障子の張り方、どっちが正解?ツルツル面とザラザラ面、正しい向きと快適な空間づくりの秘訣

障子の張り方についてです。父がザラザラの面が部屋側になるように貼ったのですが、母は「ツルツルの面が部屋側になるように貼るべきだ」とケンカになってしまいました。どっちが正しいのでしょうか?私としてはツルツルの面が部屋側で、ザラザラ面が廊下側になるほうが気持ち良いのですが・・・

障子の正しい張り方:ツルツル面とザラザラ面、どちらが部屋側?

結論から言うと、障子の正しい張り方は「ツルツル面を部屋側、ザラザラ面を廊下側」にすることです。 これは、障子の素材と機能性を考慮した上で、最も快適な空間を実現するための方法です。

なぜツルツル面を部屋側にするのか?

障子の紙は、一般的に片面がツルツルとしており、もう片面がザラザラしています。このザラザラ面は、紙の強度を高めるための加工が施されているためです。部屋側にザラザラ面を向けてしまうと、以下のような問題が発生する可能性があります。

  • ホコリや汚れが付きやすい:ザラザラ面は凹凸があるため、ホコリや汚れが溜まりやすく、掃除が困難になります。
  • 光の反射が均一でない:ツルツル面と比べて光の反射が不均一になり、部屋の明るさにムラが生じる可能性があります。
  • 触感が悪い:ザラザラした感触は、部屋の雰囲気を損ね、不快感を与える可能性があります。

一方、ツルツル面を部屋側にすることで、これらの問題を回避し、より快適な空間を実現できます。ツルツル面は、光を均一に反射し、部屋を明るく、清潔感のある空間に演出します。また、触感も滑らかで気持ちが良いです。

障子の素材と機能性

障子の紙は、和紙やプラスチック和紙など様々な素材があります。しかし、多くの場合、強度を高めるためにザラザラ加工が施されています。このザラザラ面は、外からの風雨や紫外線から障子を保護する役割も担っています。そのため、外側(廊下側)にザラザラ面を向けることで、障子の寿命を延ばす効果も期待できます。

快適な空間づくりのためのポイント

障子の張り方以外にも、快適な空間づくりには様々な要素が関わってきます。以下に、具体的なアドバイスをご紹介します。

光の採り入れ方

障子の位置や数、大きさによって、部屋に入る光の量や質が変わります。南向きの窓には、大きな障子を配置して、たっぷりの自然光を取り入れるのがおすすめです。一方、西向きの窓は、夕方の強い日差しを遮る工夫が必要です。

色の選び方

障子の色は、部屋全体の雰囲気に大きな影響を与えます。アイボリーのような明るい色は、部屋を広く明るく見せる効果があります。一方、ダークブラウンのような濃い色は、落ち着いた雰囲気を演出します。部屋の広さや用途、好みに合わせて、適切な色を選ぶことが重要です。 例えば、小さな部屋には明るい色、落ち着いた雰囲気を求める部屋には濃い色を選ぶと良いでしょう。

インテリアとの調和

障子は、部屋全体のインテリアの一部です。他の家具や小物との調和を考慮して、色や素材を選ぶことが大切です。例えば、和風のインテリアには、和紙の障子がよく合います。一方、モダンなインテリアには、プラスチック和紙の障子などが適しています。

専門家の視点:インテリアコーディネーターからのアドバイス

インテリアコーディネーターの山田先生に、障子の張り方についてアドバイスをいただきました。

「障子の張り方は、一見些細な事のように見えますが、実は部屋全体の印象を大きく左右します。ツルツル面を部屋側にすることで、清潔感と明るさを演出できます。また、障子の素材や色、そして部屋全体のインテリアとの調和を考えることで、より快適で心地よい空間を創り出すことができます。」

まとめ:快適な空間を目指して

障子の張り方一つとっても、快適な空間づくりには様々な要素が関わってきます。この記事で紹介したポイントを参考に、あなたにとって最適な障子の張り方を見つけて、心地よい空間を実現してください。 大切なのは、見た目だけでなく、機能性や使い勝手、そして家族みんなが気持ちよく過ごせる空間であるかどうかです。 家族で話し合い、納得のいく方法を選んでください。

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