鉄骨造りの賃貸マンション選び:重量鉄骨と軽量鉄骨の見分け方と不動産会社への対応

不動産屋で鉄骨表記の建物は、重量鉄骨造り?軽量鉄骨造り?3階建ての賃貸マンション、1LDKのお部屋で二人暮らしをしようと思っているのですが、今まで地元で住んでいた単身用の重量鉄骨造りのマンションが良い感じだったので、また重量鉄骨の角部屋に住みたいなと思っています。そして候補が何件かあるのですが…築年同じ(3~5年)のアパートで、広さや日当たり等が同じで、最寄り駅も町名も同じお部屋より、候補のマンション3件はお値段が数万高いので、重量だと思いたいのですが、実際、造りはどうなのでしょう…。また、不動産屋に問い合わせた場合に、嘘を(重量なのに軽量と言ったり、教えてくれなかったり)する可能性はありますか?

鉄骨造りの種類と特徴:重量鉄骨と軽量鉄骨の違い

「鉄骨造」という表記だけでは、重量鉄骨造りか軽量鉄骨造りかは判断できません。不動産会社に確認することが必須です。 価格が高いからといって必ずしも重量鉄骨とは限りません。 築年数、立地、設備、デザインなど、価格に影響する要素は様々です。 重量鉄骨と軽量鉄骨の違いを理解することで、より的確な判断ができます。

重量鉄骨造りの特徴

重量鉄骨造りは、柱や梁などの鉄骨の断面が大きく、頑丈な構造です。耐震性・耐久性に優れ、高層マンションなどに多く用いられます。 一般的に、防音性も高く、地震にも強いため、快適な居住空間が期待できます。 しかし、建築コストが高いため、家賃も高くなる傾向があります。

* メリット:高い耐震性、耐久性、防音性、高級感
* デメリット:建築コストが高い、改修が難しい場合がある

軽量鉄骨造りの特徴

軽量鉄骨造りは、重量鉄骨造りに比べて鉄骨の断面が小さく、比較的軽量な構造です。 重量鉄骨造りよりも建築コストが低く抑えられるため、比較的リーズナブルな価格帯のマンションやアパートに多く採用されています。 しかし、耐震性や耐久性、防音性は重量鉄骨造りより劣る場合が多いです。

* メリット:建築コストが低い、比較的自由度の高い設計が可能
* デメリット:耐震性・耐久性・防音性が重量鉄骨造りより低い場合が多い

不動産会社への確認方法と注意点

不動産会社に問い合わせる際には、曖昧な表現ではなく、具体的な質問をすることが重要です。

具体的な質問例

* 「このマンションの構造は重量鉄骨造りですか?それとも軽量鉄骨造りですか?具体的な断面寸法を教えていただけますか?」
* 「建築確認申請書の写しを見せていただけますか?」(建築確認申請書には構造の種類が記載されています)
* 「建物の構造に関する図面を見せていただけますか?」

不動産会社が嘘をつく可能性

残念ながら、不動産会社が建物の構造について不正確な情報や誤解を招くような説明をする可能性はゼロではありません。 そのため、複数の情報源から情報を集め、自分で確認する努力が大切です。

その他、マンション選びのポイント

重量鉄骨かどうかだけでなく、以下の点も考慮してマンションを選びましょう。

築年数とメンテナンス状況

築年数が同じでも、メンテナンス状況によって建物の状態は大きく異なります。 外壁のひび割れ、雨漏り、設備の老朽化などがないか、しっかりと確認しましょう。 管理組合の活動状況なども確認することで、将来的な修繕費用についても検討できます。

周辺環境

駅からの距離、スーパーや病院などの生活利便性、騒音、治安など、周辺環境も重要な検討事項です。 実際に現地を訪れて、時間帯を変えて確認することをお勧めします。

間取りと収納

二人暮らしの場合、収納スペースの広さも重要です。 クローゼットや収納庫のサイズ、収納方法などを確認しましょう。 また、生活動線も考慮し、使い勝手の良い間取りを選びましょう。

専門家の意見:建築士の視点

建築士の視点から見ると、重量鉄骨と軽量鉄骨の違いは、単に鉄骨のサイズだけでなく、接合方法や耐震設計にも大きく影響します。 同じ軽量鉄骨でも、最新の耐震技術が採用されていれば、十分な耐震性を確保できる場合があります。 そのため、「重量鉄骨」という点に固執するよりも、建物の構造計算書を確認し、耐震性能を評価することが重要です。 不動産会社に構造計算書を見せてもらうことを強くお勧めします。

まとめ:情報収集と冷静な判断を

重量鉄骨のマンションに住みたいという希望は理解できますが、価格だけで判断せず、複数の情報源から情報を集め、冷静に判断することが大切です。 不動産会社に積極的に質問し、必要であれば専門家(建築士など)に相談することも検討しましょう。 快適な二人暮らしのための、最適なマンション選びを実現してください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)