鉄製棚と荷重:1トン近い重量に耐えられる床か?18畳の部屋で安全に収納する方法

奥行70センチ、幅2メートル50センチ、高さ180センチほどの鉄の棚があります。重さは150キロくらいで、足が4本です。足の設置面は10センチ×10センチほどです。この棚を2台(計300キロ)部屋(普通の住居1F)の壁面にそって、長く置き、この棚の上に更に150キロほどの荷物(棚2台分で300キロになります)をおきたいのですが、床が抜ける心配はないでしょうか??更に更に!棚の下にスペースがあるので、そこにもダンボール8箱(計30キロほど×8個ほどの荷物)をずらりとならべておく予定なのですが・・床は、ナショナルのジョイフロアーのあまり高く無いヤツです。大工さんには、とくに床に関して注文はしませんでしたので一般的な住居の床だと思うのですが、この重量で床が抜けないか、気になります。要は、部屋の1つの壁面に、上記棚あわせて1トン弱の荷重がかかること、あと、別のスペースにもまだ500キロ程度の荷物をおく予定があります。部屋の大きさは、18畳~20畳ほどです。詳しい方、教えていただけると助かります。よろしくお願いします

1トン近い重量と床強度:危険性と対策

18畳の部屋に、鉄製棚2台(計300kg)とその上の荷物150kg、棚下の荷物240kg、そしてさらに500kgの荷物を置く計画とのこと。合計で約1140kg、つまり1トン弱の荷重が床にかかります。これは、一般的な住宅の床強度を大きく超える可能性があり、床が抜ける危険性があります。

床の耐荷重の確認

まず、重要なのは床の耐荷重を確認することです。一般的な住宅の床の耐荷重は、㎡あたり150kg~200kg程度と言われています。しかし、これはあくまで平均値であり、建物の構造や築年数、床材の種類によって大きく異なります。

ナショナルのジョイフロアーは、比較的強度のある床材ですが、1トン近い荷重に耐えられるかどうかは断言できません。床下地や構造材の状況も大きく影響します。建築図面を確認するか、建築業者に相談して、床の耐荷重を正確に把握する必要があります。

荷重分散の重要性

仮に床の耐荷重が十分であったとしても、荷重の集中は危険です。鉄製棚の足は10cm×10cmと小さく、荷重が一点に集中します。これでは、床材が局部的に破損する可能性があります。

そこで、以下の対策が重要です。

  • 荷重分散:棚の足下に、広い面積の板(合板など)を敷いて、荷重を分散させます。板の面積は、棚の重量を考慮して、十分な強度を持つものを選びましょう。例えば、厚さ20mm以上の合板を使用することをお勧めします。
  • 棚の配置:棚を壁面に沿って配置するとのことですが、壁に面した部分の床強度を特に確認しましょう。壁の構造によっては、床への荷重が集中しやすいためです。
  • 荷物の配置:棚の上の荷物は、均等に配置しましょう。一方に偏ると、荷重が集中して床への負担が大きくなります。棚の下のダンボールも同様です。
  • 床補強:もし床の耐荷重が不足している場合は、床補強工事が必要になります。専門の大工さんや建築業者に相談し、適切な補強方法を検討しましょう。これは、後から対処するよりも、事前に計画的に行う方が費用を抑えられます。

専門家の意見:建築士や構造エンジニアへの相談

1トン近い荷重は、素人判断では危険です。建築士や構造エンジニアに相談し、専門的なアドバイスを受けることを強くお勧めします。彼らは、建物の構造や床の強度を正確に評価し、安全な荷重範囲や必要な補強工事について適切な提案をしてくれます。

専門家への相談方法

* 建築士事務所:地域の建築士事務所に相談し、現場調査を依頼しましょう。
* 構造設計事務所:より専門的な意見が必要な場合は、構造設計事務所に相談しましょう。
* 不動産会社:賃貸物件の場合は、不動産会社に相談し、床の耐荷重について確認しましょう。

具体的な対策例:安全な収納を実現するためのステップ

1. **床の耐荷重調査:** 建築図面を確認するか、専門業者に調査を依頼します。
2. **荷重分散対策:** 棚の足元に、十分な面積と厚さの合板を敷きます。
3. **荷物の配置計画:** 棚の上と下、そして部屋全体の荷物の配置を計画的に行い、荷重を分散させます。
4. **専門家への相談:** 必要に応じて、建築士や構造エンジニアに相談し、安全性を確認します。
5. **補強工事の実施:** 床の耐荷重が不足している場合は、専門業者に補強工事を依頼します。

まとめ:安全第一で収納計画を

大量の荷物を収納する際には、床の耐荷重を十分に考慮することが重要です。安全を確保するためには、専門家への相談と適切な対策が不可欠です。安易な判断で床が抜けてしまうと、大きな損害につながる可能性があります。安全を第一に考え、計画的に収納計画を進めていきましょう。

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