隣室との間仕切りに謎の空間…その意図と費用について徹底解説

家の構造について質問。家の一部分の図です。間取り図みたいのが分からないのでこのような図になってしまいました。。部屋が2部屋あります。お互いの部屋の間はクローゼットになっており、クローゼットの中は壁があるので相手の部屋(クローゼット)は見えません。クローゼットと壁の間には何故か壁が繋がってない部分があります。横幅1.5mくらい、部屋と部屋の間の長さは2.5m~3mくらいです。2部屋は窓の作りも大きさもほぼ対称で、同じくらいです。広さは各部屋ともに10帖、11帖くらいでしょうか。質問なのですが、相手の部屋が丸見えになるようなこの作りにはどのような意図があるのでしょうか?壁があるのと無いのではやはり家を建てる際に金額に相当の違いがあるのでしょうか?陽は、左の部屋の左下の角~左の窓あたりが西で、その対角が東となっています。

間仕切りの謎の空間:その意図を探る

ご質問ありがとうございます。図面がないため詳細な状況把握は難しいですが、クローゼットを挟んで隣接する二部屋の間にある「壁が繋がっていない部分(横幅1.5m)」は、設計上の意図がいくつか考えられます。

1. 通風・採光のための計画

間仕切り壁の一部を設けないことで、部屋間の空気の循環を促し、通風を確保する設計の可能性があります。特に、西日が当たる部屋の場合、熱気のこもりやすい状況を改善する効果が期待できます。また、隣室からの光を取り込むことで、部屋全体を明るくする効果も期待できます。特に、窓の配置から見て、西日が当たる部屋の奥まった部分に光を取り込む効果があると考えられます。

2. 空間演出としての意図

デザイン性や空間演出の観点から、あえて壁を設けないことで開放感を演出している可能性もあります。特に、二部屋が同じような用途(例えば、寝室や子供部屋)の場合、空間のつながりを意識した設計かもしれません。視覚的な広がりを生み出し、圧迫感を軽減する効果も期待できます。

3. 将来的な改修への配慮

将来、間仕切り壁を取り払って、二部屋を一つに繋げることを想定している可能性も考えられます。この場合、あらかじめ壁を設けないことで、将来の改修工事の費用や手間を削減できます。ライフスタイルの変化に対応できる柔軟な設計と言えるでしょう。

4. 構造上の制約

建物の構造上、その部分に壁を設けることが困難だった可能性も否定できません。例えば、配管や配線などの都合で、壁を設けることができない場合もあります。

壁の有無による費用差

壁の有無による費用差は、以下の要素によって大きく左右されます。

1. 壁の種類

使用する壁の種類によって費用は大きく異なります。一般的な石膏ボードの壁から、断熱性や遮音性に優れた高性能な壁材まで、様々な選択肢があります。高性能な壁材を使用するほど、費用は高くなります。

2. 工事の難易度

壁の設置位置や構造によって、工事の難易度は異なります。既存の構造物に影響を与えずに壁を設置するには、専門的な知識と技術が必要となる場合があり、費用に影響します。今回のケースのように、壁の一部を設けない設計であれば、逆に工期や費用を抑えられる可能性もあります。

3. その他の工事費用

壁の設置に伴って、電気配線や照明器具の設置、内装工事など、追加の工事が必要になる場合があります。これらの費用も考慮する必要があります。

具体的なアドバイス

ご自宅の間取り図や、壁の構造に関する詳細な情報があれば、より正確な回答が可能です。建築士や設計士に相談することで、設計意図や費用に関するより具体的な情報を取得できます。

専門家への相談

建築士や設計士に相談することで、設計図面を確認し、壁の有無に関する設計意図や費用について、専門的な見解を得ることができます。

間取り図の確認

ご自宅の間取り図を確認することで、壁の有無や配置、窓の位置、配管・配線の状況などを把握できます。これにより、設計意図をより深く理解することができます。

類似事例の調査

インターネットや建築雑誌などで、類似の間取りを持つ住宅の事例を調査することで、設計上の意図や費用に関する参考情報を得ることができます。

まとめ

クローゼットを挟んだ隣室間の壁の欠損は、通風・採光、空間演出、将来的な改修への配慮、構造上の制約など、様々な理由が考えられます。費用に関しても、壁の種類、工事の難易度、追加工事の有無などによって大きく変動します。専門家への相談や間取り図の確認、類似事例の調査などを通して、ご自宅の設計意図をより深く理解することをお勧めします。

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