鉄骨造マンションの振動と対策:道路工事と揺れの関係

築15年の鉄骨7階建て賃貸マンションの7階に住んでいます。すぐ横に4車線の国道が通っており、路面が凸凹しているため、大型コンテナやトラックが通ると部屋の床が振動し、地震と間違うほどです。マンションは鉄骨RC構造と言われましたが、こんなに振動するものでしょうか?また、最近1車線を水道管工事しており、深夜に重機でアスファルトなどを剥がしています。その際に、微妙にゆっくりとマンションが揺れます。このような揺れは普通のことでしょうか?最近各地で地震があり精神的に不安で、引っ越しを考えています。

鉄骨造マンションの振動:何が原因?

築15年の鉄骨造マンション、特に7階という高層階で、道路からの振動が大きく感じられるとのこと、ご心配ですね。まず、鉄骨RC構造についてですが、これは鉄骨と鉄筋コンクリートの複合構造を指します。鉄骨が建物の骨組みを担い、コンクリートが壁や床を構成することで、強度と耐震性を高めています。しかし、完全に振動を遮断できるわけではありません。

振動の原因として考えられるのは以下の通りです。

  • 交通振動:国道4車線のすぐ隣という立地条件から、大型車両の通行による振動が最も大きな原因と考えられます。路面の凹凸が振動を増幅している可能性が高いです。特に、大型コンテナやトラックは重量が大きく、低周波の振動を発生させます。これは、建物の構造によっては共振現象を引き起こし、体感する振動を大きくしてしまう可能性があります。
  • 工事振動:水道管工事による重機の作業も、振動の原因となっています。深夜の作業は、周囲の騒音だけでなく、建物の揺れも大きく感じさせる可能性があります。重機の振動は、交通振動とは異なる周波数帯の振動であるため、重ね合わさってより強い振動として感じられる場合があります。
  • 建物の固有振動数:建物には固有振動数という、特定の周波数で最も大きく揺れる性質があります。交通振動や工事振動の周波数が建物の固有振動数と一致すると、共振現象が発生し、振動が大きく増幅されます。築15年経過しているため、建物の経年劣化による影響も考えられます。

鉄骨RC構造マンションの揺れ:許容範囲は?

「こんなに振動するものでしょうか?」というご質問ですが、残念ながら明確な「許容範囲」を示す数値はありません。体感的な揺れは個人差が大きく、また、建物の構造や周辺環境によって大きく異なります。しかし、地震と間違うほどの振動が日常的に発生するのは、明らかに異常と言えるでしょう。

専門家の意見を聞くことが重要です。

まず、管理会社または不動産会社に状況を説明し、専門家による調査を依頼することをお勧めします。専門家は、建物の構造や振動の状況を調査し、原因を特定し、対策を提案してくれます。調査には、振動計を用いた測定が含まれる可能性があります。測定結果に基づいて、建物の安全性や振動対策の必要性が判断されます。

具体的な対策と引っ越し検討

引っ越しを検討されているとのことですが、まずは以下の対策を検討してみましょう。

1. 管理会社への相談と専門家への調査依頼

これは最も重要なステップです。管理会社に状況を詳細に報告し、専門家による調査を依頼しましょう。調査結果に基づいて、適切な対策を検討できます。

2. 振動対策グッズの検討

専門家の調査結果を待つ間、以下の対策グッズを検討してみましょう。効果の程度は限定的ですが、精神的な不安軽減に役立つ可能性があります。

  • 防振マット:家具の下に敷くことで、振動を吸収する効果が期待できます。特に、床に直接触れている家具に効果的です。
  • 防音カーテン:防音効果だけでなく、ある程度の振動吸収効果も期待できます。窓からの振動を軽減するのに役立ちます。

3. 生活習慣の見直し

振動が気になる時間帯を把握し、その時間帯は静かな場所で過ごすなど、生活習慣を見直すことで、精神的な負担を軽減できます。

4. 引っ越し

専門家の調査結果や、対策を講じても改善が見られない場合は、引っ越しも検討しましょう。精神的な健康を損なう前に、新たな住まいを探すことも重要です。

インテリアと振動対策の両立

振動対策とインテリアの両立は、難しい課題ですが、以下の点を考慮することで、快適な空間を維持できます。

  • 家具の配置:振動の伝わりやすい壁から離れた場所に家具を配置する。
  • 素材選び:振動を吸収しやすい素材の家具やカーテンを選ぶ。
  • 色の効果:落ち着いた色合いのインテリアは、精神的な安定感を与え、振動によるストレスを軽減する効果が期待できます。グレーなどの落ち着いた色は、リラックス効果を高めるためおすすめです。

まとめ

鉄骨RC構造のマンションであっても、道路交通や工事による振動が大きく感じられる場合があります。まずは管理会社に相談し、専門家の意見を聞き、適切な対策を講じることが重要です。引っ越しも選択肢の一つですが、専門家のアドバイスを参考に、最適な判断をしてください。

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