鉢植えの観葉植物を元気に育てるための完全ガイド

鉢植え植物の育てかたを教えてください。あまりまめではありませんがこれまで頂き物などいくつかの観葉植物を育ててきました。しかしいつもどこで間違うのか、失敗します。それぞれ水のやり方や環境には気を付けてきました。以外失敗例および現況 ・金のなる木 何度か鉢を大きくしました。午前中しか日が当たらない部屋でしたがどんどん大きくなりました。ちゃんと落葉など取り除いたのですが土の表面にカビが生えました。鉢の中にみっちり根っこがはえていましたが、これ以上大きくしたくなかったのでなすすべもなくそのままにしましたところいつしか枯れ果てました。 ・コーヒーの木、パキラ、テーブルヤシ、ゴールドクレスト いずれも理想の大きさになるまで何度かの植え替えをしました。現在まだ全て生きているようです。(葉に緑の部分がある)とにかく根っこがみっちりです。地表まで盛り上がっているものもあります。もうこれ以上大きくしたくありません。 これらを通して、質問です。 ・大きくしたくないのに根っこがどんどん増えてみっちりしてしまったらどうしたらいいですか。現在ゴールドクレストに関してはかなりヤバイです。土を抱き込んでギュッとなっているようです。その他の種類もゴールドクレスト程ではないもののかなりの密度です。 ・水を与えているだけだと地表がまったりしますよね?聞いたこともありませんが、耕したりする必要ってあるのですか?それともまったりしたままで普通なのですか。なんとなくカビの原因になるんじゃないかななどと考えました。 ・地表に出ている、所謂”木”の部分、大きさを制限するにはどのようにしていったらいいのですか?その木本来の大きさからかけ離れたサイズにとどめることは不可能なんでしょうか。 死なせてしまった木についてはいくつか思い当たることがあります。 ・植物にいいと思って米の磨ぎ汁を遣っていたことがある。カビはそれも原因? ・鉢皿の水は捨てるものだと今の今まで知らなかった。いつもうっすら入れたままにしていた。 支離滅裂になってしまいましたがお詳しいかた、どうか知恵をお貸し下さい。補足皆様、早々にありがとうございます。ゴールドクレストなんですが、これは現在かなり大きな、何リットルかは不明ですが、プチトマトなどを作るような鉢に入れています。高さも1m50cmくらいはあるんじゃないでしょうか。子供の誕生祝に市から鉢植えで頂いたものです。たしかに地面に放ちたいところなんですが、我が家には庭などがなくて。大きくなるのは知っていましたが鉢植えでいけるのかと思ってました。。。無謀だったのでしょうか^^; それ以外の木は大体直径15cmくらいの鉢ですね。

観葉植物の育成におけるよくある問題と解決策

長年、観葉植物を育ててきた経験から、多くの失敗例と成功例を踏まえて、ご質問にお答えします。まず、ご指摘の「金のなる木」の枯死や、現在育てている植物の根詰まり、土の表面のベタつき、植物の大きさの制御など、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

根詰まりと対処法

根詰まりは、鉢のサイズに対して根が過剰に成長し、鉢の中で根が圧迫されている状態です。これは、植物の生育を阻害し、枯死につながる可能性があります。ご質問にあるように、コーヒーの木、パキラ、テーブルヤシ、そして特にゴールドクレストは根詰まりが深刻な状態のようです。

