金魚のお腹がパンパン!原因と対処法|安心安全な飼育環境を築くためのガイド

金魚のお腹がパンパンに膨らんで、泳ぎもぎこちなくなっています。4年前にホームセンターのペットショプで飼った金魚(姉金)なのですが、現在は60cm幅の水槽に一匹で入れて、悠々と泳いでいます。 しかし、この水槽にした頃(半年くらい前)から、みるみる大きくなり始め、今では全長17〜18cmくらいあり、お腹のまわりもパンパンに張ってきました。まるで琉金のようです。エサはテトラ社の金魚用のものを朝と晩の2回与えています。 いろいろ調べてもみたのですが、ウロコが逆立ったりしていないので【松かさ病】ではないと思うのですが、症状的には、お腹がパンパン過ぎて頭を下にしたような状態で立っていて、泳ぐのは泳ぐのですが、不安定な感じで、ついに今日は若干仰向け泳ぎをするようになりました。2週間前くらいまでは、一日3食あげていたのですが、泳ぎが不安定になってからは、一日2食に減らしました。今日は、塩を投入しました。(以前、元気がなくなった時もそうしたら良くなったので) 良いアドバイスをお教え下さいませ。宜しくお願い致します。補足みなさま、アドバイスありがとうございました。 お腹を押さえてみましたが(怖かったので軽くでしたが)、ガスも液体も出ませんでした。 そして早速、ココア玉を作り、3粒ほど与えました。そして今日も3粒程与えました。 でも今のところ、変化はありません。不安定な泳ぎ方が疲れたのか、ちょっと水槽の隅で仰向けでジっとしている事が多くなりました。もうしばらく様子を見ようと思うのですが、体力が心配です。

金魚がパンパンになる原因:病気の可能性と飼育環境

金魚のお腹がパンパンになる原因は様々です。質問者様の金魚は、大きくなったこと、そして仰向けに泳ぐようになったことから、いくつかの可能性が考えられます。

1. 膨満症

食べ過ぎによる消化不良が原因で、お腹が膨らむ症状です。特に、高カロリーな餌を与えすぎたり、餌の量が多すぎたりすると起こりやすいです。質問者様の場合、一日3食から2食に減らしたとのことですが、それでもまだ餌の量が多い可能性があります。金魚の餌は、水槽の水量や金魚の大きさ、活動量に合わせて調整することが重要です。

2. 水質悪化

水質が悪化すると、金魚の消化器官に負担がかかり、お腹が膨らむことがあります。アンモニアや亜硝酸塩などの有害物質が蓄積すると、金魚の健康に悪影響を及ぼします。定期的な水換え(週に1/3程度)と、フィルターの清掃は必須です。60cm水槽とはいえ、17~18cmの姉金一匹では、水質悪化のリスクは低くありません。

3. 寄生虫

まれに、寄生虫の感染によってお腹が膨らむことがあります。この場合は、専門の獣医に診てもらう必要があります。

4. 他の病気

腎臓や肝臓などの臓器の病気も考えられます。症状が改善しない場合は、動物病院で診察を受けることをおすすめします。

具体的な対処法とアドバイス

質問者様は既に塩浴を試されていますが、効果がない場合は、以下の対処法を試してみてください。

1. 餌の量と種類を見直す

  • 餌の量を減らす:現在の餌の量をさらに減らし、金魚の食欲と消化能力に合わせて調整します。少量を数回に分けて与える方が、消化不良を防ぎやすいです。
  • 餌の種類を変える:テトラ社の金魚用餌以外に、消化の良い餌を試してみましょう。例えば、沈下性の餌や、消化酵素配合の餌などです。様々な種類の餌を試すことで、金魚の好みや消化の良さを見つけることができます。
  • 断食:数日間、餌を与えない断食を行うことで、消化器官を休ませることができます。ただし、断食期間は金魚の体調を見ながら調整し、弱りすぎないように注意が必要です。

2. 水質管理を徹底する

  • こまめな水換え:週に1/3程度の水換えを必ず行い、新鮮な水を供給しましょう。水換えの際に、水槽内の底砂や装飾品なども清掃します。
  • フィルターの清掃:フィルターは定期的に清掃し、目詰まりを防ぎます。フィルターの性能が低下すると、水質悪化につながります。
  • 水質検査:水質検査キットを使用して、アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩などの数値をチェックします。数値が高い場合は、水換えの頻度を増やすなど、適切な対策が必要です。

3. 専門家への相談

症状が改善しない場合、または悪化する場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。金魚専門の獣医がいる病院であれば、より適切な診断と治療を受けることができます。

専門家の視点:金魚飼育における注意点

金魚は比較的飼育しやすい魚ですが、適切な飼育環境と管理が必要です。特に、大型の金魚は、水槽のサイズや水質管理に注意が必要です。

水槽サイズ

17~18cmの姉金には、60cm水槽は少々手狭かもしれません。より広い水槽への変更を検討するのも良いでしょう。金魚のストレス軽減にも繋がります。

水温

金魚は水温の変化に敏感です。急激な水温変化は避け、安定した水温を保つようにしましょう。

隠れ家

金魚は隠れ家となる場所を好みます。水槽内に、流木や水草などを配置して、金魚が落ち着ける空間を作ることも大切です。

まとめ:金魚の健康を第一に

金魚のお腹がパンパンになっている場合、様々な原因が考えられます。まずは、餌の量と種類、水質管理を見直すことから始めましょう。それでも改善しない場合は、専門家への相談を検討してください。金魚の健康状態を常に観察し、早期に適切な処置を行うことが、健康な金魚飼育の鍵となります。

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