間接照明をメインにしたお部屋で、既存の照明器具をスマートに隠す方法

間接照明をメインに使うとしたら、元々部屋についている電気はどうやって隠していますか??

間接照明をメインに採用し、温かみのある空間を演出したいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、既存の照明器具をそのままにしておくと、せっかくの幻想的な間接照明の雰囲気が台無しになってしまいますよね。そこで今回は、間接照明をメインとしたインテリアで、既存の照明器具をスマートに隠す方法について詳しく解説します。 様々なインテリアスタイル、特に北欧風、モダン、和モダン、シンプルモダンなど、様々なデザインに合わせた工夫もご紹介します。

既存照明器具を隠すための3つの方法

間接照明を効果的に活用し、かつ既存の照明器具を目立たなくする方法として、大きく分けて以下の3つの方法があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを踏まえ、ご自身のインテリアスタイルや好みに合った方法を選択しましょう。

1.照明器具をカバーする

最も手軽な方法が、既存の照明器具をカバーすることです。 様々な素材やデザインのカバーが市販されているため、インテリアの雰囲気に合わせて選ぶことができます。

  • 布製のカバー:柔らかな光を演出したい場合に最適。様々な色や柄があり、インテリアのアクセントにもなります。デメリットとしては、埃がつきやすく、定期的なお手入れが必要な点です。
  • 木製カバー:ナチュラルな雰囲気を演出したい場合に最適。木の種類やデザインによって、様々な表情が楽しめます。耐久性にも優れていますが、価格はやや高めです。
  • 金属製のカバー:モダンでスタイリッシュな雰囲気を演出したい場合に最適。素材や色によって、様々な印象を与えられます。耐久性が高い一方で、素材によっては冷たさを感じることがあります。

カバーを選ぶ際には、照明器具のサイズや形状、そして全体のインテリアデザインとの調和を考慮することが重要です。 例えば、北欧風のインテリアであれば、木製のカバーやシンプルなデザインの布製カバーがおすすめです。一方、モダンなインテリアであれば、金属製のカバーや幾何学模様の布製カバーなどが適しています。

2.照明器具を分解・撤去する

カバーだけでは隠しきれない場合や、よりすっきりとした空間を演出したい場合は、照明器具を分解・撤去する方法も検討できます。ただし、これは専門知識や電気工事の資格が必要となる場合があるため、必ず電気工事士に依頼しましょう。安全面を考慮し、自己判断での作業は避けてください。

  • メリット:既存の照明器具が完全に視界から消えるため、間接照明のみで構成された、より洗練された空間を演出できます。
  • デメリット:費用と手間がかかります。また、撤去後の配線処理なども考慮する必要があります。

撤去後は、天井に穴が開いた状態になるため、適切な処理が必要です。 例えば、パテで埋めたり、天井クロスを張り替えたりする必要があります。 これらの作業も電気工事士に依頼することをおすすめします。

3.照明器具を活かすアレンジ

既存の照明器具を完全に隠すのではなく、間接照明と組み合わせることで、新たな魅力を生み出すことも可能です。例えば、シーリングライトをダウンライトとして活用し、間接照明との組み合わせで立体的な空間を演出するなどが考えられます。

  • ペンダントライトとの組み合わせ:既存のシーリングライトを活かしつつ、ペンダントライトを間接照明として追加することで、空間の奥行きと温かみを演出できます。
  • 間接照明の光を反射させる:既存の照明器具を、間接照明の光を反射させるための素材で覆うことで、間接照明の効果を高めることができます。例えば、鏡面仕上げの素材などを活用するのも良いでしょう。

この方法は、既存の照明器具を活かすことでコストを抑えつつ、間接照明との調和を図ることができます。

具体的な事例と専門家のアドバイス

ここでは、具体的な事例と、インテリアコーディネーターのアドバイスをご紹介します。

事例1:和モダンスタイル

既存のシーリングライトは、和紙製のカバーで覆い、柔らかな光を演出。壁面には間接照明としてLEDテープライトを設置し、落ち着いた雰囲気の和モダン空間を実現。

事例2:北欧スタイル

既存の照明器具は撤去し、天井にはダウンライトを設置。壁面には間接照明としてシェルフライトを設置し、シンプルながらも温かみのある北欧スタイルを実現。

インテリアコーディネーター 山田花子さんからのアドバイス:

「間接照明をメインにする場合、既存の照明器具の処理は非常に重要です。 ただ隠すだけでなく、インテリア全体のデザインと調和させることが大切です。 そのためには、部屋全体のレイアウトやインテリアスタイルをしっかりと把握し、照明器具と間接照明のバランスを考慮することが重要です。 もし迷う場合は、専門家であるインテリアコーディネーターに相談してみるのも良いでしょう。」

まとめ

間接照明をメインとした空間を演出する上で、既存の照明器具の処理は重要なポイントです。今回ご紹介した3つの方法を参考に、ご自身のインテリアスタイルや好みに合った方法を選択し、理想の空間を実現してください。 専門家のアドバイスを参考に、安全で美しい空間づくりを目指しましょう。

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