離婚と引っ越し費用:無職の夫からお金を請求できる?

夫と離婚することになりましたが、無職の夫からお金をとるというの可能ですか?せめて引っ越し費用だけでももらいたいと思っています。 結婚して1年で、仕事をしようとしない夫と離婚することになりました。 離婚のきっかけは夫がやっときまったバイトを3日でやめ、お酒を飲んで部屋を荒され、私が実家に帰ったことです。 別居して一週間くらいで、夫から、地元に帰りたいから離婚してくれと言われ、そこで引きとめたら仕事をしないことを容認しているように思われると思い承諾しました。 これだけ書くと全部夫が悪そうですが、夫としては、私にプライドを傷つけられたのでお互い様だと思っているようです。 たしかに「あなたと結婚しなきゃよかった」「仕事をしない男はいや」というようなことはケンカするたびに何度も言ってしまっていました。 しかし、毎日パチンコをし、お酒を飲み、入籍直前に仕事を辞め、「すぐに見つけるから大丈夫!」と自信満々に言われ、信じて結婚したからこそ、私も裏切られた、だまされた、という思いでいっぱいで、傷ついたこともお互い様だと思っています。 信じた私もバカでしたが・・・。 慰謝料、とは考えていませんでしたが、せめて、引っ越し費用のたしに、20万円はもらいたいと思っています。 私も給料が少なく、貯金をきりくずしながら生活してきたので、今は引っ越し費用が足りません。 しかし無職で貯金も使い果たした夫からお金をとるというのはできるものなのでしょうか? もらうとするなら、あちらのご両親からもらうことになると思いますが、「扶養的慰謝料」として考えると、私が夫を養っていたことになるので、本当は私が払わなければならないんですよね? こんな状態で、引っ越し費用の一部を負担してもらうことはできるのでしょうか?

離婚における慰謝料と引っ越し費用

結婚生活が破綻し、離婚に至った場合、慰謝料の請求が考えられます。慰謝料は、離婚によって受けた精神的苦痛に対する損害賠償です。ご質問の場合、夫の責任が大きいため、慰謝料請求の可能性はあります。しかし、夫が無職で貯金もないとなると、現実的な回収は難しいかもしれません。

一方、引っ越し費用は、慰謝料とは別個に請求できる可能性があります。 これは、離婚に伴う経済的負担を考慮したものです。 しかし、これも夫の経済状況を考慮する必要があります。

夫の責任とあなたの状況

ご質問からは、夫に責任がある点がいくつか読み取れます。

* **職務放棄と浪費**: バイトをすぐに辞め、パチンコや飲酒に明け暮れるなど、生活を維持する努力を怠っていた点。
* **家庭内暴力**: お酒を飲んで部屋を荒らした行為は、家庭内暴力に該当する可能性があります。
* **結婚詐欺的な行為**: 入籍直前に仕事を辞めながら「すぐに見つけるから大丈夫!」と発言し、あなたを欺いた可能性があります。

これらの行為は、離婚の原因として十分に考慮されます。 ただし、あなたが「あなたと結婚しなきゃよかった」「仕事をしない男はいや」といった発言をしていたことも事実です。 これは、夫の言い分をある程度裏付けるものとなります。

慰謝料請求の可能性と現実的な対応

慰謝料請求は、夫の責任の程度、あなたの精神的苦痛の程度、夫の経済状況などを総合的に考慮して判断されます。 夫が無職で貯金もない場合、慰謝料の支払いを強制することは困難です。 裁判で勝訴しても、実際に金銭を得られる保証はありません。

しかし、離婚協議書を作成し、引っ越し費用の一部を夫に負担させることは可能です。 協議書には、夫の責任を明確に記し、あなたの経済状況も説明することで、夫に協力を促すことができます。

引っ越し費用負担の交渉と具体的な方法

20万円の引っ越し費用を請求するのは、現実的には難しいかもしれません。 しかし、少額でも良いので、夫に負担してもらうよう交渉することをお勧めします。 例えば、

* **引っ越し費用の一部負担**: 5万円でも10万円でも、少しでも負担してもらえるように交渉します。
* **分割払い**: 一度に支払うのが難しい場合は、分割払いを提案します。
* **親族への相談**: 夫の親族に相談し、経済的な支援を依頼することも検討しましょう。ただし、これは必ずしも成功するとは限りません。

交渉が難航する場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、あなたの権利を保護し、適切な方法で交渉を進めてくれます。

専門家の視点:弁護士への相談

弁護士に相談することで、以下のメリットがあります。

* **法的根拠に基づいた交渉**: 弁護士は法律の専門家であるため、法的根拠に基づいた交渉を進めることができます。
* **交渉の効率化**: 弁護士を介することで、交渉がスムーズに進み、時間と労力を節約できます。
* **精神的な負担軽減**: 離婚問題は精神的に辛いものです。弁護士に相談することで、精神的な負担を軽減することができます。
* **適切な解決策の提示**: 弁護士は、あなたの状況を考慮し、最適な解決策を提示してくれます。

引っ越し費用を確保するための具体的なステップ

弁護士への相談と並行して、以下のような対策も検討しましょう。

  • 家計の見直し**: 生活費を見直し、引っ越し費用を捻出できるよう工夫します。
  • アルバイト**: 一時的にでもアルバイトをして、費用を稼ぎます。
  • 親族・友人への相談**: 親族や友人から金銭的な援助を依頼します。
  • 福祉サービスの利用**: 自治体の福祉サービスを利用し、経済的な支援を受けます。
  • 引っ越し費用の節約**: 格安の引っ越し業者を探したり、不用品を処分したりすることで、費用を節約します。

まとめ

無職で貯金のない夫から、高額な慰謝料や引っ越し費用を請求するのは難しいです。しかし、夫の責任を明確にし、離婚協議書を作成することで、少額でも費用を負担してもらえる可能性があります。弁護士に相談することで、より有利な条件で交渉を進めることができます。 まずは、ご自身の状況を整理し、弁護士への相談を含め、最適な方法を選択してください。 焦らず、一つずつ解決策を探っていくことが大切です。

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