階上騒音問題と入替提案:大家さんの対応は妥当?

大家さんや不動産関係者に質問です。階上の住人がうるさい場合に階下と階上を入れ替える提案をしますか? ある病院に勤務していて、当直の時に病院が借り上げているアパートに宿泊します。 ところが今のアパートの階上がどうにもうるさいのです。 夜8時をすぎても、どすどすどすどす…。 朝6時前にも、どすどすどすどす…。 呼び出しがあるので耳栓も使えません。 ですがうるさくて寝付けなかったり、起こされたりします。 お風呂に入っててもリビングの音が響きます。 まずは大家さん、と思って病院を通してお伝えしたところ、 「今までそんなクレームはなかった。 言っても意味はないと思う。 だから、引っ越し代はこちらがもつので、 良ければ階上と階下を取り替えますよ。」 …と言われました。 正直、あり得ないと思いました。 大家さんが一言伝える、というのが、 抑止力としても、 そしてこちらの不快な気持ちを薄めるためにも必要だと思ったので。 こういう対応は私には初めてです。 (うるさくした場合としても、された場合としても) あまりにあり得ないので、 「おまえがおかしいんだからがまんしろ!」 …と言ってるのか?と感じます。 ちなみにこれまでいくつもの当直業務はしていますし、 この病院が借り上げたアパートも、 以前の部屋では私は特にうるさいとは感じていません。 今の部屋でいっさい気を遣われずに我慢するのなら、 病院のほうが眠れるくらいです。 (一応、宿泊としてはアパートを指定されてるので使ってます) 不動産関係の方にお聞きしたいのですが、 これは大家さんが、 私の訴えを面倒だと思っていて、 「引っ越しなんかになって、そんな住人が階下になったら、 それみたことか、と難癖つけてきたらいやだなあ…。 だったらがまんするか。」 …と思わせるためにしている提案なんでしょうか? それとも至極まっとうなよくある提案なんでしょうか? すみません。お教えください。

騒音問題への大家さんの対応:妥当性と改善策

賃貸住宅における騒音問題は、大家さんや不動産管理会社にとって非常にデリケートな問題です。今回のケースでは、大家さんの対応に疑問を感じられるのも無理はありません。 「階上階下を入れ替える」という提案は、一見すると迅速な解決策のように見えますが、実際には問題解決にはなっていない可能性が高いです。 なぜなら、根本原因である階上住人の騒音問題に対処していないからです。

大家さんの対応の背景

大家さんの提案は、必ずしも「面倒だから我慢させよう」という意図だけではありません。いくつか考えられる背景があります。

  • 過去のクレームがないことへの安心感:今まで騒音に関する苦情がなかったため、今回のケースを例外的なものと捉え、比較的簡単な解決策として階上階下入れ替えを提案した可能性があります。
  • 直接的な介入を避けたい:騒音問題に直接介入すると、入居者間のトラブルに発展し、大家さん自身がトラブルに巻き込まれるリスクを懸念している可能性があります。 特に、階上住人と直接対峙して注意するとなると、感情的な対立に発展する可能性も考慮する必要があるでしょう。
  • コスト削減:騒音問題の解決には、専門業者への依頼や法的措置など、費用がかかる可能性があります。 引っ越し費用を負担することで、コストを最小限に抑えようとした可能性も考えられます。
  • 再発防止への不安:仮に階上住人に注意をしたとしても、騒音問題が再発する可能性があります。 その場合、再度苦情を受けたり、対応に追われたりするリスクを避けるために、入れ替えを提案した可能性があります。

しかし、これらの背景を理解したとしても、大家さんの対応は適切とは言えません。騒音問題は、入居者の快適な生活を脅かす重大な問題であり、大家さんは適切な対応を取る責任があります。

騒音問題の適切な対処法

騒音問題を解決するには、以下のステップを踏むことが重要です。

1. 記録を残す

騒音発生日時、内容、頻度などを記録します。 できれば、スマホなどで録音・録画しておくと、証拠として有効です。

2. 大家さんへの再交渉

大家さんには、騒音の記録を提示し、具体的な解決策を求めます。 単に「階上階下を入れ替える」という提案ではなく、階上住人への注意、騒音対策の工事など、具体的な解決策を提示してもらいましょう。

3. 不動産会社への相談

大家さんとの交渉がうまくいかない場合は、不動産会社に相談します。 不動産会社は、大家さんと入居者間の仲介役として、適切な解決策を提案してくれる可能性があります。

4. 専門家への相談

それでも解決しない場合は、弁護士や専門機関に相談することを検討しましょう。 専門家は、法的措置を含めた適切なアドバイスをしてくれます。

5. 具体的な解決策の提案

大家さんとの交渉では、単に「うるさい」と訴えるだけでなく、具体的な解決策を提案することが重要です。 例えば、

  • 階上住人への注意:大家さんを通して、階上住人に騒音問題を伝え、改善を求める。
  • 防音対策:カーペットの敷設、窓の防音対策など、騒音対策工事を依頼する。
  • 引っ越し:どうしても解決しない場合は、引っ越しを検討する。 この場合、引っ越し費用は大家さんが負担するのが一般的です。

これらの提案を提示することで、大家さんも具体的な対応を検討しやすくなります。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士の視点から見ると、大家さんの対応は不適切です。 賃貸借契約において、大家さんは入居者に静穏な生活環境を提供する義務があります。 騒音問題が発生した場合、大家さんは適切な対応を取る必要があります。 階上階下を入れ替えるという提案は、問題の根本的な解決にはならず、大家さんの責任逃れと捉えられる可能性があります。 今回のケースでは、まず階上住人に注意し、それでも改善が見られない場合は、適切な騒音対策を行うか、あるいは引っ越し費用を負担して解決すべきです。

まとめ:騒音問題は放置しない

賃貸住宅における騒音問題は、入居者の生活の質を大きく左右する深刻な問題です。 大家さんの対応に不満がある場合は、積極的に交渉し、具体的な解決策を求めることが重要です。 記録を残し、必要に応じて専門家に相談することで、問題を解決できる可能性が高まります。 今回のケースのように、安易な解決策で済ませるのではなく、根本的な原因に対処することで、より良い居住環境を確保しましょう。

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