離婚後、元夫による自宅不法占拠と対処法

夫と最近離婚しました。元夫はイラン人です。離婚届には自分がサインし印鑑も押したのですが私に騙されて離婚届とは知らずに書かされたと言っています。本人は離婚無効の手続きをこれからするようです。傷害事件で逮捕されたことが原因でビザが1年しか取得できなかったのであせっていると思われます。問題は離婚後も家から出て行ってもらえず実質、同居している状況です。家は結婚前から私が所有していて私名義です。何度も出て言って欲しいと言っているのですが同居していた年数(結婚生活8年です)が長いので居座る権利があるらしいのです。そこで先日の昼間、家は私の持ち物でもあるのでドアの鍵を替えて私以外が入れないようにしました。そのまま私は家を不在にしました。すると、その日の夜中、元夫からメールで部屋に入ったと知らせてきました。翌日、警察立会の元、家に戻ってみるとドアが壊されていました。侵入経路は外からベランダまでよじ登り窓ガラスを割って中に入り内側からドアの鍵を壊したようです。警察は離婚していても不法侵入や器物損害で元夫を逮捕するわけにはいかないというのです。家の鍵は壊れたままにして身の危険もあるので取りあえず今は別の場所に避難しましたが、元夫は家に舞い戻り別の鍵を付けて今度は私が入れないようにしたと思います。なぜ、自分の家なのに勝手なことをされて占拠されなければならないのでしょう。弁護士を間に立てて立ち退くよう警告してもらうつもりですが、今すぐというわけにもいかないのでとても困っています。離婚に至るにはこれまで夫のDVや生活費を入れないどころかお金までたくさん貸してきました。その時貸したお金はもちろん返してもらっていません。暴れたりしたため警察の人に来てもらったことも2度や3度ではありません。でもいつかちゃんとした生活が送れるようになるのではないかといろいろ協力もしてきましたがもう我慢の限界でした。今まで貸したお金など返してもらうつもりもありませんので早く別々の人生を歩みたいだけです。自分で選んでした結婚と離婚ですので責任が私にあるのは重々承知しています。とにかく自分の家に安心して戻る方法があれば教えてください。

深刻な状況:元夫による自宅不法占拠とDVのトラウマ

ご相談の内容は、離婚後も元夫が自宅を不法占拠し、さらに住居侵入や器物損害といった犯罪行為に及んでいるという、非常に深刻な状況です。長年のDVや経済的DV、そして今回の事件によって、ご自身の安全と精神的な安定が大きく脅かされていることが分かります。 過去のDV経験からくる恐怖心も、現在の状況をより困難にしているでしょう。まずは、ご自身の安全を確保することが最優先です。

警察への対応と法的措置

警察が元夫を逮捕しなかったのは、離婚後であっても、民事上の問題と判断されたためです。 しかし、元夫の行為は明らかに不法侵入と器物損害に該当します。 警察には、事件の記録として被害届を提出することが重要です。 証拠となる写真やメールのやり取りなどを提出することで、今後の法的措置に役立ちます。

弁護士への相談が不可欠

現状では、弁護士に相談することが最も効果的な解決策です。弁護士は、以下の点について支援してくれます。

  • 不法侵入・器物損害の法的対応:元夫に対して損害賠償請求を行うための手続きを支援します。
  • 明け渡し請求訴訟:裁判所に訴えを起こし、元夫に自宅からの立ち退きを命じる手続きを行います。これは、時間のかかる手続きですが、確実な解決策となります。
  • 仮処分命令の申請:裁判所に申請することで、訴訟が終了するまで、元夫が自宅に立ち入ることを禁止する命令を得ることができます。これは、ご自身の安全を確保するために非常に重要です。
  • DVに関する相談:過去のDV被害についても相談することで、適切な支援機関への紹介を受けることができます。

安全確保のための具体的なステップ

弁護士への相談と並行して、以下の対策を取ることをお勧めします。

  • 一時的な避難場所の確保:ご友人やご家族の家に身を寄せる、シェルターを利用するなど、安全な場所を確保しましょう。DV被害者支援団体も相談窓口として利用できます。
  • 証拠の収集:元夫からのメール、写真、動画など、不法侵入や器物損害の証拠となるものを全て保存しましょう。これらの証拠は、弁護士に相談する際、そして裁判においても非常に重要になります。
  • 周囲への相談:信頼できる友人や家族、近隣住民などに状況を説明し、協力をお願いしましょう。緊急時に連絡が取れるようにしておきましょう。
  • 鍵の交換と防犯対策:弁護士を通して、自宅の鍵を交換し、防犯対策を強化しましょう。防犯カメラの設置なども検討してください。
  • 警察への定期的な連絡:状況の変化を警察に定期的に報告することで、警察による見回りや監視体制の強化を促すことができます。

専門家の視点:DVと不法占拠の複雑な関係

DV被害者は、加害者との関係が複雑に絡み合い、なかなか決断できないケースが多いです。今回のケースでも、長年の同居生活や経済的な援助、そしてビザの問題など、元夫に依存している部分があるのかもしれません。しかし、ご自身の安全と精神的な健康を優先することが最も重要です。専門家である弁護士やDV相談窓口は、客観的な視点から状況を分析し、適切なアドバイスと支援を提供してくれます。

解決までの道のり:時間と忍耐が必要

残念ながら、自宅を取り戻すには、時間と忍耐が必要です。弁護士を介した法的措置は、迅速な解決を保証するものではありません。しかし、適切な手続きを踏むことで、確実に自宅を取り戻し、元夫から安全に距離を置くことができます。 焦らず、一つずつステップを踏んでいきましょう。

まとめ:ご自身の安全を最優先

今回のケースは、離婚後の不法占拠という深刻な問題に加え、過去のDV被害も絡み合っています。まずはご自身の安全を最優先し、弁護士やDV相談窓口などの専門機関に相談することを強くお勧めします。 法的措置と並行して、安全確保のための具体的な対策を講じることで、安心して暮らせる環境を取り戻すことができるでしょう。

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