鉄骨戸建と木造戸建の違い:築15年重量鉄骨+木造3階建の物件購入検討における疑問点と解決策

専門的見解を!鉄骨戸建と一般の木造戸建との違いを教えてください!築15年重量鉄骨+木造3階建5LDK+αの物件。 部屋多数にバリアフリー(2世帯同居予定)、さらに念願の店舗スペースまで付いていたため本格的に検討中。◆質問◆1)木造戸建と比べて固定資産税の違い、2)全面外壁修繕費用(通常戸建2件分位の費用といわれただけなので、外壁塗装の種類と大まかな金額)、3)年代環境踏まえて建物の耐震強度、4)耐久年数、5)必要メンテナンス(何年位で など)、6)その他メリットとデメリットや注意点や、体験談お願いします。~◆詳細◆元持ち主…建物の防水関係の社長(現在買い上げた不動産屋管理)。1階が重量鉄骨で組まれ事務所(25帖程)で、2階3階の5LDKが住居という形で注文住宅。外壁ひび割れアリ。職業柄防水対策や基礎はしっかりしているらしい。環境…関東で平坦、2階建民家とマンション(ベランダ側)があり数M離れている。北は舗装された駐車場、通りを挟んで浄水場。日当たり風通し良し。 補足 ◆現状◆売り主の管理会社(紹介された不動産屋とは別)が委託した業者による価格内で一部リフォーム中、調査後に追加料金で全面的に外壁修繕する予定なので、価格交渉のアドバイスもお待ちしてます!

1. 木造戸建と重量鉄骨造戸建の固定資産税の違い

固定資産税は、建物の構造や規模によって異なります。一般的に、重量鉄骨造は木造よりも建築コストが高いため、固定資産税の評価額も高くなります。築15年という経過年数も考慮すると、木造戸建と比較して固定資産税が高くなる可能性が高いでしょう。具体的な金額は、所在地の市町村役所に問い合わせるか、固定資産税評価額を算出するオンラインツールを利用することで確認できます。

2. 外壁修繕費用:塗装の種類と大まかな金額

築15年の建物で外壁にひび割れがあるとのことですので、全面的な修繕が必要となるでしょう。外壁塗装の種類は、大きく分けて以下のものがあります。

  • シリコン樹脂塗料:耐久性が高く、価格も比較的リーズナブル。10年程度の耐久性が見込めます。
  • フッ素樹脂塗料:シリコン樹脂塗料よりも耐久性が高く、15年以上の耐久性が見込めますが、価格も高めです。
  • 無機塗料:最も耐久性が高く、20年以上の耐久性が見込めますが、価格も最も高くなります。

外壁面積や使用する塗料の種類によって費用は大きく変動しますが、一般的な戸建住宅の場合、外壁塗装費用は50万円~200万円程度が相場です。今回の物件は「通常戸建2件分位の費用」とのことですので、100万円~400万円程度を見込んでおく必要があるでしょう。価格交渉にあたっては、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。

3. 耐震強度:年代と環境を考慮した評価

築15年の重量鉄骨造は、耐震基準が現在よりも緩かった時代に建築されている可能性があります。しかし、重量鉄骨造は木造に比べて耐震性に優れているため、適切なメンテナンスが行われていれば、大きな問題はないと考えられます。ただし、建物の状態を専門家(建築士や耐震診断士)に点検してもらうことが重要です。耐震診断の結果に基づいて、必要であれば補強工事を行う必要があります。

4. 耐久年数:重量鉄骨と木造の比較

重量鉄骨造の耐久年数は、適切なメンテナンスを行うことで、50年以上と長く保つことができます。一方、木造住宅の耐久年数は、適切なメンテナンスを行っても30~40年程度です。重量鉄骨造は木造に比べて耐久性に優れていると言えるでしょう。

5. 必要メンテナンス:頻度と内容

重量鉄骨造と木造、それぞれで必要なメンテナンスは異なります。

重量鉄骨造のメンテナンス

  • 外壁塗装:10~15年周期
  • 屋根塗装:10~15年周期
  • 鉄骨の腐食点検:定期的な点検が必要
  • 防水工事:必要に応じて

木造住宅のメンテナンス

  • 外壁塗装:10年周期
  • 屋根塗装:10年周期
  • シロアリ対策:定期的な点検と防除
  • 雨漏り対策:必要に応じて

6. メリット・デメリットと注意点

重量鉄骨造のメリット

  • 耐震性が高い
  • 耐久性が高い
  • 火災に強い
  • 防音性が高い

重量鉄骨造のデメリット

  • 建築コストが高い
  • 固定資産税が高い
  • リフォーム費用が高い
  • 鉄骨の腐食に注意が必要

木造住宅のメリット

  • 建築コストが低い
  • 固定資産税が低い
  • リフォーム費用が比較的低い
  • デザインの自由度が高い

木造住宅のデメリット

  • 耐震性が低い
  • 耐久性が低い
  • 火災に弱い
  • 防音性が低い

価格交渉のアドバイス

価格交渉にあたっては、以下の点を考慮しましょう。

  • 複数の業者に見積もりを依頼する
  • 修繕箇所の詳細なリストを作成する
  • 類似物件の価格を調査する
  • 交渉の余地を残しておく

まとめ

重量鉄骨造と木造住宅にはそれぞれメリットとデメリットがあります。今回の物件は、重量鉄骨と木造の複合構造で、店舗スペースも備えているため、利便性が高い反面、維持管理費用は高くなる可能性があります。購入を検討する際には、専門家による建物診断を行い、耐震性や耐久性、必要なメンテナンス費用などをしっかりと把握した上で、価格交渉を進めることが重要です。

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