野良猫からの室内猫生活:3日目、これからどうすればいいの?

8カ月になる野良猫を飼いだして3日になります。まだ日にちも浅いため、慣れてはいないのですが、今どうするべきかがわからず質問させて頂きました。保護したのは私の知り合いの里親ボランティアをしている方です(Aさんと書かせて頂きます)。Aさんの勤務先でもある大学で野良猫として、母猫や兄弟たちと一緒に、Aさんに餌をもらっていたようです。5月生まれなのですが、まだ産まれた時は母猫が離さず保護には至らなかったらしく、5ヶ月を過ぎたころから1匹だけとてもなつくようになったみたいです。数週間前から大学に工事車両が入りだし、もの凄い轟音に怯え、うちに来た子以外エサも食べなくなってしまったらしく、先週の土曜日に7匹のうちまず1匹を保護したみたいです。私は譲り受けることを決めていた為、日曜日にAさんが去勢手術を受けに連れていってくれました。そして月曜日の退院後に引き取りに行き、ゲージの中で飼い始めたところです。家族は5人で、主人と私と子どもが三人います。子どもたちは6歳、5歳、3歳と小さい子までいますが、昼間は保育園で、帰宅後は猫ちゃんがいる部屋とは違う子ども部屋にいるため、猫を触ったり、目の前で騒ぐようなことも無いと言っていいくらいです。まず引き取って1日目は全く動くこともなく、水だけ飲み食事はなし。2日目も水だけ飲み食事はなし。そして今日3日目は朝起きるとご飯を食べてありました。トイレは初日からすぐ覚え、1日2回ほどしています。ウンチはまだ出ていません。今日トイレの確認と、ベッドをなおすときに、シャーッと威嚇しなかったので、ゆっくり手を持っていったところ、撫でることまで出来ました。でもまだシャーッと威嚇しますし、家の形をしたベッドから全く出てきません。ご飯も水も部屋に人がいると口をつけません。みんなが寝たあとや、私が昼間買い物に出かけた時など、毛糸のボールをぐちゃぐちゃにほどいたり、ゲージの上のものを落としたり、イタズラはしています(笑) ただひとつ思っていることは、このままで慣れてくれるのかということだけです(泣) まだ怯えているのは目に見えてわかりますが、今日撫でてあげたとき、ゴロゴロ言ってばかりいたので、やっぱりさみしいのかなぁ、と思うと可哀想で… 焦ってはいませんが早く抱っこしたり撫でたりいっぱい可愛がってあげたいです。まとまりのない文章ですが、アドバイス頂けると助かります。

8カ月齢の野良猫ちゃんを保護して3日目。まだ警戒心が強く、なかなか慣れてくれないことに不安を感じている飼い主さん、いらっしゃるのではないでしょうか?この記事では、野良猫出身の猫が安心して暮らせる環境づくり、そして信頼関係を築くための具体的な方法を、獣医のアドバイスも交えながらご紹介します。

野良猫出身の猫の現状と課題

質問者様は、工事の音で怯えていた野良猫を保護し、新しい環境で生活を始めたばかりです。3日目にしてご飯を食べるようになり、トイレも上手に使えているのは良い兆候です。しかし、まだ警戒心が強く、人間を避けている様子が伺えます。シャーッと威嚇したり、ゲージから出なかったり、人がいると食事をしないなど、猫が感じるストレスや不安は想像以上に大きいでしょう。

猫が安心できる環境づくり:まずは安全基地を確保

ゲージの設置場所と工夫

猫にとってゲージは、最初は安全な隠れ家、いわば「セーフティゾーン」です。ゲージは、家族の活動範囲から少し離れた、静かで落ち着ける場所に設置しましょう。人の視線が直接当たらない場所、騒音や振動が少ない場所が理想的です。また、ゲージの中に猫が落ち着ける隠れ家となるハウスやタオルなどを用意し、安全だと感じさせる工夫も大切です。ゲージの入り口は常に開けておくことで、猫が自由にゲージに出入りできる状態を保ちましょう。無理強いは逆効果です。

視覚的な刺激を軽減する

野良猫は、急に変化する環境にストレスを感じやすいです。そのため、ゲージ周辺は、落ち着いた色合いのインテリアで統一し、視覚的な刺激を最小限に抑えましょう。派手な色や柄のものは避け、グレーやベージュなどの落ち着いた色調がおすすめです。また、テレビやラジオの音量を下げる、カーテンで窓を覆うなど、騒音や光などの刺激を軽減する工夫も有効です。

匂いの管理

猫は嗅覚が非常に発達しているため、新しい匂いにも敏感です。そのため、ゲージの中は、猫が安心できる自分の匂いで満たすことが重要です。猫が使用済みのタオルやベッドなどをゲージの中に入れておくことで、安心感を高めることができます。逆に、強い匂いの洗剤や柔軟剤は避けるべきです。無香料の洗剤を使用しましょう。

信頼関係を築くための具体的なステップ

無理強いは厳禁!猫のペースを尊重する

猫が人間に懐くには、時間と忍耐が必要です。焦らず、猫のペースに合わせて接することが大切です。無理やり抱っこしたり、触ったりしようとせず、猫の方から近づいてくるのを待ちましょう。猫がゲージから出てきて、部屋を探索し始めたら、それは良いサインです。その際は、猫が逃げ出さないように、ゆっくりとした動きで接しましょう。

コミュニケーションは「声かけ」から始める

猫に話しかける際は、優しく落ち着いた声で語りかけましょう。猫の名前を呼んでみたり、優しく撫でてあげたりするのも効果的です。ただし、猫が嫌がっているようであれば、すぐにやめましょう。猫がリラックスしている時に、ゆっくりと近づき、手の甲を匂わせてみましょう。猫が匂いを嗅いで、警戒心が解けてきたら、優しく撫でてあげましょう。

おやつで信頼関係を構築

猫が好むおやつを用意し、少しずつ距離を縮めていくのも有効です。最初はゲージ越しに、その後はゲージの外で、最終的には手から直接おやつを与えるようにステップアップしましょう。おやつを与える際には、優しく穏やかな声をかけ、猫に安心感を与えましょう。おやつは、猫が喜んで食べるもの、かつ消化に良いものを選びましょう。

専門家のサポートを活用する

どうしても猫が慣れてくれない場合、動物病院や動物行動学の専門家に相談してみましょう。専門家は、猫の行動や性格を分析し、適切なアドバイスをしてくれます。また、猫の健康状態をチェックしてもらうことで、病気や怪我などが原因で警戒心が強くなっている可能性も排除できます。

具体的な事例:グレーインテリアで安心空間を演出

例えば、ゲージ周辺をグレーの落ち着いた色合いのインテリアで統一することで、猫は視覚的な刺激を軽減し、よりリラックスできる空間を得ることができます。グレーの猫ハウス、グレーのベッド、グレーのカーペットなどを組み合わせることで、統一感のある落ち着いた空間を作り出せます。さらに、壁にグレーの猫用ウォールシェルフを設置することで、猫が自由に登ったり、休んだりできる場所を提供することもできます。これにより、猫は安全だと感じ、より早く新しい環境に慣れてくれる可能性が高まります。

まとめ:時間と愛情で信頼関係を築きましょう

野良猫出身の猫が新しい環境に慣れるには、時間と愛情が必要です。焦らず、猫のペースを尊重し、安全で快適な環境を整えてあげることが大切です。そして、継続的なコミュニケーションを通して、ゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。猫があなたを信頼してくれるようになった時、きっと心温まる素敵な時間を共有できるでしょう。

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