隣家からの目隠し要求への対応:狭小住宅におけるプライバシーと採光の両立

建築中です。隣人から執拗に目隠しを要求されています。2階部分、あちらは北側窓、こちらは南窓です。 こちらは横開きの大きいものから、縦開きのかなり小さいものに変更しました。(当然すりガラス) 当初はそれでOKという事だったのですが、知り合いの建築士に相談したらしく、窓を作るのはダメ!作るならルーバーをつける事と強引に言っています。 都内で坪単価が300万もする所なので当然境界線から1Mは無く(70cm)狭小住宅で、光を取るのに苦労している所に南窓をルーバーで塞げと言われ、泣きたい気分です。 そして今日、3階のうちの南窓から家の天窓が覗ける!(あちらは2階建て)3階の南窓も塞げと言われました。。。。 将来の子供部屋です。 こういう場合こちらはどこまで妥協しなければならないのでしょうか。。。。補足相手のお宅は正確には分からないのですが、おそらく境界線から70cm~80cm位だと思います。 こちらも境界線から70cmなので、民法の1メートル以内に入ってしまいます。。。。 回りを見渡しても、南窓にルーバーを付けている所などありません。。。。 都内の住宅地でまず有り得ないと思えるのですが。。。(こちらはすでに窓変更・すりガラス・30度にストッパーをつける事で譲歩しているのですが。。。)

隣家からの目隠し要求と法的観点

都心部、特に坪単価300万円を超えるような狭小住宅では、隣家との距離が非常に近いため、プライバシー問題が深刻になりがちです。今回のケースでは、隣家からの目隠し要求が強硬で、窓の設置自体に反対されている点が問題です。

まず、重要なのは民法における「日照権」と「眺望権」です。日照権は、隣家の建築によって自分の土地への日照が妨げられることを防ぐ権利、眺望権は、良好な眺望を維持する権利です。しかし、これらの権利は絶対的なものではなく、「社会通念上相当と認められる範囲」に限定されます。つまり、完全に日照や眺望を確保できる権利があるわけではありません。

今回のケースでは、隣家との距離が70cmと非常に近いことから、窓からの視線が気になるのは理解できます。しかし、隣家の主張は、社会通念上相当と認められる範囲を超えている可能性があります。特に、すりガラスに変更し、窓のサイズを小さくするなどの配慮をしているにもかかわらず、ルーバー設置を強要するのは、過剰な要求と言えるでしょう。

具体的な解決策:交渉と専門家への相談

隣家との交渉は、感情的にならず、冷静に行うことが重要です。以下の点を踏まえて、話し合いに臨みましょう。

1. 事実確認と証拠集め

* 隣家との境界線の正確な位置を確認します。土地家屋調査士に依頼して、境界確定を行うことをお勧めします。
* 窓からの視界を写真や動画で記録しておきましょう。
* 既に実施した窓の変更(すりガラスへの変更、窓サイズの縮小、ストッパーの設置)についても、写真や資料で記録しておきましょう。
* 近隣の住宅状況を写真に撮ることで、ルーバー設置が一般的でないことを示す証拠となります。

2. 建設会社や建築士との連携

建設会社や建築士に相談し、専門家の立場から隣家と交渉してもらいましょう。専門家の意見は、交渉において大きな力となります。

3. 弁護士への相談

交渉が難航する場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、法的観点から適切なアドバイスを行い、必要であれば法的措置を検討します。

4. 具体的な提案

隣家との交渉では、以下の点を提案してみましょう。

* カーテンやブラインドの設置:プライバシー保護のための簡単な対策として、カーテンやブラインドの設置を提案します。
* 植栽の導入:窓の前に植栽を植えることで、視線を遮ることができます。ただし、成長に時間がかかるため、即効性はありません。
* フィルムの活用:窓に目隠しフィルムを貼ることで、視線を遮ることができます。様々な種類があり、デザイン性も考慮できます。
* ルーバーの検討(限定的):どうしてもルーバーが必要であれば、デザイン性の高いルーバーを選択し、採光を確保できるよう工夫しましょう。

インテリアとの調和:グレーを基調としたプライバシー対策

仮にルーバーを採用するとしても、インテリアとの調和を考慮することが重要です。グレーは、様々なインテリアスタイルに合わせやすく、プライバシーを確保しながらも、圧迫感を与えにくい色です。

グレーのルーバーとインテリアコーディネート

グレーのルーバーは、モダン、シンプル、北欧など、様々なインテリアスタイルにマッチします。

* モダンスタイル:スタイリッシュなアルミ製ルーバーを採用し、シャープな印象に。
* シンプルスタイル:木製のグレーのルーバーで、温かみのある空間を演出。
* 北欧スタイル:ライトグレーのルーバーで、明るく開放的な雰囲気に。

ルーバーの色だけでなく、素材やデザインもインテリアに合わせて選びましょう。例えば、アルミ製は耐久性が高く、清掃も容易です。木製は自然な風合いがあり、温かみのある空間を演出できます。

まとめ:冷静な対応と専門家の活用

隣家からの目隠し要求は、非常にストレスフルな問題です。しかし、冷静に対応し、専門家の力を借りながら、解決策を探ることが重要です。

今回のケースでは、既に窓の変更など、相当の譲歩をしているにも関わらず、過剰な要求である可能性が高いです。まずは、事実確認と証拠集めを行い、建設会社や建築士、必要であれば弁護士に相談しましょう。そして、インテリアとの調和も考慮しながら、プライバシーと採光の両立を目指しましょう。

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