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BS/CS放送視聴のための確認事項
まず、BS/CS放送を視聴できるかどうかを確認するために、以下の点をチェックしましょう。
1. マンションへのBS/CSアンテナ設置状況の確認
大家さんまたは管理会社に、マンションにBS/CSアンテナが設置されているか、そして個々の住戸にBS/CS信号が供給されているかを確認することが最も重要です。 これは、BS/CS放送視聴の可否を決定する最初のステップです。 大家さんに問い合わせる際、「BS/CSアンテナの設置状況と、各戸への信号供給状況についてお伺いしたい」と具体的に質問するとスムーズです。 料金に関する質問もこの際に行いましょう。 多くの場合、BS/CSアンテナの設置費用は管理費に含まれていますが、個別契約が必要な場合もあります。
2. 壁コンセントからの信号確認
壁から出ているアンテナケーブルが、本当にBS/CS信号を含んでいるかを確認する必要があります。 一般的に、地デジとBS/CSは別々の周波数帯を使用するため、ケーブルが一本でも、内部で複数の信号が送られています。 しかし、ケーブルの接続不良や、BS/CS信号が供給されていない可能性もあります。
テレビとレコーダーを接続しているケーブルを一旦抜いて、ケーブルの端子をよく確認してみましょう。 端子に「BS」「CS」といった表記がないか、またはケーブルの種類がわかるような印字がないかを確認します。 もし、表記が不明瞭な場合は、専門業者に相談することをお勧めします。
3. テレビとレコーダーの設定確認
テレビとブルーレイレコーダーの両方で、BS/CS放送の受信設定が正しく行われているかを確認しましょう。
- テレビの設定: テレビのリモコンで、設定メニューを開き、「アンテナ設定」または「チャンネル設定」を探します。「BS/CS放送」または「デジタル放送」の項目で、アンテナの種類(衛星アンテナ)と入力端子(壁コンセント)を選択し、自動チャンネル検索を実行します。 検索後、BS/CS放送のチャンネルが正常に表示されるか確認します。
- レコーダーの設定: ブルーレイレコーダーにも、同様の設定メニューがあります。 テレビと同様に、アンテナの種類と入力端子を選択し、自動チャンネル検索を実行します。 レコーダーでBS/CS放送を録画できるか確認しましょう。 多くのレコーダーは、テレビと接続することで、テレビのアンテナ設定を自動的に引き継ぎます。
BS/CS放送が見れない場合の対処法
上記を確認してもBS/CS放送が見れない場合は、以下の可能性があります。
1. 信号の弱さ
マンションのアンテナが古かったり、経年劣化により信号が弱くなっている可能性があります。 この場合は、アンテナの調整や交換が必要となる場合があります。 専門業者に依頼して、信号強度を測定してもらうことをお勧めします。
2. ケーブルの接続不良
ケーブルの接続が緩んでいる、またはケーブル自体に問題がある可能性があります。 ケーブルの接続部をしっかりと接続し直したり、新しいケーブルに交換してみましょう。 特に、壁コンセントとレコーダー、レコーダーとテレビ間の接続を確認しましょう。
3. レコーダーまたはテレビの故障
レコーダーまたはテレビのチューナーに故障が発生している可能性も考えられます。 この場合は、メーカーに修理を依頼する必要があります。
BS/CS放送の料金について
BS放送は、無料放送と有料放送があります。 無料放送は、受信するための料金はかかりません(アンテナ設置費用や管理費は別途)。 有料放送は、視聴するチャンネルに応じて月額料金が発生します。 大家さんにBSアンテナの有無を尋ねても、料金を請求されることはありません。 料金が発生するのは、有料放送を視聴する場合のみです。
専門家への相談
上記の方法を試しても解決しない場合は、アンテナ工事やテレビ・レコーダーの修理を行う専門業者に相談することをお勧めします。 専門業者は、問題の原因を特定し、適切な解決策を提案してくれます。 インターネットで「BS/CSアンテナ工事」や「テレビ修理」などで検索すると、多くの業者が見つかります。 複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをお勧めします。