隣家の競売物件購入はすべき?狭小住宅からのステップアップと土地活用戦略

隣の土地の購入 築25年の土地15坪の狭小一軒家に住んでいます。都内まで電車で30分ぐらいの郊外の住宅街です。 今日不動産屋がうちに来て、隣の家が競売に出されたので、興味があれば入札しませんかという話がありました。 隣の家は築30年程度で、土地、建物ともにうちとほぼ同じ広さです。うちは角地にあり、隣の家と合筆すれば30坪ぐらいの角地になるから、好条件とのことです。 その家は7年前に売りに出されたことがあり、その時も検討しましたが、売値が1200万もあったので諦めていましたが、今回は開始価格400万円だそうです。いくらで落札するかわかりませんが、「借金してでも隣の土地は買うべき」という話を聞いたこともあり、二度とないチャンスかなという気もして来ました。 ちなみに隣の家は、去年まで賃貸の家族が入居していて、うちとも交流がありましたが、退去し今は空き家になっています。 うちとしても、職場が遠くなったことや、子供の勉強部屋が欲しくなったなど、もう少し大きい家にステップアップしたい気持ちがありますが、今の15坪の家のままだと処分しづらそうで悩んでいたところでもあります。 この場合、何がなんでも隣の物件は購入した方が良いでしょうか? また、購入後の処分方法、もし処分しないならどう活用するかなど、アドバイスをください。 よろしくお願いします。補足物件の競売はすでに裁判所から告知されています、詳細を読んだところ、所有者は破産を申し立てているようです。不動産屋は入札代行の手数料や、合筆して売却を進めて仲介手数料を得るのが目的ではないかと思ったのですが。

隣家競売物件購入のメリット・デメリット

隣家の競売物件購入は、魅力的な価格で土地を拡張できる絶好のチャンスですが、同時にリスクも伴います。メリットとデメリットをしっかり比較検討することが重要です。

メリット

* **土地面積の拡大:** 15坪の狭小住宅から30坪の角地へと拡張できるのは大きなメリットです。よりゆとりある生活空間を実現し、子供の勉強部屋も確保できます。将来的な資産価値の向上も期待できます。
* **好立地:** 都内へのアクセスが良い郊外の住宅街という好立地は、不動産としての価値を高く保ちます。
* **低価格での取得可能性:** 競売物件のため、市場価格よりも大幅に低い価格で取得できる可能性があります。
* **空き家の解消:** 空き家は近隣環境に悪影響を及ぼす可能性があります。購入することで、景観の向上にも貢献できます。

デメリット

* **建物の老朽化:** 築30年の建物は老朽化が進んでいる可能性が高く、リフォームや建て替えが必要となる可能性があります。その費用は想定以上に高額になる可能性も考慮しなければなりません。
* **隠れた瑕疵:** 競売物件は、建物の状態を事前に詳細に調査することが難しい場合があります。隠れた瑕疵(欠陥)が見つかり、追加費用が発生するリスクがあります。
* **入札競争:** 開始価格が低くても、他の入札者との競争が激しく、予想以上の価格になる可能性があります。
* **不動産屋の意図:** 不動産屋は手数料を得ることが目的である可能性があり、客観的なアドバイスを受けられない可能性があります。
* **資金計画:** 融資の可否や返済計画を綿密に立てる必要があります。無理のない範囲で資金計画を立てましょう。

購入前に確認すべき事項

隣家購入を検討する前に、以下の点を徹底的に確認しましょう。

1. 物件調査

* **建物状況調査:** 専門業者に依頼し、建物の老朽化状況、瑕疵の有無、リフォーム費用を正確に把握しましょう。シロアリ被害や雨漏りなどの有無も重要です。
* **地盤調査:** 地盤の強度を調査し、地盤改良が必要かどうかを確認します。
* **測量:** 境界線や面積を正確に確認します。合筆手続きに必要な情報です。
* **権利関係:** 所有権に問題がないか、抵当権などの設定がないかを確認します。
* **近隣への影響:** 騒音や日照など、近隣への影響を事前に確認し、トラブルを避ける対策を検討します。

2. 資金計画

* **購入費用:** 落札価格に加え、諸費用(仲介手数料、登記費用、税金など)を正確に計算します。
* **リフォーム費用:** 建物の状態に応じて、リフォーム費用を予算に含めます。場合によっては、建て替え費用も検討する必要があります。
* **融資計画:** 銀行などの金融機関に融資相談を行い、返済計画を立てます。無理のない返済計画を立てることが重要です。

3. 法律・税金

* **競売手続き:** 競売手続きに関する法律や規則を理解しましょう。
* **税金:** 取得税、固定資産税などの税金について、事前に確認しておきましょう。

購入後の活用方法

隣家を購入した場合、いくつかの活用方法があります。

1. 売却

合筆した30坪の土地を売却することで、利益を得ることができます。ただし、市場価格を考慮し、適切な価格設定を行う必要があります。

2. 新築

現在の住宅と隣家を解体し、30坪の土地に新築住宅を建築することができます。より広々とした住空間を実現できます。ただし、建築費用は高額になります。

3. 増改築

現在の住宅に隣家を繋げて増改築することも可能です。費用を抑えつつ、住空間を拡張できます。

4. 賃貸

隣家をリフォームし、賃貸物件として貸し出すことも可能です。家賃収入を得ることができます。

専門家への相談

不動産購入は高額な取引であり、複雑な手続きが伴います。不動産会社だけでなく、弁護士や税理士などの専門家にも相談し、客観的なアドバイスを得ることが重要です。

まとめ

隣家の競売物件購入は、大きなチャンスであると同時に、リスクも伴います。購入前に、物件の状況、資金計画、法律・税金などを徹底的に調査し、専門家のアドバイスを得ながら慎重に判断することが重要です。安易な判断は避け、ご自身の状況や将来計画を踏まえた上で、最適な選択をしてください。

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