離婚と財産分与:実家の名義変更と夫婦共有財産について

母が 私(娘)のせいで、 離婚するかもしれません。 以前から、私と再婚相手はぶつかり合っており、本格的にとうとう今日 離婚をする!と言い切られました。 私は離婚には賛成しています。 ですが、 家を 出て行け!など、《家の物は俺の物》の様に話を進めて来るので、法律的な知識を得てちゃんと言い合いたいと思っています。 なので、知識がある方は 夫婦共有の財産の事などを正しく教えて頂きたいです。 再婚した年.. 2006年 仕事.. 共働き(再婚者 5:00-18:00 母 9:00-19:00) 家事.. 母が全部こなしています。本当に酷いほど亭主関白で、仕事から帰ってくるとテーブルから全く動きません。仕事着は脱ぎっ放し、お酒が無くなると氷を鳴らしお酒を告げの合図をし、料理は自分の思い通りではないと平気で1〜2時間は怒鳴りまくります。味が薄いだの、鍋の種類が違うだの、切り方が悪いだのです。 母は、小さくは抵抗して言い返しますが、倍以上にもなって返って来るのでほとんどは聞いているばかりです。 家.. 今まで私たちが住んでいた(1986年から)借家に再婚者が移り住んできました。再婚時(2006年)に名義を母から再婚者に変更しています。 この時に私と兄は面識のない人とは同居が出来ないという事で家を1回出ています。 ですが、経済的に厳しくなり兄も一緒に2011年に実家に戻ってきました。 その時に以前から猫嫌い言っている再婚相手に猫も一緒に戻って住ませたいと母も一緒に相談して許可を貰いました。私の部屋だけで飼っています。 金銭.. 兄と私は、月25000円 家賃 光熱費 食費 込で渡しています。 家賃 5.6万 光熱費 4万 食費 4.5万 が家にかかる金額です。 これらを含めてでの再婚相手の言い分は、 猫がどうしても無理だと、毛が気に食わん 。匂いも無理だ。 私にこの家から出て行ってくれと。 俺の名義で、俺が家賃.光熱費を払っている(引き落としは俺の通帳だと) だから、出て行け!と。 家賃込みで家には入れている と伝えても聞いてもらえません。 そして、母にもお前は家のとこを何もしてないと。再婚相手の言い分は料理の味付けなど、小さい事でも思い通りいってないと、全部をしていないと言い切ります。 ●私の実家でも、家の名義の再婚相手に出て行けと言われたら出ていかないといけないですか? ●母は嫁として、ちゃんと出来ていると思います。これでも、夫婦の財産となるものは取られてしまうのでしょうか?

離婚と財産分与に関する法律的な注意点

ご質問の内容から、非常に辛い状況にあることが伝わってきます。まず、落ち着いて、冷静に問題を整理していくことが大切です。ご両親の離婚と、それに伴う財産分与、そしてご自身の居住問題など、複雑な問題が絡み合っています。

1. 実家の名義変更と居住権

ご実家の名義は2006年にご母様から再婚相手の方に変更されています。これは、所有権が再婚相手の方に移っていることを意味します。そのため、再婚相手の方が「出て行け」と言ってきた場合、法律上は従わなければいけない可能性が高いです。ただし、すぐに出て行かなければならないわけではありません。

重要なのは、離婚協議や調停、裁判において、ご自身の居住権について主張することです。 ご母様と再婚相手の方の離婚協議が成立するまで、もしくは裁判の判決が出るまでは、現状維持を主張できる可能性があります。 弁護士に相談し、適切な対応を検討することを強くお勧めします。

2. 夫婦共有財産について

ご母様の家事労働は、経済的に大きな貢献をしています。再婚相手の方が「何もしていない」と言うのは、明らかに不当です。

夫婦共有財産は、結婚中に取得した財産を指し、原則として夫婦で折半します。具体的には、以下のものが該当します。

  • 給与所得:ご両親の給与所得は、夫婦共有財産となります。
  • 預貯金:結婚後に貯蓄した預貯金は、夫婦共有財産です。
  • 不動産:ご実家の借家自体は、名義が再婚相手の方になっていても、結婚中に支払われた家賃や光熱費、修繕費用なども考慮されます。

ただし、名義が誰になっているかだけで判断できるわけではありません。 結婚期間、それぞれの収入、家事労働の貢献度、財産の取得経緯など、様々な要素を総合的に判断して財産分与が行われます。

3. 家事労働の評価

ご母様は家事全般を担っており、その貢献度は非常に大きいです。 再婚相手の方が「何もしていない」と主張するのは、明らかに不当です。家事労働は、経済的貢献と同様に、財産分与において考慮されるべき重要な要素です。

離婚調停や裁判において、ご母様の家事労働の貢献度を証明するために、以下の証拠を集めることが重要です。

  • 家計簿:家計簿があれば、家事にかかった費用や、ご母様の経済的貢献を証明できます。
  • 証人:近隣の方や友人など、ご母様の家事労働を証言できる人がいれば、証人として証言してもらうことができます。
  • 写真・動画:家事労働の様子を記録した写真や動画があれば、有効な証拠となります。

4. 弁護士への相談

現状、ご両親の離婚は避けられない状況かもしれません。しかし、ご母様の権利を守るためには、弁護士への相談が不可欠です。弁護士は、法律的な知識に基づいて、ご母様の権利を最大限に保護するための適切なアドバイスとサポートを提供してくれます。

特に、財産分与や居住権の問題は、専門家の助けが必要な複雑な問題です。弁護士に相談することで、より有利な条件で離婚協議を進めることができます。

5. 具体的な行動計画

まず、信頼できる弁護士に相談しましょう。弁護士費用はかかりますが、専門家のアドバイスを受けることで、精神的な負担を軽減し、より良い解決策を見つけられる可能性が高まります。

弁護士に相談する前に、以下の情報を整理しておくとスムーズです。

  • ご両親の婚姻期間
  • それぞれの収入
  • 預貯金の状況
  • 不動産の状況(ご実家など)
  • 借用書や契約書などの書類
  • 家計簿

まとめ:専門家の力を借りて、冷静に対処しましょう

ご両親の離婚問題は、非常にデリケートで複雑な問題です。感情的な対立を避け、冷静に状況を把握し、専門家の力を借りながら解決策を見つけることが大切です。

弁護士に相談することで、ご母様の権利を守り、より良い未来を築くための第一歩を踏み出すことができます。 ご自身の精神的な健康も大切にして、一人で抱え込まず、周囲のサポートも活用してください。

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