除湿機使用後、カビが増えた!その原因と対策

除湿機を使用したところ、余計部屋がカビてしまいました。 この冬ナショナルの除湿機F-YZC60を湿気とカビ対策のため使用したところ、昨年よりも余計カビてしまいました。 除湿機は中古なのでお手入れに問題があるのでしょうか? 除湿機設置と同時に結露防止のシートを窓にはりました。 こちらの方との関連もあるのでしょうか? 結露は激減し、湿気もなくなったのですが、床とか家具の側面とかにアオカビがはえてしまいました。 マンションの北側6畳の洋室で、普段はあまり使わない部屋です。 何が原因と考えられますか?

カビ発生の原因究明:除湿機と結露防止シートの効果

除湿機を使用し、結露防止シートを貼ったにも関わらずカビが増えたとのこと、大変お困りのことと思います。原因を特定するために、一つずつ検証していきましょう。まず、ご質問にある状況を整理すると、以下のようになります。

* **使用機器:** ナショナル除湿機F-YZC60(中古)
* **使用場所:** マンションの北側6畳の洋室(普段はあまり使用しない)
* **対策:** 除湿機使用、窓への結露防止シート貼り付け
* **結果:** 結露は減少、しかし床や家具にアオカビが発生

これらの情報から、カビ発生の原因として考えられる可能性をいくつか挙げ、それぞれ詳しく見ていきましょう。

可能性1:除湿機の不適切な使用とメンテナンス不足

中古の除湿機を使用されているとのことですが、適切なメンテナンスがされているかを確認することが非常に重要です。除湿機内部には、湿気を吸着したフィルターや排水タンクなど、カビの温床になりやすい箇所があります。

  • フィルターの清掃:フィルターに埃や汚れが詰まっていると、除湿能力が低下し、カビの繁殖を助長する可能性があります。説明書に従って、定期的にフィルターを清掃または交換しましょう。使用頻度が高い場合は、より頻繁な清掃が必要です。
  • 排水タンクの清掃:排水タンクに水が溜まったまま放置すると、雑菌やカビが発生します。使用後は必ず排水タンクを空にし、乾燥させてから保管しましょう。汚れがひどい場合は、中性洗剤で丁寧に洗浄しましょう。
  • 内部の清掃:除湿機内部にもカビが発生している可能性があります。専門業者に依頼するか、自身で分解清掃を行う場合は、必ず電源を切り、安全に配慮して作業を行いましょう。内部の清掃は、専門知識が必要な場合もありますので、不安な場合は専門業者に依頼することをお勧めします。

可能性2:結露防止シートによる室温変化と空気の停滞

結露防止シートは結露を防ぐ効果はありますが、室内の空気循環を阻害する可能性があります。特に、普段使用しない部屋の場合、空気の入れ替えが少なく、湿気がこもりやすくなります。結露防止シートを貼ったことで、窓付近の結露は防げたものの、部屋全体の湿度バランスが悪くなり、カビが発生しやすくなった可能性があります。

可能性3:部屋の換気不足と湿気のこもり

北側の6畳の洋室で、普段はあまり使用しない部屋とのことですので、換気が不十分である可能性が高いです。湿気は空気中に存在し、換気によって排出されます。換気が悪いと、湿気がこもり、カビの発生を招きます。

可能性4:家具や建材からの湿気

家具や建材自体に含まれる水分が、時間をかけて放出され、カビの発生を招くことがあります。特に、古い家具や湿気に弱い素材の家具は注意が必要です。

カビ対策:具体的な改善策

上記の原因を踏まえ、具体的な改善策を提案します。

  • 除湿機の徹底清掃:まず、除湿機を分解して徹底的に清掃しましょう。それでも改善が見られない場合は、新しい除湿機への買い替えも検討しましょう。
  • 定期的な換気:窓を開けて、部屋全体を十分に換気しましょう。特に、湿度が高い時間帯や、部屋を使用しない時間帯にも換気を心がけましょう。換気扇があれば、積極的に使用しましょう。
  • 除湿剤の使用:除湿機と併用して、除湿剤を使用するのも効果的です。クローゼットや押入れなどの狭い空間にも有効です。
  • 湿度計の設置:部屋の湿度を常に把握するために、湿度計を設置しましょう。湿度が60%を超える場合は、換気や除湿を強化しましょう。
  • カビ取り剤の使用:既に発生しているカビに対しては、カビ取り剤を使用しましょう。使用前に必ず使用方法をよく確認し、換気を十分に行いながら作業しましょう。安全のため、ゴム手袋やマスクを着用することをお勧めします。
  • 家具の配置:家具を壁から離して配置し、空気の循環を良くしましょう。また、通気性の良い家具を選ぶことも重要です。
  • 結露防止シートの見直し:結露防止シートの効果と、空気循環への影響を考慮し、必要であればシートの種類を見直したり、通気性を確保する工夫をしましょう。例えば、シートと窓の間に隙間を作るなど。

専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、カビ問題はインテリアの美観だけでなく、健康面にも影響を与える深刻な問題です。適切な換気と除湿は、快適な室内環境を保つ上で不可欠です。 また、家具の素材や配置もカビの発生に影響するため、通気性の良い素材を選び、家具の配置にも工夫が必要です。例えば、壁際に家具を寄せすぎず、空気の流れを確保するなどです。

まとめ:快適な住空間のために

カビ問題は、放置すると健康被害にもつながるため、早めの対策が重要です。今回ご紹介した対策を参考に、快適で健康的な住空間を実現してください。 それでも改善が見られない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。

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