間接照明と蛍光灯、どっちが目に優しい?部屋を暗くせずにオシャレに魅せる照明選び

照明について教えてください。今度引っ越すのですが、部屋をおしゃれにしたいと思い間接照明をやってみようと思っているのですが、間接照明を見るとほとんどがオレンジ色というんでしょうか?普通の蛍光灯(輪っかのやつ)より暗めで照射範囲が狭いですよね?そこで質問ですが、普通の蛍光灯(輪っかのやつ)と間接照明でよく使われるオレンジ色の照明、どちらが目に優しいのでしょうか?また、間接照明を使っている部屋の画像を見ると暗めなのですが、生活を送るにあたって支障はありませんか?(物が見にくいとか気持ちが暗くなるなど)

間接照明と蛍光灯の比較:明るさ、色温度、目の負担

間接照明と蛍光灯、どちらが目に優しいかというご質問ですが、一概にどちらが良いとは言えません。それは、明るさ、色温度、照射範囲など、様々な要素が目に与える影響に関係しているからです。

明るさ:生活空間の照度を確保する

まず、明るさについてです。蛍光灯、特に環状蛍光灯は、比較的広い範囲を明るく照らすことができます。一方、間接照明は光源を隠して壁や天井に反射させるため、直接的な明るさは蛍光灯よりも弱くなります。そのため、間接照明のみで生活空間全体を明るく照らすのは難しい場合が多いです。

生活空間における適切な照度は、場所によって異なりますが、一般的にリビングルームでは300ルクス程度、寝室では100ルクス程度と言われています。間接照明をメインにすると、これらの照度を確保するために、複数の光源が必要になったり、補助照明として蛍光灯やLEDシーリングライトなどを併用する必要があるでしょう。

色温度:オレンジ色の暖色系と白色系の違い

次に、色温度です。蛍光灯は、色温度が高い(=白っぽい光)ものが一般的です。一方、間接照明でよく使われるオレンジ色の光は、色温度が低い(=暖色系)です。

色温度と目の負担の関係は、人によって感じ方が異なります。一般的に、高色温度の光は集中力を高める効果がある一方、長時間見ていると目が疲れるという意見もあります。低色温度の光はリラックス効果がありますが、眠気を誘う可能性もあります。

間接照明でオレンジ色の光を選ぶ場合、リラックス効果を高めたい寝室などに適しています。リビングなどでは、オレンジ色と白色系の照明を組み合わせることで、空間の雰囲気と機能性を両立させることができます。

照射範囲:空間演出と機能性のバランス

照射範囲に関しても、蛍光灯の方が圧倒的に広いです。間接照明は、光を間接的に届けるため、照射範囲が狭く、影ができやすい傾向があります。そのため、読書や細かい作業には不向きです。

しかし、この照射範囲の狭さが、間接照明の空間演出効果を高めるポイントでもあります。柔らかな光が空間を包み込み、落ち着いた雰囲気を作り出せます。

間接照明を効果的に使うためのコツ

間接照明だけで生活するには不便な面もありますが、上手に活用すれば、おしゃれで快適な空間を演出できます。

間接照明とメイン照明の組み合わせ

間接照明は、メイン照明を補う役割として使うのがおすすめです。例えば、シーリングライトなどのメイン照明で全体を明るく照らし、間接照明で空間の雰囲気を演出する、という方法です。

メイン照明には、LEDシーリングライトなど、明るさを調整できるものがおすすめです。状況に応じて明るさを変えることで、間接照明とのバランスを調整できます。

間接照明の種類と選び方

間接照明には、様々な種類があります。

  • 間接照明付きシーリングライト:天井に埋め込むタイプで、手軽に間接照明を取り入れられます。
  • フロアスタンド:床置きタイプの照明で、高さや角度を調整できます。
  • テーブルランプ:テーブルに置くタイプの照明で、読書灯としても使えます。
  • 壁掛け照明:壁に直接取り付けるタイプで、省スペースで設置できます。
  • LEDテープライト:家具の裏や棚の下などに設置して、間接照明として利用できます。

それぞれの照明器具の特徴を理解し、部屋のレイアウトや好みに合わせて選びましょう。

オレンジ色以外の選択肢も検討する

間接照明はオレンジ色だけでなく、白色系やその他のカラーも豊富です。オレンジ色は暖かくリラックスできる雰囲気を作り出しますが、白色系は明るく清潔感のある空間を演出できます。部屋の雰囲気や用途に合わせて、最適な色温度の照明を選びましょう。

専門家の意見:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から見ると、間接照明は空間の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。ただ、間接照明だけで生活空間を照らすのは難しいので、メイン照明との組み合わせが重要です。

「間接照明だけで暗い…」と感じた場合は、明るさを調整できるLEDシーリングライトと組み合わせることをお勧めします。また、間接照明の色温度は、部屋の用途や雰囲気に合わせて選ぶことが大切です。リラックスしたい寝室には暖色系、作業に集中したい書斎には白色系など、使い分けることでより快適な空間になります。

まとめ:間接照明で快適でオシャレな空間を

間接照明は、適切なメイン照明との組み合わせ、そして適切な色温度の選択によって、快適でオシャレな空間を演出できます。オレンジ色の間接照明は、リラックス効果が高い一方、生活空間全体を明るく照らすには不向きです。そのため、メイン照明との組み合わせを工夫し、明るさと雰囲気のバランスを調整することが重要です。様々な照明器具や色温度を検討し、あなたにとって最適な照明環境を作り上げてください。

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