金魚の追いかけっこ:オスが弱っている?メスの縄張り意識?原因と対策

一昨年に金魚すくいで貰ってきた和金が2匹います。 体の大きい方がオス、小さい方がメスのようで、今年頭に稚魚も誕生しました。(追い星を確 認) 今までは2匹仲良く、産卵の時はオスがメスを追いかけ回すことはありましたが、先日から立場が逆転したのかメスがオスを追い回すようになりました。 そこで注意して見ていると、今までよりもオスが水面近くで浮いている事が多く、メスが近寄ってくると水音をたてて慌てて逃げ、また離れた水面近くでボーッとしています。 自分で体制を制御しているような感じではなく、流れに身を任せているような、弱々しい感じです。 飼育環境は、30cm位の幅の水槽に、体長5~7cm位の和金が2匹、岩の模型?が1つと水草のモチーフが4本入っています。 水替えは2週間に1回、半量を入れ換えるかたちであまり頻繁に出来ていないです。 ろ過ボーイSを入れていて、フィルターは汚れると交換&そのときにバクテリア投入してます。 体の感じを見てみましたが、尾ぐされや鱗が立ったりはしていなさそうです。 ちょっと鱗の色が薄くなったような気はします。 昼間も、夜に部屋を暗くしてからも、常にオスが逃げ回る時にたてる水面を水が跳ねる音がしていて、可哀想な感じですし、今まで無かった事なので戸惑っています。 何故急にメスがオスを追い回すようになったんでしょうか? オスが病気?で弱ったのか…メスが復讐してるのか…メスの性格が変わったのか… もうひとつ水槽を用意して隔離させるべきなんでしょうが、もう我が家に水槽を増やすスペースがありません。 せめてオスが弱ったのであれば、またメスがイライラしてるのであれば、原因があれば取り除いてあげたいと思っています。 情報が少ないかもしれませんが、どなたか心当たりのあるかたがいらっしゃいましたら、教えて頂けたらと思います。

金魚たちの異変:メスによるオスへの追尾行動の原因を探る

金魚飼育において、オスがメスを追いかけるのは産卵期の一般的な行動ですが、今回のようにメスがオスを追い回すケースは、何かしらの問題を示唆している可能性があります。 オスの弱体化、水質悪化、縄張り争い、ストレスなど、様々な原因が考えられます。 一つずつ検証し、適切な対策を講じていきましょう。

考えられる原因と具体的な対策

1. オスの病気や体調不良

オスが水面で浮いている、動きが弱々しいなどの症状は、病気や体調不良を示唆しています。 鱗の色が薄くなっているという点も、注意が必要です。 考えられる病気としては、以下が挙げられます。

  • 白点病:体表に白い点状の斑点ができる病気。初期症状では目立たない場合もあります。
  • 尾ぐされ病:尾びれが腐って溶けていく病気。初期症状では、尾びれが少し白っぽくなる程度です。
  • 水カビ病:体表に白い綿状のものが付着する病気。
  • 内臓疾患:餌の食べ過ぎや栄養不足によるもの。
  • 老化:高齢の金魚は、体力や免疫力が低下しやすくなります。

対策:

* まずは、オスを隔離して観察しましょう。バケツなどでも構いませんが、エアレーションは必須です。
* 病気の症状を確認し、必要であれば適切な薬浴を行いましょう。薬浴は、病気の種類によって薬剤や期間が異なりますので、専門家やペットショップに相談することをお勧めします。
* 水槽の水質を改善しましょう。下記の水質改善策を実施してください。
* 餌の量を減らし、消化の良い餌を与えましょう。断食も有効な手段です。

2. 水質悪化

2週間に1回、半量の水換えでは、水質が悪化している可能性があります。特に、30cm水槽では、濾過能力が限られています。アンモニアや亜硝酸塩などの有害物質が蓄積し、金魚にストレスを与えている可能性があります。

対策:

* 水換えの頻度を週に1回、または3日に1回に増やし、1/3程度を交換しましょう。
* 水換えの際に、水槽内の底砂や装飾品も綺麗に掃除しましょう。
* ろ過フィルターの清掃・交換をこまめに行いましょう。ろ過バクテリアの働きを維持するために、新しいフィルターに古いフィルターのろ材の一部を移すことが重要です。
* 水質検査キットを使用して、アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩の濃度を定期的にチェックしましょう。

3. 縄張り争い

水槽が狭く、隠れ家が少ないため、縄張り争いが激化している可能性があります。メスがオスを追い回すのは、縄張りを主張する行動かもしれません。

対策:

* 可能であれば、水槽をより大きなものに変更しましょう。
* 水槽内に、隠れ家となる岩や流木、水草などを追加しましょう。これにより、金魚が落ち着いて過ごせる空間を提供できます。
* 水槽のレイアウトを変更することで、縄張り意識を薄める効果が期待できます。

4. ストレス

金魚はデリケートな生き物です。騒音や振動、光量の急激な変化など、様々なストレス要因によって、行動が変化することがあります。

対策:

* 水槽の設置場所を見直し、静かで落ち着ける場所に移動しましょう。
* 直射日光が当たらないように注意しましょう。
* 夜間は、水槽に薄暗いカバーをかけるなどして、落ち着いた環境を作りましょう。

5. メスの性格の変化

メスの性格が変わったという可能性も否定できません。個体差があり、特定の行動の原因を特定するのは難しい場合もあります。

隔離と塩浴について

オスを隔離する際には、バケツでも問題ありませんが、エアレーションは必ず行いましょう。 元の水槽に戻す際には、メスの縄張り意識を考慮し、慎重に行動する必要があります。 レイアウト変更や隠れ家の追加などを検討しましょう。

塩浴は、病気の治療や予防に有効な手段ですが、濃度や期間を間違えると金魚に悪影響を与える可能性があります。 塩浴を行う場合は、必ず専門家やペットショップに相談しましょう。 初心者の方には、少し難易度が高い方法です。

まとめ:金魚たちの幸せのために

金魚が健康で幸せに暮らせるように、飼育環境を見直すことが大切です。 水質管理、隠れ家の確保、ストレス軽減など、できることから一つずつ改善していきましょう。 それでも改善が見られない場合は、動物病院を受診することをお勧めします。

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