野良猫との距離を縮める方法:完全室内猫への道のり

猫との距離は近付いてますか・・・ 野良猫を馴らし始めて9ヶ月になりました。。 完全家猫が最終目標ですが野良生活が長い為、大変難しいです。 餌付けについてはご近所さんには了解して貰ってます。構い過ぎて一時期、家に寄り付かなくなりましたが、最近、猫用のドアを取り付けてから、以前のように家に入ってくつろいでます。手足を伸ばしたり、顔を天井に向けて目をつぶっていびきをかいて寝る事もあります。餌が欲しい時は私の横にちょこんと座りニャニャと二度鳴きます。くつろぐ時は2階のマットに上がっていたのですが、ここの所は私の部屋で一定の距離をとり、同じように手足を伸ばしたり、顔を天井にも向けてマッタリしてます。私の足指の臭いを嗅ぎにくるようにもなり、警戒心が解け距離が近くなったのかなあって思いたいのですが、触れたりする事は嫌います。その為、病院に連れていく事ができません。もっと距離を近付けていっぱい幸せにしてやりたいのですが、私の勝手なエゴですかね?これ以上に距離を近付ける事は可能でしょうか?私の中では気分だけは家猫になってます。遠くで見掛けた時私の元まで物凄い早さで近付きます。涙が出そうになります。

野良猫との絆を深める:段階的なアプローチ

9ヶ月もの間、野良猫との信頼関係構築に尽力されていることに、まず敬意を表します。 猫用のドアを設置し、猫が安心して過ごせる空間を提供することで、大きな進歩が見られましたね。 足指の臭いを嗅いだり、一定の距離を保ちながらくつろいだりすることは、警戒心が徐々に解けている良い兆候です。 しかし、触られることを嫌がるのは、まだ完全な信頼関係が築けていないことを示しています。 大切なのは、猫のペースを尊重し、焦らずゆっくりと距離を縮めていくことです。 「勝手なエゴ」ではありません。猫を愛し、幸せにしてあげたいというあなたの気持ちは、素晴らしいものです。

ステップ1:信頼関係の更なる強化

現在の状況は、非常に良好なスタート地点です。 猫はあなたを安全な存在として認識し始めています。 この信頼関係をさらに深めるために、以下の点を心がけましょう。

  • 距離を保つ:猫が自ら近づいてくるのを待ちましょう。 無理に近づいたり、触ろうとしたりしないことが大切です。 猫があなたに近づく行動(近くに座る、視線を合わせるなど)を、優しく見守ってあげましょう。
  • コミュニケーション:猫がリラックスしている時に、優しく静かな声で話しかけましょう。 猫の鳴き声をよく聞き、その意味を理解しようと努めることも重要です。 ニャニャと二度鳴くのは、餌が欲しいというサインだけでなく、あなたへのコミュニケーションかもしれません。
  • 安全な空間の提供:猫が安心して過ごせる隠れ家となる場所を用意しましょう。 猫用ベッド、キャットタワー、段ボールハウスなど、猫が自由に使える隠れ場所があると、安心感が増します。
  • 環境エンリッチメント:猫が飽きないように、おもちゃや爪とぎなどを用意し、遊びの時間を取り入れましょう。 これにより、猫のストレスを軽減し、あなたとの関わりをよりポジティブなものにできます。

ステップ2:少しずつ触れ合う練習

猫が完全にリラックスしている時、例えば寝ている時などに、ゆっくりと手を近づけてみましょう。 すぐに触ろうとせず、手の匂いを嗅がせることから始めます。 猫が嫌がらないようであれば、少しずつ手のひらを近づけ、最終的には軽く撫でることを試みます。 しかし、猫が嫌がったらすぐに手を離し、決して無理強いしないことが重要です。

ステップ3:信頼関係を基盤とした医療ケア

病院への連れて行きは、猫の健康管理に不可欠です。 しかし、無理強いは逆効果です。 まずは、フェロモン製品(Feliwayなど)を使用し、病院に行くまでの移動を安心させることを検討しましょう。 また、猫が安心できるキャリーケースを用意し、事前にケースに慣れておくことも重要です。 慣れさせるには、ケースの中に猫のお気に入りのベッドやオヤツを入れて、ケースを安全な場所として認識させましょう。 最終的には、猫が自らケースに入るようになることを目指します。

専門家の意見:動物行動学者の視点

動物行動学者によると、野良猫を完全室内猫にするには、時間と忍耐が必要です。 猫は過去の経験から、人間を危険な存在と認識している可能性があります。 そのため、信頼関係を築くには、猫のペースに合わせて、ゆっくりと時間をかけて接することが不可欠です。 無理強いは、かえって猫を怖がらせ、警戒心を高めてしまう可能性があります。 猫が安心して過ごせる環境を整え、信頼関係を築くことで、最終的には触れ合えるようになり、病院への連れて行きも可能になります。

インテリアと猫との共存:快適な空間づくり

猫と快適に暮らすためには、インテリアにも工夫が必要です。

猫が安全に過ごせる空間

* 猫が登れるキャットタワーを設置し、高い場所から周囲を見渡せるようにする。
* 隠れ家となる場所(猫用ベッド、段ボールハウスなど)を用意する。
* 爪とぎを用意し、家具への爪研ぎを防ぐ。
* 猫が落ち着いて過ごせる、静かな場所を確保する。
* 猫が誤って触れても安全な素材の家具を選ぶ。

オレンジ色のインテリアを取り入れる

オレンジ色は、猫にとってリラックス効果のある色と言われています。 猫のベッドやクッション、カーテンなどにオレンジ色を取り入れることで、猫がより落ち着いて過ごせる空間を作ることができます。 ただし、猫の好みは様々なので、最終的には猫の反応を見ながら調整しましょう。

まとめ:愛と忍耐で築く、猫との幸せな時間

野良猫との生活は、多くの時間と忍耐を必要としますが、その努力は必ず報われます。 焦らず、猫のペースに合わせて、一歩ずつ信頼関係を築いていきましょう。 あなたの愛と優しさで、猫はきっと心を開き、あなたとの幸せな時間を過ごしてくれるでしょう。 そして、いつか一緒にオレンジ色の夕日を眺めることができる日が来ることを願っています。

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