手との同居に至った経緯を詳細に説明する資料を作成しましょう。経済的な理由、住居の確保の困難さ、お子さんの事情などを含め、客観的な説明を心がけてください。
3. **弁護士への相談:** 弁護士に相談し、調停における戦略を立てましょう。弁護士は、証拠の提示方法や調停員への対応について、専門的なアドバイスをしてくれます。
4. **調停記録の確認:** 調停の記録は、後々の裁判になった場合に重要な証拠となります。調停の進捗状況や調停員の言動を記録しておきましょう。
5. **感情的な発言を避ける:** 調停では、感情的な発言は避け、冷静に事実を述べるように心がけましょう。感情的な発言は、調停員に悪印象を与え、不利に働く可能性があります。

まとめ

離婚調停は、非常に複雑で精神的に負担のかかる手続きです。しかし、適切な準備と専門家のサポートを受けることで、より良い結果を得られる可能性が高まります。ご自身の権利をしっかりと主張し、安心して新しい生活を始めるために、積極的に行動を起こしましょう。

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