隣家との窓の位置問題と、新築における窓の設計に関するQ&A

現在新築中です。新築中と行ってもまだ古家の解体をしただけですが…。解体前に隣家に工事の挨拶に業者と行きました。その際、家の窓が開けられなくなるから窓の位置が重ならない様に設計して欲しいと言われました。しかし図面はもう出来ています。隣家と接するのは12月に産まれる子供が将来使う予定の部屋1室(2階)だけです。他にあるのは、洗面所の小さな曇りガラス窓と階段の小さな窓のみで共に窓の位置は重なりません。隣家は我が家の西側なので西日対策もあり子供部屋の窓は幅80cm程高さ1m弱の開閉可能な窓を1ヶ所つける予定です。この窓が隣家の幅2m程の腰窓と位置がどうしても重なります。しかし、隣家の窓と重ならない位置が無いので重ならない様にするには子供部屋に窓が付けられません。ちなみに隣家の窓と我が家の窓との距離は1.2m程です。子供部屋に窓をつけないと言う選択は絶対したくありません。その場合できればしたくないのですが、こちらが配慮して曇りガラス等に変更しなくてはならないのでしょうか。引越し後は当分(10年程度)空き部屋ですがカーテンはつける予定ですし、換気の為在宅時は窓も開ける予定です。ちなみに10数年前隣家が建て替え新築しましたが、その際は我が家と同じ位置に窓をつけていました。正直我が家だけ隣家に色々言われるのも嫌なんですが、今後の付き合いもありますので、妥協するしかないでしょうか?他にも色々言われており既に数万円の追加が出ています。何か良い案がありましたらお知恵をお貸し下さい。補足既に建築確認申請は提出済みなので、大きな変更は出来そうにありません。曇りガラスに変更したとして、日中窓と窓を開けてレースのカーテンをつけてるとやはり文句が出るものでしょうか?ちなみに窓と窓が重なるのは幅30cm程度のようです。隣家との距離は記載通り1.2mなので、1m未満ではありません。

隣家との窓の位置問題:解決策を探る

新築工事における隣家との窓の位置問題、そして既に建築確認申請が済んでいるという状況、非常に悩ましいですね。ご近所との良好な関係を維持しながら、快適な住まいを実現するためには、冷静な判断と適切な対応が求められます。まずは、問題点を整理し、解決策を探っていきましょう。

問題点の整理

* 隣家との距離:1.2mと比較的近い距離であること。
* 窓の位置:子供部屋の窓と隣家の窓が30cm程度重なる可能性があること。
* 建築確認申請:既に提出済みで、大きな変更が困難であること。
* 隣家の主張:窓が開けられなくなることを懸念していること。
* 今後の関係:良好な隣人関係を維持したいというご希望。

解決策の検討

現状では、窓の位置を変更することが難しい状況です。そのため、以下の3つの解決策を検討してみましょう。

1. 曇りガラスへの変更

隣家のプライバシーへの配慮として、最も現実的な解決策です。曇りガラスは、視線を遮りながらも採光を確保できます。ただし、完全に視線を遮断するものではないため、レースカーテンとの併用が必須となります。

* メリット:比較的安価で施工も容易。隣家との摩擦を最小限に抑えられる可能性が高い。
* デメリット:採光が若干減少する可能性がある。完全に視線を遮断できないため、隣家の懸念が完全に解消されない可能性もある。

2. 窓のサイズ変更

窓の幅を狭くしたり、高さを低くすることで、重なりを最小限に抑えることができます。建築確認申請済みの状況ですが、わずかな変更であれば、建築確認済証の修正が可能かもしれません。建築士や設計事務所に相談してみましょう。

* メリット:重なりを物理的に減らすことができる。
* デメリット:採光や通風が減少する可能性がある。変更が認められない可能性もある。

3. 窓の開閉方法の変更

例えば、窓を上部に開くタイプの窓(FIX窓と開き窓の組み合わせなど)に変更することで、隣家との窓の重なりによる影響を軽減できる可能性があります。これも、建築士や設計事務所に相談して実現可能性を検討する必要があります。

* メリット:視覚的な重なりを軽減できる可能性がある。
* デメリット:コストが高くなる可能性がある。変更が認められない可能性もある。

隣家とのコミュニケーション

どの解決策を選択するにしても、隣家とのコミュニケーションは非常に重要です。

* 丁寧な説明:ご自身の考えや、検討している解決策を丁寧に説明しましょう。
* 共感と理解:隣家の懸念を理解し、共感する姿勢を示すことが大切です。
* 合意形成:双方が納得できる落とし所を見つけることが理想です。
* 書面による合意:合意内容を文書で残しておくと、後々のトラブルを防ぐことができます。

専門家の意見

建築士や設計事務所に相談することで、より具体的な解決策や、建築基準法に則した適切な対応策を提案してもらえます。また、弁護士に相談することで、法的観点からのアドバイスを受けることも可能です。

具体的なアドバイス

1. 建築士・設計事務所への相談:現状の図面と、検討している解決策を提示し、実現可能性やコストなどを確認しましょう。
2. 隣家との再協議:検討した解決策を隣家に提示し、再度話し合いを行いましょう。
3. 書面による合意:合意内容を文書で作成し、双方で署名・捺印しましょう。
4. 追加費用:追加費用が発生する可能性があることを考慮し、予算に余裕を持たせておきましょう。
5. 曇りガラスとレースカーテン:曇りガラスを採用した場合でも、レースカーテンを併用することで、プライバシーをさらに保護することができます。隣家への配慮として、レースカーテンの選択も重要です。

まとめ

隣家との窓の位置問題、非常にデリケートな問題ですが、冷静な対応と適切なコミュニケーションによって解決できる可能性があります。専門家の意見を聞きながら、隣家との合意形成を目指しましょう。良好な隣人関係を築くためにも、時間をかけて丁寧に話し合うことが重要です。

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