長期不在時の部屋の閉め方:湿気対策と防犯対策の両立

長期で家を留守にする場合(今月から半年ぐらいの間)部屋の間仕切りや、ドアは閉めておいた方が良いですか?それとも開けておいた方が良いですか? (ある程度空気が流れた方が良いかと思って…)又、湿気のこもりやすい押し入れ・流しの扉・風呂場は、開けておいた方が良いですか?

長期不在時の部屋の空気の循環と湿気対策

長期で家を空ける際、部屋のドアや間仕切り、収納の扉の開閉について、多くの方が迷うポイントです。通気性を確保して湿気対策をしたい一方で、防犯面も考慮する必要があります。結論から言うと、状況に応じて適切な対応が必要です。全てを開放しておくのが最善とは限りません。

部屋のドアや間仕切りの開閉について

基本的には、閉めておくことをおすすめします。 空気を循環させることは重要ですが、長期不在中は防犯上のリスクを軽減することが優先されます。 全てのドアや間仕切りを開放しておくと、不審者にとって侵入しやすくなってしまう可能性があります。

ただし、完全に密閉するのではなく、換気を考慮する必要があります。 窓を少し開けておく、もしくは換気扇を弱運転にしておくなど、空気の入れ替えを行う工夫が必要です。 ただし、窓を開ける場合は防犯対策をしっかり行い、防犯ガラスや補助錠などを活用しましょう。

湿気のこもりやすい場所の対策

押し入れ、流し、風呂場など湿気がこもりやすい場所は、特に注意が必要です。

  • 押し入れ:扉は開けておくことをおすすめします。ただし、中に湿気やすいもの(布団など)を収納する場合は、除湿剤などを併用しましょう。通気性を高めるために、扉を開けておくだけでなく、定期的に押し入れの中を掃除し、風通しをよくすることも重要です。湿気を吸着する素材の収納ケースを使用するのも効果的です。
  • 流し:扉は閉めておいた方が良いでしょう。排水口の臭いや虫の侵入を防ぐためです。ただし、湿気がこもりやすい場合は、扉を開けておくか、定期的に換気扇を回して乾燥させる必要があります。シンク下の湿気対策には、除湿シートや乾燥剤が有効です。
  • 風呂場:換気扇を回したままにしておくことが重要です。扉は状況によりますが、換気扇の性能によっては開けておく方が効果的な場合もあります。ただし、防犯上のリスクを考慮し、窓や換気口からの侵入を防ぐ対策を講じる必要があります。浴室乾燥機能付きの浴室の場合は、乾燥機能を使用すると効果的です。

専門家(インテリアコーディネーター)の視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、長期不在時の家の管理は、単なる湿気対策だけでなく、「家の状態を維持する」という観点も重要です。

「家を空ける期間が半年と長いので、家具や建材へのダメージを最小限に抑えることが重要です。湿気対策はもちろん、直射日光による日焼けや、温度変化による木材の反りなども考慮する必要があります。そのため、カーテンやブラインドの調整、家具の配置なども、事前に検討しておくと良いでしょう。」と、あるインテリアコーディネーターはアドバイスしています。

具体的な対策とアドバイス

長期不在時の家を守るためには、以下の対策を講じることが重要です。

湿気対策

* 除湿剤の設置:押し入れ、クローゼット、靴箱などに除湿剤を置くことで、湿気を効果的に吸収できます。
* 換気扇の活用:キッチン、浴室の換気扇を定期的に回すことで、湿気を排出できます。
* 窓の開閉:天気の良い日には、窓を開けて換気を行い、湿気を逃がしましょう。ただし、防犯対策は忘れずに。
* エアコンの使用:不在前にエアコンの除湿機能を使用し、室内の湿度を下げておくのも効果的です。
* 通気性の良い家具の選択:通気性の良い素材の家具を選ぶことで、湿気がこもりにくくなります。

防犯対策

* 郵便物の整理:不在中に郵便物が溜まらないように、郵便局に不在届を出したり、信頼できる人に頼んで受け取ってもらうようにしましょう。
* 照明タイマー:照明タイマーを使用することで、人がいるように見せかけることができます。
* 防犯カメラの設置:防犯カメラを設置することで、不審者の侵入を抑制できます。
* 近隣への声かけ:近隣住民に不在期間を伝え、何か異常があれば連絡してもらうように頼んでおきましょう。
* 防犯システムの導入:セキュリティ会社と契約し、防犯システムを導入することで、より安全性を高めることができます。

その他

* 定期的な点検:信頼できる人に定期的に家を見てもらうように依頼しましょう。
* ガス・電気の確認:ガスや電気の供給を止めておくか、必要に応じて調整しましょう。
* 植物の手入れ:植物がある場合は、世話ができる人に頼むか、枯れないように工夫しましょう。

これらの対策を組み合わせることで、長期不在中の家の安全と状態を維持することができます。 状況に応じて、最適な対策を選択し、安心できる長期不在を実現しましょう。

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