防音室で上階からの騒音対策と勉強・楽器用防音室の違い

防音室は、上階からの騒音(足音等)の軽減にも期待できますか? また、勉強用と楽器用ではどちらがよりその目的に適していますか? いずれはよく調べたうえ防音室を購入したいと思っているのですが、現在は調べる時間が取れない状況です。 そこで今回は人様に教えを請い、レンタルというかたちで一時的にしのいでいこうと考えています。 皆様のお知恵をお貸し頂けますと嬉しいです。申し訳ございませんが2つ質問させて下さい。 ■「上階からの足音」にも防音室は有効でしょうか? 上階の住人に10年以上悩まされています。(築1995年の鉄筋コンクリ分譲マンションで、上階住人は床をフローリングとタイルに改造しています。自分自身も元々神経質なタイプなのですが、、) 正直、もうこの環境に適応して(諦めて)いる部分もあるのですが、先日会社から資格の取得を奨められてから防音室の事を考えるようになりました。その資格は自分にはかなり難易度が高く感じられ、一定期間厳密に計画通り勉強していく必要があると考えたためです。 現状は、休日等の在宅時は耳栓をしていることが多く、騒音がひどい時は環境BGM等をイヤホンで聞き、又、集中して作業したい時などはイヤホンをつけたままで過ごします。この現状のまま資格試験勉強に突入してしまうとおそらく家では一日中イヤホンを装着したままになってしまう恐れがあります。(図書館や喫茶店での勉強は考えず、自宅のみで考えています) そこで、「防音室に入れば、耳栓か極小音量のイヤホン装着でやり過ごせるのではないか?」と考えました。少しだけメーカーのWEBページ等を調べたのですが、「上階の足音に有効」というような記述は見つけることができませんでした。 ■勉強用と楽器用の防音室の違いは何でしょうか? 楽器用は内側からの騒音を抑える目的で、勉強用は外側からの騒音を抑える目的、と勝手に考えたのですが、違いますか?用途別に分かれているという事は何らかの違いがあると思いますが、教えて頂けますと助かります。 どなたかご教示頂けますと大変助かります。宜しくお願い致します。

上階からの足音軽減に防音室は有効?

結論から言うと、防音室は上階からの足音の軽減に一定の効果は期待できます。しかし、完全な遮音は難しいことを理解しておく必要があります。 築1995年の鉄筋コンクリートマンションとのことですが、建物の構造や防音性能、上階からの振動の伝わり方など、様々な要因が影響します。フローリングやタイルへのリフォームは、特に足音の伝わりやすさを増幅させる可能性があります。

防音室の効果を高めるためには、防音室自体の性能に加え、設置場所も重要です。床や壁からの振動を軽減するために、防音マットなどを併用するのも有効です。また、防音室の設置場所を選ぶ際には、できるだけ床と壁に直接接触しないようにする設置面に防振材を使用するなどの工夫が必要です。

ご自身の状況では、耳栓やイヤホンに頼っている現状から、防音室を利用することで、それらの使用頻度を減らせる可能性があります。完全な静寂は得られないかもしれませんが、騒音レベルを大幅に下げることで、集中して勉強できる環境作りに貢献するでしょう。

防音室レンタルのメリット・デメリット

防音室の購入前にレンタルを利用することは、賢い選択です。メリットとデメリットを理解した上で検討しましょう。

  • メリット:初期費用を抑えられる、自分の部屋に合うか試せる、必要期間だけ利用できる
  • デメリット:レンタル費用がかかる、設置場所の制限がある、性能が購入品より劣る場合がある

専門家の視点:音響設計士からのアドバイス

音響設計士の視点から見ると、上階からの騒音対策には、防音室だけでなく、遮音性の高いカーテンや絨毯などを併用することで、より効果を高めることができます。また、騒音源である上階への対策(例えば、上階住民との話し合い)も重要な要素です。

勉強用と楽器用防音室の違い

あなたの考えられている通り、勉強用と楽器用では、防音室の目的が異なります。

* 楽器用防音室:室内の音を外部に漏らさないことを重視します。そのため、高い遮音性能が求められ、壁や天井、扉などに厚みのある遮音材が使用されます。また、楽器演奏による振動対策も考慮されています。

* 勉強用防音室:外部の音を室内に侵入させないことを重視します。そのため、高い吸音性能が求められ、壁や天井に吸音材が使用されます。ただし、楽器演奏ほどの振動対策は必要ありません。

しかし、実際には、両方の機能を兼ね備えた防音室も多く存在します。特に、レンタルの場合、特定の用途に特化した防音室を用意しているとは限りません。

防音室選びのポイント

防音室を選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。

  • 遮音性能:数値で示される遮音等級(dB)を確認しましょう。数値が高いほど遮音性能が高いです。
  • 吸音性能:吸音材の種類や厚みを確認しましょう。吸音性能が高いと、室内の残響音が減り、集中しやすくなります。
  • サイズ:勉強するスペースや楽器の大きさ、必要な広さを考慮しましょう。
  • 価格:購入・レンタル費用、設置費用などを比較検討しましょう。
  • 設置場所:マンションの場合は、管理規約を確認しましょう。

具体的なアドバイス:資格取得のための勉強環境

資格取得のための勉強では、集中力が非常に重要です。防音室は、騒音ストレスから解放され、集中力を高めるのに役立ちます。レンタルで防音室を試用し、効果を実感してから購入を検討することをお勧めします。

まとめ

防音室は、上階からの騒音軽減にも役立ちますが、完全な遮音は難しいです。レンタルで試してから購入を検討することが、費用対効果の面でも有効です。勉強用と楽器用では、遮音性能と吸音性能のバランスが異なりますが、多くの製品は両方の機能を兼ね備えています。 防音室選びは、遮音性能、吸音性能、サイズ、価格、設置場所などを総合的に判断することが重要です。 資格取得に向けて、最適な勉強環境を整え、目標達成を目指しましょう。

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