  • 対策1:鉢の選び方と植え替え
    • 根詰まりが軽度であれば、一回り大きな鉢に植え替えることで解決する場合があります。ただし、植物の生育を抑制したいのであれば、現在の鉢のサイズを維持したまま、根詰まりを解消する必要があります。
    • 植え替えの際は、古い土を出来るだけ取り除き、新しい培養土を使用しましょう。根を傷つけないように注意深く作業してください。根をほぐす作業は、根を傷つけやすいので、慎重に行いましょう。根を傷つけると、植物が弱ってしまう可能性があります。
    • 鉢底石を適切な量入れることで、水はけを良くしましょう。水はけが悪いと根腐れの原因になります。
  • 対策2:根詰まり解消のための剪定
    • 根詰まりが激しい場合は、根を一部切り詰める必要があります。これは専門的な知識が必要となるため、不安な場合は園芸店などに相談することをお勧めします。根を切る際には、清潔なハサミを使用し、切り口に殺菌剤を塗布することで、感染症を防ぎます。
    • 根を切る際は、全体の1/3程度を目安に行いましょう。切りすぎると植物が弱ってしまう可能性があります。
  • 対策3:生育抑制剤の使用
    • 植物の生育を抑制する薬剤があります。園芸店などで相談の上、適切な薬剤を選び、使用方法を守って使用しましょう。薬剤を使用する際には、必ず使用方法をよく読んでから使用しましょう。

特にゴールドクレストのように大きな鉢に植わっている植物は、植え替えが困難な場合があります。その場合は、根を一部切り詰める方法や、生育抑制剤の使用を検討する必要があります。

土の表面のベタつきとカビ

土の表面がベタつくのは、水やりが多すぎる、または排水性が悪いことが原因です。カビの発生も、これらと密接に関係しています。

  • 対策1:水やりの調整
    • 土の表面が乾いてから水やりをするようにしましょう。指で土の表面を触って、乾いていることを確認してから水やりをするのがおすすめです。
    • 鉢皿に溜まった水は必ず捨てましょう。常に水が溜まっている状態は根腐れの原因となります。
  • 対策2:通気性の改善
    • 土の表面を軽く耕すことで、通気性を改善することができます。ただし、根を傷つけないように注意深く行いましょう。耕す際には、根を傷つけないように浅く耕しましょう。
    • 鉢底石を使用することで、排水性を向上させることができます。
  • 対策3:カビの除去
    • カビが生えている場合は、土の表面を軽く取り除き、新しい土と交換しましょう。カビ取り剤を使用する場合は、植物に影響がないものを選び、使用方法をよく読んでから使用しましょう。

米ぬかを使うのは、カビの発生リスクを高める可能性があります。植物への効果は限定的なので、使用は避けた方が良いでしょう。

植物の大きさの制御

植物の大きさを完全に制御することはできませんが、ある程度の抑制は可能です。

  • 対策1:剪定
    • 植物の種類によって適切な剪定方法が異なります。剪定の時期や方法を間違えると、植物が弱ってしまう可能性があります。専門書や園芸サイトなどを参考に、植物の種類に合った剪定方法を学びましょう。
  • 対策2:鉢のサイズ
    • 鉢のサイズを小さくすることで、根の生育を抑制することができます。ただし、鉢が小さすぎると、植物の生育が阻害される可能性があります。適切な鉢のサイズを選ぶことが重要です。
  • 対策3:生育抑制剤
    • 生育抑制剤を使用することで、植物の生育を抑制することができます。ただし、使用方法を間違えると植物に悪影響を与える可能性があります。園芸店などで相談の上、適切な薬剤を選び、使用方法を守って使用しましょう。

ゴールドクレストのように既に大きくなってしまった植物は、剪定や生育抑制剤の使用を検討する必要があります。

専門家のアドバイス

園芸のプロフェッショナルであるA氏によると、「観葉植物の育成において最も重要なのは、植物の種類に合った適切な管理を行うことです。水やり、日当たり、肥料、そして植え替えなど、それぞれの植物の特性を理解し、それに合わせたケアをすることが大切です。根詰まりは、植物の生育を阻害する大きな要因の一つなので、定期的に鉢の状態を確認し、必要に応じて植え替えを行うことが重要です。」とのことです。

まとめ

観葉植物の育成は、試行錯誤の連続です。今回ご紹介した方法を参考に、植物の状態を良く観察し、適切な対応を行うことで、より長く、そして健康的に植物を育てることができるでしょう。それでも不安な場合は、近くの園芸店などに相談することをお勧めします。

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