鉄筋マンション6畳部屋を23度に暖める!ガスファンヒーター、エアコン、灯油ファンヒーターの比較と電気代節約術

暖房のことでおたずねします。前提として鉄筋マンションで室温10度の6畳の部屋を23度程度まで暖めたいとき、ガスファンヒーターとエアコンの暖房、どっちがコストが安いんでしょうか?灯油ファンヒーターはなぜか賃貸契約書の中で使用が禁じられているのですが、これも一応比較していただければと思います。あともう1点。エアコンですが、冷房使用時と暖房使用時では同じ運転時間でも電気代は違うものなのでしょうか?知識のあります方、どうかご教示ください。

6畳の鉄筋マンションを暖める!3つの暖房器具の比較

10℃の6畳の鉄筋マンションの部屋を23℃まで暖める場合、ガスファンヒーター、エアコン、灯油ファンヒーターのそれぞれについて、コスト、メリット、デメリットを比較検討してみましょう。 賃貸物件で灯油ファンヒーターの使用が禁止されている理由についても触れていきます。

ガスファンヒーター

メリット:

  • 即暖性が高い:スイッチを入れた直後からすぐに暖かさを感じられます。寒い時期の朝の身支度や帰宅時などに便利です。
  • 暖房能力が高い:比較的狭い空間であれば、短時間で設定温度に到達しやすいです。
  • 比較的安価:購入費用はエアコンに比べて安価です。

デメリット:

  • ランニングコストが高い:ガス代は、エアコンや灯油ファンヒーターに比べて高くなる傾向があります。特に長時間使用するとコストが大きくなります。
  • 換気が必要:燃焼時に二酸化炭素が発生するため、こまめな換気が必要です。換気不足は一酸化炭素中毒のリスクにもつながります。
  • 乾燥しやすい:燃焼式の暖房器具は空気を乾燥させやすい傾向があります。加湿器との併用がおすすめです。

コスト:ガス料金は地域や使用量によって大きく変動します。目安として、1時間あたりのガス代は10円~30円程度とされていますが、これはあくまで平均的な数値です。実際の費用は、ガス会社との契約内容や使用状況によって異なります。

エアコン

メリット:

  • ランニングコストが比較的低い:ガスファンヒーターと比較すると、電気代は抑えられます。特に、省エネ性能の高い機種を選ぶことが重要です。
  • 省スペース:設置場所を取らず、すっきりとしたインテリアを保てます。
  • 空気を乾燥させにくい:燃焼式ではないため、空気が乾燥しにくいというメリットがあります。
  • 冷暖房両用:一年を通して使用できるため、コストパフォーマンスが高いです。

デメリット:

  • 暖まるまでに時間がかかる:ガスファンヒーターと比べて暖まるまでに時間がかかります。
  • 初期費用が高い:購入費用はガスファンヒーターに比べて高額です。
  • メンテナンスが必要:定期的な清掃やフィルター交換が必要です。

コスト:電気代は使用時間やエアコンの機種、設定温度によって大きく変動します。省エネ性能の高い機種を選ぶことで電気代を節約できます。1時間あたりの電気代は、機種や設定温度にもよりますが、10円~30円程度と予想されます。

灯油ファンヒーター

メリット:

  • 暖房能力が高い:短時間で部屋を暖めることができます。
  • ランニングコストが比較的低い:灯油の価格は変動しますが、一般的にガスや電気よりも安価です。

デメリット:

  • 換気が必要:燃焼式のため、換気が必須です。一酸化炭素中毒のリスクにも注意が必要です。
  • ニオイや排気ガス:燃焼時にニオイや排気ガスが発生します。換気は必須です。
  • 火災リスク:取り扱いには注意が必要です。賃貸物件では使用禁止となっているケースが多いです。
  • 保管場所が必要:灯油の保管場所が必要です。

コスト:灯油の価格は変動しますが、ガスや電気よりも安価な場合が多いです。しかし、賃貸物件での使用禁止を考慮すると、現実的な選択肢とはなりにくいでしょう。

賃貸物件で灯油ファンヒーターが禁止されている理由

賃貸物件で灯油ファンヒーターの使用が禁止されている主な理由は、火災リスク管理上の問題です。灯油は可燃性が高く、取り扱いミスによる火災の危険性があります。また、灯油の保管や廃棄、機器のメンテナンスなど、管理会社にとって負担となる点も禁止理由の一つです。

エアコンの冷房と暖房の電気代の違い

エアコンの冷房と暖房では、同じ運転時間でも電気代は異なります。暖房運転の方が電気代が高くなります。これは、暖房は室温を上げるために多くのエネルギーを必要とするのに対し、冷房は室温を下げるため、比較的少ないエネルギーで済むためです。また、ヒートポンプ式エアコンは、暖房時にはヒーターを使用するため、消費電力が増加します。

電気代節約のための具体的なアドバイス

エアコンを使用する際の電気代節約のための具体的なアドバイスをご紹介します。

エアコンの設定温度を見直す

設定温度を1℃下げるだけで、電気代を約10%節約できます。室温23℃に設定するのではなく、22℃や21℃に設定するだけでも効果があります。

タイマー機能を活用する

必要な時間だけエアコンを使用するように、タイマー機能を有効活用しましょう。外出時や就寝時には、タイマーで自動的に停止するように設定することで、無駄な電力消費を抑えられます。

省エネモードを利用する

多くのエアコンには省エネモードが搭載されています。このモードを使用することで、消費電力を抑えながら快適な室温を保つことができます。

定期的な清掃とメンテナンス

エアコンのフィルターや内部を定期的に清掃することで、効率的な運転を維持し、電気代を節約できます。

窓からの冷気や熱気を遮断する

窓から冷気や熱気が逃げないように、カーテンやブラインドを活用しましょう。断熱効果の高いカーテンを選ぶことで、さらに効果的です。

インテリアと暖房器具の調和

暖房器具は、インテリアの一部でもあります。部屋全体の雰囲気を壊さないように、デザインや色にも気を配りましょう。たとえば、コンパクトなデザインのエアコンや、部屋のインテリアに合わせたカラーのガスファンヒーターを選ぶことで、より快適で美しい空間を作ることができます。

まとめ

6畳の鉄筋マンションを23℃に暖めるには、エアコンが最もコストパフォーマンスが良い選択肢と言えます。ただし、初期費用が高いことや、暖まるまでに時間がかかることを考慮する必要があります。ガスファンヒーターは即暖性が高いものの、ランニングコストが高いため、長時間使用するには向きません。灯油ファンヒーターはランニングコストが低いものの、賃貸物件では使用が禁止されていることが多いです。 電気代節約のためには、設定温度の見直し、タイマー機能の活用、省エネモードの利用、定期的な清掃など、様々な工夫をしましょう。

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