集合住宅での嫌がらせ対策：防犯カメラ設置とプライバシーの両立

個人用防犯カメラは、盗撮にならないでしょうか？集合住宅の１Ｆの端で、ＥＶホールと階段のすぐ隣りに住んでいるせいで、住人だけでなく、宅配便の業者とか人の往来が激しく、うるさくて困っています。 2階以上の階は閑静でとても静かです。今、訳あって、家にいる事が多く、北側の部屋にある机に向かう毎日ですが、どうしても耐えられない事があります。それは、住人の嫌がらせです。最初の内は、北側の部屋の窓越しには廊下があり、そこをお年寄り（じじいとあえて言わさせてもらいます。）が毎日通り、こちらの中の様子を伺ってきます。気持ちが悪いので、咳払いしたりして、その場の空気をやり過ごしたりしてみたのですが、どうもそれが良くなかったみたいで、今では事ある度に、窓越しに、廊下からこちらに向かって、怒鳴る様に咳払いを相手からしてきます。とっ捕まえて、警察に突き出してやろうと思うのですが、すぐエレベーターで上がって逃げてしまいます。まさに、年寄りの何とか・・ってやつで、卑劣極まりない事柄に若輩者の私の頭ではついて行けず、やられっぱなしの毎日で、げっそり落ち込んでいます。一日中、ず～とドアスコープの前に立っている訳にもいかず、先日、警察と管理事務所に相談して、設置されてる監視カメラの”開示”を要求したのですが、無理との事で、いっその事、自分で安価な監視カメラを作ってしまおうと、ネットでＷｅｂカメラを２つ購入して気が付いたのですが、ドアスコープに内側から取り付けるカメラはまだ良いとしても、室内に、廊下側を撮影するカメラを取り付ける事は、盗撮にはなりませんか？これまでの人生でたまった毒気を、エレベーターを乗る度に、こちらに吐き出して、満足している様で、じじいには本当参ります。何か良いアドバイスがあったら教えて下さい。

Contents

1 防犯カメラと盗撮の線引き：法律と倫理
2 具体的な対策とアドバイス
3 専門家の視点：弁護士からのアドバイス
4 まとめ

防犯カメラと盗撮の線引き：法律と倫理

まず、重要なのは防犯カメラの設置と盗撮の明確な違いを理解することです。防犯カメラは、不法行為や犯罪行為を防いだり、証拠を確保するために設置されるもので、自分の敷地内や、正当な権限に基づいて撮影できる範囲に限られます。一方、盗撮は、他人のプライバシーを侵害する目的で、同意を得ずに撮影することです。

あなたのケースでは、廊下側を撮影するカメラの設置が盗撮に該当するかどうかは、撮影範囲と目的によって判断されます。廊下は共用部分であり、通行人の姿が写り込む可能性があります。そのため、廊下全体を撮影するような設置は、プライバシー侵害に繋がる可能性が高く、盗撮とみなされるリスクがあります。

しかし、あなたの部屋の窓から見える範囲のみを、嫌がらせ行為の証拠として記録する目的で撮影する場合は、状況によっては違法とは判断されない可能性があります。重要なのは、撮影範囲を最小限に絞り、プライバシー保護に配慮することです。例えば、窓から見える範囲のみを撮影するようカメラの角度を調整し、通行人の顔がはっきり映らないようにするなど、工夫が必要です。

具体的な対策とアドバイス

現状を改善するために、以下の対策を段階的に検討することをお勧めします。

1. 証拠集めと管理会社への再交渉

まず、嫌がらせの証拠をしっかりと集めることが重要です。スマートフォンで動画や写真を撮影し、日付と時刻を記録しておきましょう。咳払いの音なども録音できれば有効な証拠となります。これらの証拠を基に、管理会社に再度相談し、監視カメラの映像開示を改めて強く求めるか、嫌がらせ行為への対応を促しましょう。管理会社が対応しない場合は、弁護士に相談することも検討してください。

2. 防犯カメラの設置：プライバシーに配慮した設置方法

もし、証拠集めと管理会社の対応が不十分な場合、防犯カメラの設置を検討しましょう。しかし、共用部分の撮影は極力避け、あなたの部屋からのぞける範囲に限定することが重要です。具体的には、以下の点を考慮しましょう。

カメラの設置場所：窓際に設置し、窓から見える範囲のみを撮影するように角度を調整する。
撮影範囲：あなたの部屋の窓から見える範囲に限定する。廊下全体を撮影しないようにする。
プライバシー保護：顔がはっきり映らないように、画質を調整したり、遠景で撮影する。
録画時間：必要な期間のみ録画する。不要なデータは定期的に削除する。
表示灯：カメラが作動中であることを示す表示灯を付ける。

専門業者に相談して、適切な設置場所や角度、カメラの種類などを検討することもお勧めします。専門家は、プライバシー保護の観点から適切なアドバイスをしてくれます。

3. その他の対策

防犯カメラ以外にも、以下の対策が考えられます。

窓に目隠しフィルムを貼る：プライバシーを守り、視線を遮断する。
カーテンやブラインドを使用する：視線を遮断し、プライバシーを守る。
防音対策をする：騒音を軽減し、ストレスを減らす。
管理会社への継続的な相談：嫌がらせ行為の状況を継続的に報告し、対応を求める。
警察への相談：嫌がらせが継続する場合は、警察に相談し、適切な対応を求める。

専門家の視点：弁護士からのアドバイス

弁護士に相談することで、あなたの権利を保護し、適切な対応策を立てることができます。弁護士は、防犯カメラの設置に関する法律的な問題点や、嫌がらせ行為に対する法的措置について、専門的なアドバイスをしてくれます。特に、管理会社が適切な対応をしてくれない場合や、嫌がらせ行為が深刻な場合は、弁護士への相談が不可欠です。

まとめ

集合住宅での嫌がらせは、非常に辛い経験です。しかし、適切な対策を講じることで、現状を改善できる可能性があります。まずは証拠集めを行い、管理会社や警察に相談することをお勧めします。防犯カメラの設置を検討する場合は、プライバシー保護に十分配慮し、専門家のアドバイスを受けることが重要です。一人で抱え込まず、周囲の人や専門家に相談することで、解決への道が見えてくるでしょう。