鉄筋コンクリート住宅のひび割れと安全性の確認、補償について

鉄筋住宅の故障(ひび割れ)について詳しい方、安全なのか教えて頂けないでしょうか? また、補償についてもわかれば教えて頂きたいです。お願い致します。 賃貸アパートの2階の部屋で、天井を横断する形で、端から端までクラックが入っています。 また、天井と壁の境目の角にもクラックが入っています。 以前からクロスにしわが寄っていたのは気が付いていましたが、先日の雨の際に、天井から雨漏りがして初めてひび割れだと気が付き管理会社に問い合わせをしました。 ちなみに雨漏れはバケツに5分の1ほどたまりました。 管理会社では、コンクリートは収縮するのでクラックは普通に入ります。天井が崩れることは絶対にないですと言っています。 しかし、住んでいるものにしてみると、端から端までななめ一直線に入ったヒビは怖い気がしてしまいます。 崩れないものでしょうか? また、雨漏りがすると言うことは3階とうちとの間に水が入っているのですから、カビなどが発生していると思います。 補強面と健康面で非常に不安です。 この様なアパートは出た方がよいでしょうか?その際の費用は見てもらえるのでしょうか? お願い致します。

鉄筋コンクリート住宅のひび割れ:原因と危険性

賃貸アパートの天井に発生したひび割れと雨漏り、そしてそれによる健康面への不安、退去時の費用負担など、多くの心配事が寄せられています。まずは、鉄筋コンクリート造住宅のひび割れについて、その原因と危険性を詳しく見ていきましょう。

ひび割れの原因

鉄筋コンクリート構造の建物は、コンクリートの乾燥収縮や温度変化、地震などによって、どうしてもひび割れが発生することがあります。管理会社が言うように、小さなひび割れ自体は必ずしも危険を意味するものではありません。しかし、今回のケースのように、天井を横断するような大きなひび割れ、さらに雨漏りまで発生している状況は、深刻な問題を抱えている可能性があります。

具体的な原因としては以下の可能性が考えられます。

  • コンクリートの施工不良: コンクリートの配合不良や、打設時の不適切な作業などが原因で、強度不足やひび割れが発生しやすくなります。
  • 鉄筋の腐食: 鉄筋の腐食はコンクリートの強度を低下させ、ひび割れの原因となります。雨漏りによって鉄筋が腐食している可能性も考慮する必要があります。
  • 地震による損傷: 地震によって建物の構造体に損傷が生じ、ひび割れが発生することがあります。
  • 経年劣化: 建物の老朽化に伴い、コンクリートの強度が低下し、ひび割れが発生しやすくなります。
  • 外部からの衝撃: 落雷などによる衝撃も原因となる可能性があります。

ひび割れの危険性

端から端まで伸びるような大きなひび割れは、建物の構造的な問題を示唆している可能性があります。特に、雨漏りが発生しているということは、防水層に問題があることを示しており、放置すると、鉄筋の腐食が進行し、建物の強度が著しく低下する可能性があります。

さらに、雨漏りによって湿気がこもり、カビやダニの発生、結露による健康被害も懸念されます。

専門家による調査と安全性の確認

管理会社の見解は、あくまで一般的な見解であり、今回のケースの状況を正確に把握した上での判断とは言い切れません。安心安全に暮らすためには、専門家による調査が不可欠です。

建築士や構造技師への依頼

信頼できる建築士や構造技師に依頼し、建物の状態を詳細に調査してもらいましょう。彼らは、ひび割れの原因を特定し、安全性を評価する専門知識を持っています。調査の結果に基づいて、必要な補修工事や対策を提案してくれるでしょう。

調査のポイント

調査を依頼する際には、以下の点を伝えるようにしましょう。

  • ひび割れの位置と大きさ:写真やスケッチで詳細に伝えましょう。
  • 雨漏りの状況:雨漏りの量、発生場所、発生時期などを具体的に説明しましょう。
  • 過去の修繕履歴:過去に修繕工事が行われたことがある場合は、その内容を伝えましょう。

調査費用

調査費用は、調査の範囲や専門家の資格、経験によって異なりますが、数万円から数十万円程度かかる場合が多いです。

補償について

雨漏りの原因が建物の老朽化や施工不良にある場合、管理会社または家主が修繕費用を負担する可能性が高いです。賃貸借契約書をよく確認し、修繕義務に関する条項を確認しましょう。

賃貸借契約書の確認

契約書には、修繕義務に関する条項が記載されているはずです。管理会社に契約書のコピーを請求し、条項の内容を確認しましょう。

管理会社との交渉

管理会社に、専門家による調査結果を提示し、修繕費用負担について交渉しましょう。必要に応じて、弁護士や専門家への相談も検討しましょう。

退去について

現状のままでは、健康面や安全面で不安が残るため、退去を検討することも選択肢の一つです。

退去時の費用負担

退去する場合、通常は原状回復義務を負いますが、今回の雨漏りは居住者の責任ではないため、修繕費用を負担する必要はない可能性が高いです。ただし、契約書の内容によって異なるため、事前に管理会社とよく話し合う必要があります。

退去手続き

退去を希望する場合は、賃貸借契約書に定められた手順に従って、管理会社に申し出ましょう。

まとめ

鉄筋コンクリート住宅のひび割れは、軽微なものであれば問題ない場合もありますが、今回のケースのように大きなひび割れや雨漏りが発生している場合は、専門家による調査が不可欠です。安全性を確認し、必要であれば修繕工事を行い、健康被害を防ぎましょう。管理会社との交渉や退去についても、契約書の内容をよく確認し、適切な対応を取ることが重要です。

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